診療報酬改定対策にも万全を期します
「新たな診療報酬を前に 入会のご検討を」
本年度は診療報酬の改定が4月に実施されますが、施行時期が今までの4月から6月に変更となります。今次改定のポイントは、初・再診料の引き上げ、ベースアップ評価料の新設、クラウン・ブリッジ維持管理料における金パラ・銀合金の単冠の算定対象からの除外、歯科訪問診療料の区分が3区分から5区分に再編、医療DX推進体制整備加算の新設など、大幅な変更がされた改定です。
さらに、「か強診」が「口腔管理体制強化加算」に改変され 、「外来環」が「歯科外来診療医療安全対策加算」と「歯科外来診療感染対策加算」に分離されるなど、多くの届出要件と施設基準がクローズアップされる改定となりました。
このような状況ですので、6月施行前の早い段階で改定の中身を十分に理解し、施行に備えていただくことが、非常に重要になってきます。加えて、会員の先生方の求めに応じて、協会として施設基準の講習会、および算定に必要となる研修を開催する予定です。
協会は3月26日に最初の新点数説明会を開催しています。この新点数説明会は、デンタルブックで動画を見ることができますので、参加できなかった方や、分からなかった点、確認したい点がある会員の先生は、ぜひ動画をご覧ください。今後は、4月25日(木)には「在宅医療」を中心に、5月20日(月)には保険請求に関する全体の注意点を中心に新点数説明会を開催する予定です。ぜひ、会員の先生方だけでなく、スタッフの皆様にもご参加いただき、理解を深めていただければと思います。詳細は診療報酬改定特設ページをご覧ください。
会員の先生方が困らないよう、診療報酬の内容だけでなく、医療DX化の内容を分析し、必要な情報は、機関紙やデンタルブックメールニュースなどを通じて情報提供するとともに、必要に応じて行政に要請する形で問題点を提起していきたいと考えています。
協会は歯科医療改善をすべく、混迷を極める情勢や2年ごとに容赦なく行われる診療報酬改定に振り回されることがないよう、努めてまいりますので、会員の先生方にも一層のお力添えをいただき、未入会の先生方は入会をご検討ください。
東京歯科保険医協会
組織部長 福島 崇