東京医科歯科大学附属技工士学校が61年の歴史に幕 /学長も吉澤靖之氏に交代

東京医科歯科大学附属技工士学校が61年の歴史に幕

3月30日、東京医科歯科大学附属歯科技工士学校が閉校式を行った。同歯科技工士学校は、2011年4月に4年制の「歯学部口腔保健学科口腔保健工学専攻」に改組されており、同技工士学校は卒業生を送った後は新規の入学生は募集は行わずにいた。そして今年3月に最後の修了生を送り出すと同時に同校61年の歴史に幕を閉じることとなった。なお、同校を受け継いだ歯学部口腔保健学科口腔保健工学専攻(4年制)では、来年3月に初の卒業生を送り出し、新たな歴史がスタートする。閉講式には、協会機関紙で2011年5月1日号(№490号)でインタビューにご協力いただいた東京医科歯科大学学長の大山喬史氏も列席してあいさつを述べている。

大山学長は3月31日をもって学長任期満了により勇退し、後任の新学長には副学長を務めていた吉澤靖之氏(医師/専門は呼吸器内科)が就任し、医科歯科大も新たな一歩を踏み出した。ただ、医科歯科大の小児歯科学講座については、2年前から教授席が空席のままであり、4月1日時点でも新教授着任は確認できず、今後の動向が気にかかるところだ。