次期診療報酬改定に向けて歯科界の願いを結集しよう/“歯は命”6・4国会内集会にぜひご参加を
これまで本紙でご報告してきたように、国内では経済的理由により必要な歯科治療が受けられない患者さんが増えており、その主たる原因の患者窓口負担を引き下げることは急務となっています。また、長年にわたる歯科医療費の抑制政策の結果、診療報酬が低く抑えられ続け、歯科診療所の経営は厳しさを増している状況です。写真は昨年の集会の模様。
一方で、財政制度等審議会が先頃、社会保障費の伸びを大幅に抑制する方針を示し、診療報酬については「マイナスが必要」と明言をしています。2016年春に診療報酬の改定を控え、看過できない状態です。
そこで来る六月四日の正午から、衆議院第一議員会館において「“歯は命”健康長寿社会にむけて保険で良い歯科医療を6.4国会内集会」を開催します。
この集会は歯科医療関係者のほか、患者、市民など三百人以上の参加をめざし、さらに国会議員会館内で開催することで、国会議員やマスコミに大きくアピールしていく予定です。
なお、この集会には日本歯科医師会をはじめとした医療団体や共闘団体、文化人などから賛同のメッセージが寄せられるなど、多くの方々からの支援を受けています。
一人でも多くの会員の先生、スタッフ、ご家族の方々がこの集会に参加されるよう、強く呼びかけます。
今回の集会の主な要求内容は以下の通りです。
①お金の心配をせず誰もが歯科医療を受けられるよう窓口負担の引き下げを
②保険のきく歯科治療の範囲の拡大を
③国と自治体、企業が責任をもって歯科検診の充実を
④国の歯科医療費の予算を増やし、歯科診療報酬の引き上げを
★日 時:2015年6月4日(木)12:00~13:30
★場 所:衆議院第1議員会館大会議室
※参加ご希望の方は、協会(運動本部:03-3205-2999)までご連絡ください。