歯科訪問診療に踏み出そう/これから始める歯科訪問診療講習会に130名が参加

歯科訪問診療に踏み出そう/これから始める歯科訪問診療講習会に130名が参加

協会は9月12日、「これから始める歯科訪問診療講習会」を開催。参加者は約130名であったが、その大多数は、まだ、歯科訪問診療に踏み切っていない会員が占めた。

冒頭で挨拶に立った馬場安彦地域医療部担当副会長は、今次診療報酬改定における歯科訪問診療の位置づけや今後の方向などを説明しつつ、訪問診療の現状などについて報告した。

続く講演では、初めに地域医療部担当理事の横山靖弘氏が、歯科訪問診療をとりまく高齢者の現状や訪問診療の実際を解説した後、患者ニーズの摑み方へのアドバイスや訪問診療時の心構えなどについて、自身の診療所での取り組みをベースに説明した。また、参加者が歯科訪問診療のイメージを把握できるよう、実際の訪問診療現場の写真や動画など用いて、「見て分る」スタイルで紹介した。

次に、地域医療部担当理事の橋本健一氏が歯科訪問診療に関わる診療報酬と介護報酬の請求について、居宅で一名を診療した場合に絞り、症例を交えながらポイントを解説。特に、参加者の大多数が訪問診療未経験者であることに配慮し、請求の可否を明確にする形で説明を続けた。

横山靖弘理事

馬場安彦副会長

 

橋本健一理事