社保審医療保険部会が開催/歯科医療界からは日歯の遠藤秀樹常任理事が参加
第107回社会保障審議会医療保険部会(部会長:遠藤久夫/学習院大学経済学部教授)が10月4日、厚労省内で行われた。
今回の協議・検討テーマは、①次回の診療報酬改定に向けた検討、②骨太2017、経済・財政再生計画改革工程表の指摘事項、③平成28年度の医療費・調剤医療費の動向(報告)―など。
このうち①の次期改定に向けた検討では、改定への基本認識、視点、方向性などを議論し、資料提示された中には、「次期診療報酬改定に向けた基本認識、視点、方向性等について」が含まれており、「人生100年時代を見据えた社会の実現」「どこに住んでいての適切な医療・介護を」安心して受けられる社会の実現」「制度の安定性。持続可能性の確保と医療・介護現場の新しい働き方の推進」が開設されている。
基本的視点として①地域包括ケアシステムの構築と医療機能分化・強化・連携の推進、②新しいニーズにも対応できる安心・安全で、質の高い医医療の実現・充実、③医療従事者の負担軽減、働き方改革の推進、④効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続性可能性の向上―の4点が提示された。
議論の中では、先に閣議決定された「骨太方針2017」で、歯科健診の導入に関する施策推進が打ち出されており、このことが今回の議論の中にも影響した。
なお、同部会の歯科医療界からは、歯科医療界からは遠藤秀樹氏(日本歯科医師会常任理事)が構成員となっている。