社保・学術部

磁性アタッチメントを用いた義歯の請求

2021年9月1日から磁性アタッチメントの保険請求が認められるようになりました。
以下に請求に関する情報を掲載いたします(2022年2月25日更新)。


1.使用できる磁性アタッチメント
「フィジオマグネット」

「マグフィットM」

2.製作時

(1)キーパー付き根面板(支台歯側)
<略称>
「RCK」

<点数>
・形成:KP60点
・印象採得:連合印象64点(*1)
・キーパー付き根面板(1歯につき)(*2)
金パラ、大臼歯→1,186点
金パラ、小臼歯・前歯→1,010点
銀合金、大臼歯→565点
銀合金、小臼歯・前歯→556点
・装着:45点+装着材料料
*1 印象の点数は連合印象を行った場合の点数。
*2 キーパーを根面板に装着する装着材料料(17点)を含む。

<レセプト>
・「歯冠修復及び欠損補綴」欄の「その他」欄に、大臼歯に金パラを用いた場合は「キ大パ」、小臼歯及び前歯に金パラを用いた場合は「キ前小パ」、大臼歯に銀合金を用いた場合は「キ大銀」、小臼歯及び前歯に銀合金を用いた場合は「キ前小銀」と表示し、点数及び回数を記載する。

(2)義歯に装着する磁石構造体
<略称>
「マグ」

<点数>
・磁石構造体の装着(1個につき):1,029点

<レセプト>
・「歯冠修復及び欠損補綴」欄の「その他」欄に、「マグ」と表示し、点数及び回数を記載する。

<ロット番号等の保存>
・使用したキーパーまたは磁石構造体の製品に付属している使用した材料の名称及びロット番号等を記載した文書(シール等)を保存して管理する(診療録に貼付する等)。

(3)除去
・キーパーまたは磁石構造体の除去(1個につき1回):20点
・キーパー付き根面板の除去
歯根の長さの3分の1以上のポストを有する場合:70点
歯根の長さの3分の1未満のポストを有する場合:42点
・同一歯について、キーパー及び根面板の除去を一連に行った場合は、主たるものの除去に対する点数のみを算定する。

(4)キーパー除去後に新しいキーパーを装着する場合
磁気共鳴コンピューター断層撮影等に当たってキーパーを除去した後、再度新しいキーパーを根面板に装着する場合

<点数>
・キーパーの装着:323点(*)+セメント料
*内訳:キーパー233点+装着料45点+内面処理加算2・45点の合計

<レセプト>
・「歯冠修復及び欠損補綴」欄の「その他」欄に、「キーパー」と表示し、点数及び回数を記載する。その他の項目については、所定の欄に点数および回数を記載する。

(5)その他
・実施においては、「磁性アタッチメントを支台装置とする有床義歯の診療に対する基本的な考え方」(令和3 年8 月 日本歯科医学会)を参考にする。
・軟質材料を用いて床裏装を行った義歯は対象外。

【受付終了】9/30(木):第2回学術研究会

<テーマ>
象牙質レジンコーティングのツボ

<概要>
象牙質レジンコーティングは、2019年に新規保険収載されたため、比較的新しい歯科技術であるという認識をお持ちの方も多いかもしれません。しかし、30年程前から存在する技法であり、高性能を有しているレジン接着システムの応用によって、露出した象牙質すべてを保護できるという特色がございます。今回は、明日からのチェアサイドで有益になるであろう「ツボ」を、今までの研究成果を踏まえて御紹介させていただきます。

<日時>
9月30日(木)18時30分~20時30分(予定)

<講師>
柵木 寿男 氏(日本歯科大学生命歯学部接着歯科学講座 准教授)

<会場>
Zoomウェビナーを用いたライブ配信
または
ワイム貸会議室高田馬場4F(https://waim-group.co.jp/space/takadanobaba/access.html)

<定員>
Zoomウェビナー→500名
ワイム貸会議室高田馬場→52名

<参加費>
無料

<対象者>
会員※未入会の場合は、ご入会が必須です。また、他協会の先生は、所属協会にご連絡ください。

<要予約>

ご予約はこちら(Googleフォーム)から↓↓↓

https://forms.gle/5RNGzHzquQs8YcXe7

【受付終了】9/25(土)開催:第2回若手歯科医師向け学術ベーシック講座

【テーマ】

CAD/CAMクラウンのベーシック

【抄録】

20209月より全部位(条件付き)においてCAD/CAMレジン冠が保険適用となりました。また最近では、ガラスセラミックスやジルコニアセラミックスなどによる保険適用外のクラウンにおいても、CAD/CAMシステムを用いた製作方法が主流となってきました。そこで、本手法で製作したクラウンについて、材料の選択や支台歯形成、接着のベーシックについて解説していきたいと思います。(講師より)

【日時】

9月25日(土) 午後7時~午後9時

【講師】

阿部 菜穂 氏(東京歯科保険医協会 社保・学術部  江東区開業)

【会場】

Zoomまたは協会会議室(新宿区高田馬場1-29-8 6階)

【対象者】

40歳代までの当会会員限定(ご本人のみ)

【参加費】

4,000円

【定員】

Zoomミーティング20名

協会会場 10名

※感染症の蔓延の観点から、Zoomミーティングと会場のハイブリッド開催となります。

【要予約】

↓↓↓Googleフォームより必要事項をご入力頂き、お申込みください。↓↓↓

https://forms.gle/QaV6MR495Ffk2gnG7

 

【受付終了】8/28(土)開催:第1回学術ベーシック講座

【日 時】
8月28日(土)19時~21時

【演 題】
「ラテラルエンドのベーシック~ステンレススチールでの根管形成の原理原則~」

【講 師】
島倉洋造 氏(東京歯科保険医協会 社保・学術部 部員 千代田区開業)

【抄 録】
今さら訊けない根管治療の基本を再確認しませんか?ニッケルチタン、マイクロ、CT、などが話題の中心になることが多いですが、実際の診療ではまだまだステンレススチール+側方加圧式(ラテラル)根管充填がメインです。根管形成のステップも動画でわかりやすく解説致します。<講師より>
 1)成功の基準
 2)使う器具、薬品
 3)経過を左右するポイント
 4)根尖部の形成
 5)実際の術式        

【対象者】
40歳代までの会員限定(ご本人のみ)

【参加費】
4,000円(事前振込制)

【定 員】
●Zoomミーティング➡定員20名(定員になり次第締切)
●協会会場➡定員10名(定員になり次第締切)
※日常の臨床技術向上を目的としており、日頃の疑問点等で意見交換を行う予定ですので、Zoomミーティングで参加される先生は顔出しをお願い致します。
※感染防止対策の観点からZoomと会場とのハイブリッド開催となります。

【お申込みはこちら(Googleフォーム)】

https://forms.gle/s8ry4QrJeuNkkLyDA

【問合せ先】
☎03-3205-2999(担当:社保・学術部)   

動画配信開始!花田信弘先生による「新型コロナウイルス感染症と口腔内の関係」

動画配信(会員限定)開始!!

先日、残念ながら中止となってしまった第4回学術研究会の動画を本日から会員限定・期間限定で配信しています。

是非、ご視聴ください。なお、本講演の内容の録画、録音、その他の方法により有形的に再製すること。また、二次的利用、SNS等への投稿や拡散等は、目的の如何を問わず、固くお断りさせていただきます。これらの行為がなされたときは、著作権侵害・肖像権侵害等として対処させていただく場合がございます。

テーマ:

新型コロナウイルス感染症と口腔内の関係

講 師:

花田信弘先生(鶴見大学歯学部探索歯学講座 教授)

配信期間:

2月1日(月)~2月28日(日)
※配信期間を過ぎての視聴・資料のダウンロードはできません。

視聴方法:

こちらをクリック↓

https://dentalbook.tokyo-sk.com/member/private/Member_index

※ご視聴には、デンタルブックの登録が必要です。

予約受付中!若手歯科医師向け学術ベーシック講座

●「第1回:デンチャーのベーシック」

講師:山本鐵雄 氏(東京歯科保険医協会 副会長)

日時:8月24日(土) 午後7時~午後9時

義歯を装着して、しばらくしたら患者がフェードアウトしていたという経験はありませんか?きっと、その患者さんは、今よりもより良い義歯を求めて他の歯科医院を探しているでしょう。恐らく、皆さんの義歯に関する知識は学生と変わらないと思います。排列する時には歯槽頂間線の法則、下顎の床後縁はレトロモラーパッドを覆うことが大切だと本気で思っているんでしょうか?今回のベーシック講座では、臨床にこだわった考え方やテクニックについてお話ししたいと思います。一緒に補綴の王道を歩みましょう。(講師より)

●「第2回:基本的な歯周治療の考え方」

講師:加藤開 氏(東京歯科保険医協会 副会長)

日時:9月28日(土) 午後7時~午後9時

日々の診療において歯周病の治療はごく当たり前にスケーリング等を行っています。日々行っている歯周治療の基本的な考え方と必要性についてもう一度見直してみませんか?歯周基本治療において、日々の診療での治療の進行過程や治療の期間の間隔等、疑問に思うことや治療の必要性について一緒に考えてみましょう。歯周病の診断と治療方針について歯周基本治療のポイントを押さえて解説します。(講師より)

~会場~

東京歯科保険医協会・協会会議室

住所:新宿区高田馬場1-29-8 いちご高田馬場ビル6階

交通:JR山手線戸山口、西武新宿線戸山口、東京メトロ東西線3番・5番出口より徒歩5分

~対象者~

40歳代までの会員限定(ご本人のみ)

~参加費~

各回4,000円

~定 員~

各回30名(定員になり次第締切)

~要予約~

☎03-3205-2999(担当:社保・学術部)

 

学術研究会「軟質リラインの術式とポイント」技工士さんも是非ご参加ください!

「軟質リラインの術式とポイント」

2016年4月より軟質材料による有床義歯内面適合法が保険収載された。本講演では、シリコーン系軟質リライン材を用いた間接法の一般的な臨床術式とその際の注意点やコツを紹介する。軟質リライン後の義歯の取り扱いは、従来の硬質床用材料や硬質リライン材とは異なる点が多い。リライン後の適合試験の方法や調整方法、術後管理の方法についても、症例を供覧しながらポイントを解説したい。(講師より)

日 時 11月14日(火)19時~21時

講 師 上田 貴之 氏(東京歯科大学老年歯科補綴学講座准教授)

会 場 文京シビック小ホール

参加費 会員無料(同伴者1名につき1,000円、未入会員8,000円)

※会員の診療所が連携している技工士の参加もお待ちしております。

予約不要 当日は会員証を受付にご提示ください

※2017年度日歯生涯研修に2単位で登録予定です。

  後援:東京都 

社保研究会を開催

東京都の返戻の特徴と

 対応を解説

 「これだから返戻される!初診、歯周病検査、補綴」をテーマに社保研究会を開催しました。今回は、特に相談が多い再度の初診や短期間の歯周病検査(再評価)について、事例を基に解説。145名が参加しました。

 講師からは、歯周病の患者で短期間に再度初診を算定した場合に返戻になっているとし、その根拠となる通知を紐解き、対応策を解説しました。参加者からも、疑問は解決したとの声が多く寄せられ、好評でした。

 社保学術部では、保険診療や学術をテーマに研究会を定期的に開催しています。次回は、10月11日(水)に「咬合と顎関節の診断をわかりやすく」をテーマに小出馨先生をお招きします。ぜひご参加ください。

開催!第2回 若手歯科医師向け学術ベーシック講座

成功率向上のために根管治療の基礎を学ぶ

 第1回に続き、第2回目の学術ベーシック講座を開催しました。
 今回は「根管治療の基礎~成功率を高めるための基本的な手技を中心に~」をテーマに当協会の理事である本橋昌宏氏が講演され、会員32名が参加しました。

 講演では、根管治療の目的、方法、使用薬剤・機材の紹介など、日常の臨床症例を複数症例提示し、X線画像や臨場感あふれる臨床中の動画を用いて解説をしました。また、ラバーダム防湿の必要性ならびに根管内感染防止のための仮封の重要性についても解説されました。

 参加者からは、「明日からの診療に是非役立てたい」「カラー写真や動画が取り入れられていて、受講して大変良かった」「日常の臨床をもとにしており、大変参考になった」などの感想が寄せられました。

 社保・学術部では、学術ベーシック講座以外にも外部講師を招いての研究会など日常の臨床技術向上のための講座・研究会を随時開催しております。是非、ご参加ください。

講師:本橋理事

第1回 学術ベーシック講座を開催しました

第1回 若手歯科医師向け

学術ベーシック講座

今年で6年目となる若手歯科医師向け学術ベーシック講座を開催しました。

第1回は、「歯性炎症・感染症について~開業医で行う歯性感染症への対応~」をテーマに濱崎啓吾理事が講演され、会員27名が参加しました。

講演では、歯性感染症の病態と特徴、感染症拡大と臨床解剖、歯性感染症の病態評価、歯性感染症の治療の各項目について、症例を示しながら基本的な解説をしました。

また、患者の症状・病態から感染程度を把握し、投薬・処置を始め、どの時期に病院歯科(口腔外科)への紹介するのが適切なのかも説明し、医院や患者にとって無理のない診療を行うことが大切と解説されました。

炎症時に使用する抗菌薬については現在のガイドラインに沿って、基本的な特性や効果を説明し、抗菌薬の選択を行えるよう話がされ、参加者からは、「基礎的なことが学べた」「抗菌薬の再考になった」などの感想が寄せられました。

第2回は、9月9日に根管治療の基礎をテーマに講座を開催します。満員御礼で今年も大人気の当講座は、若手の歯科医師向けにあくまでも基本的なことを学んでもらうことを趣旨とし開催しています。ぜひ、日常診療でお困りな先生方に参加していただきたい講座です。

支払基金が3つの審査情報事例を公表

支払基金が審査情報提供事例を公表

社会保険診療報酬支払基金(以下、「支払基金」)は、8月28日に歯科の審査情報提供事例3項目を公表した。

公表された事例はあくまでも支払基金での取扱いとなっているので注意されたい。

 

〈初期う蝕早期充填処置〉

取扱い

原則として、前歯に対する初期う蝕早期充填処置の算定を認める。

取扱いを定めた理由

初期う蝕早期充填処置は、原則として、幼若永久歯又は乳歯のう蝕好発部位である小窩裂溝を歯科用充填材料で封鎖することによりう蝕の重症化を抑止する治療であるが、臼歯だけではなく、小窩を有する前歯に対しても有効である。

留意事項

一般的に、下顎前歯に対する初期う蝕早期充填処置については、歯の形態等からその必要性は乏しいものと考えられるが、癒合歯又は双生歯等に対しても有用となる場合があることから、必要に応じて医療機関に対して照会等を行い、個々の症例により判断する必要がある。

 

〈歯周基本治療②〉

取扱い

原則として、混合歯列期における再度のスケーリングの算定を認める。

取扱いを定めた理由

混合歯列期において、乳歯と永久歯の混在等により口腔清掃状態が良好ではなく、歯石を繰り返し生成することがあり、この場合には再度のスケーリングが必要となる。

 

 

〈歯周病安定期治療(Ⅰ)及び歯周病安定期治療(Ⅱ)〉

取扱い

原則として、「P」病名に対して、スケーリング(再スケーリングを含む。)のみを実施した場合における歯周病安定期治療(Ⅰ)及び歯周病安定期治療(Ⅱ)の算定は認めない。

取扱いを定めた理由

歯周病安定期治療は、スケーリング・ルートプレーニング又は歯周ポケット掻爬後の歯周病検査又は歯周外科手術等を行った後の歯周病検査の結果、一部に深い歯周ポケットや根分岐部病変が残存しているため歯周組織の健康は回復していないが、病変の進行は停止している状態において必要であるとされており、一般的には、歯周病安定期治療の対象となる歯周病の治療としては、スケーリング・ルートプレーニング又は歯周ポケット掻爬が必要であると考えられる。

留意事項

全身状態等によりスケーリング・ルートプレーニング又は歯周ポケット掻爬が実施できない特段の理由がある場合においては、個々の症例により適切に判断する必要がある。

 

第4回学術研究会 “すべては患者のため”

テーマ:「有病患者に対する歯科診療上のリスクマネージメント」

3月5日、第4回学術研究会がエムワイ貸会議室高田馬場9Fで開催された。今回は「有病患者に対する歯科診療上のリスクマネージメント」をテーマに石川好美氏(藤沢市民病院歯科口腔外科診療科主任部長)、岡本喜之氏(横浜市立大学附属病院顎顔面口腔機能制御学講座助教)の両氏を講師にお迎えし、1日集中コースの形で行われた。会員の歯科医師はもちろん、スタッフの方、医師の方も参加する研究会となった。

石川好美氏

 講演に先立って協会の濱副会長が挨拶の中で「開業当初と比較して来院患者に占める有病率が目に見えて高くなっている」との指摘をすると、多くの受講者が頷いていた。 

3部構成の第1部冒頭は、石川氏がこの日のためにオリジナルで作成した講習内容に関する25問のテストからスタートした。第2部では医管に規定する15疾患の病態と問題点、また主治医への対診書の具体例を示した。第3部では周術期口腔機能管理の活用に関して医科連携を点数算定も交えて解説した。術後肺炎の予防は周術期管理として最も重要であると同時に医療経済効果も見込める。他にもBP製剤、放射線治療、外来化学療法中の歯科治療上の注意点など、盛りだくさんの内容であった。

 

岡本喜之氏

1日講演を通し、高齢化率が3割に迫る現在、講演を通し、医療面接において既往歴、内服薬、バイタルサ

インの確認と患者情報の院内共有の重要性を感じる研究会となった。最後に、日々臨床現場で奔走する石川先生の“すべては患者のため”の言葉に参加者の多くが共感していた。

 

◆5月24日第1回学術研究会 

花田信弘氏(鶴見大学歯学部 探索歯学講座教授)による

「齲蝕診断の国際基準(ICDAS)の導入とフッ化物による再石灰化療法について」

 次回は、各メディアに登場されている花田信弘氏(鶴見大学歯学部 探索歯学講座教授)をお招きして「ICDAS」に関するご講演を開催します。会員、スタッフの方にも興味深い内容となっており、奮ってご参加下さい。詳細は4月機関紙をご覧ください。

集中コース:有病患者に対する歯科診療上のリスクマネジメント

第4回学術研究会(1日集中コース)

『有病患者に対する歯科診療上のリスクマネジメント』

がん治療中の患者や糖尿病・高血圧症・心臓病など全身疾患を持つ患者の歯科治療を行う機会は少なくありません。全身疾患とその特徴、注意点を把握するなど患者のリスクを適切に判断し安全な治療を行うことが必要です。

協会では、増加する有病者への歯科治療をテーマに石川先生、岡本先生の両講師による1日コースを開催します。周術期口腔管理や医管の対象疾患などを中心にご講演頂きます。ぜひこの機会にご参加下さい

★「医療安全管理」および「周術期の口腔機能管理」の研修を受講した修了書を発行致します

◆日 時:2017年3月5日(日)午前10時~16時

◆講 師:石川  好美氏 (神奈川県・藤沢市民病院歯科口腔外科 診療科主任部長)

    岡本  喜之氏 (神奈川県・横浜市立大学附属病院 顎顔面口腔機能制御学講座 助教)

◆会 場:エムワイ貸会議室 高田馬場9F(新宿区高田馬場1-29-9 TDビル)

◆交 通:JR山手線、東京メトロ東西線、西武新宿線「高田馬場」駅から徒歩3分

◆対象者:会員、会員と同伴のスタッフ

◆参加費:1名につき4,000円(お弁当代を含みます)

◆定 員:150名

要予約:電話03-3205-2999(担当:社保・学術部)

※2016年度日歯生涯研修に登録予定です。

 

★各講師の抄録は以下の通りです。


<石川 好美氏>

テーマ:全身疾患を有する歯科患者のDental Risk Management

超高齢化社会では、複数の合併症を持つ有病歯科患者が増加していることから、歯科医師は日常臨床において患者を全身的視点から治療に当たらなければならない。現在の医療水準に照らして全身管理法の習得は歯科医師にとって必要不可欠なものとなっている。全身的疾患(循環器疾患を中心に)を有する歯科患者に対して、治療上のあらゆるリスク(偶発症、合併症の発症)を未然に防ぐための管理法( Dental Risk Management)について解説する。

 

テーマ:術期口腔機能管理の活用

平成24年度から開始したがん患者等に対する医科歯科連携での周術期口腔機能管理は、医療の質向上と患者中心の医療の展開において大変重要な歯科診療の一部となってきている。しかしながら連携歯科医院においては実施率が低く未だ浸透していないのが現状である。周術期口腔機能管理についての理解を深めることで、自院の患者ががん治療を受けたり全身麻酔手術を受けたりする際に適切に対応できるよう解説する。

 

<岡本 喜之氏>

テーマ:歯科治療総合医療管理における歯科治療の注意点

 高齢社会となり、われわれ歯科医師は健康な患者だけでなく、全身疾患を有する患者を診察する機会が多くなった。安全でかつストレスのない治療を行うためには、それぞれの疾患を理解し、それに対応した治療計画が望ましい。本研究会では歯科治療総合医療管理に指定されている疾患の特徴と歯科治療における注意点について検討する。

 

 

 

 

 

 

 

第3回学術研究会を開催 原因不明の歯痛をどう診断する!?

 

第3回学術研究会を開催

11月2日に第3回学術研究会「原因不明の歯痛・顔面痛をどう診断するか~非歯原性歯痛:レントゲンで異常がないのになぜ歯に痛みを訴えるのか?~」が開催された。講師は井川 雅子氏(静岡市立清水病院口腔外科 口腔顔面痛外来)に講演していただいた。%e2%91%a2-1%e4%ba%95%e5%b7%9d%e5%85%88%e7%94%9fcimg3935

 非歯原性歯痛の分類から痛みの評価方法、診断のポイントなどに触れ、筋筋膜性歯痛、群発頭痛、心臓性歯痛、神経傷害性歯痛、上顎同性歯痛、特発性歯痛などの症例を解説しました。

誤診による無意味な抜歯や抜髄を防ぎ、これによって生じる患者とのトラブルを未然に回避するためにもこれらの疾患と鑑別法を知っていることが必要であり、参加者からは改めて痛みについて考える事が出来たなどの感想が寄せられ、大変好評であった。

 

 

 

第2回学術研究会を開催 SPTについて掘り下げる%e2%91%a1%e5%86%85%e5%b1%b1%e5%85%88%e7%94%9fcimg3296

 9月29日に第2回学術研究会「ペリオのお悩み解消術―SPTを中心に」が開催された。講師は内山 茂氏(東京医科歯科大学臨床教授)に講演していただいた。継続した患者支援が歯周治療の成功のカギであることを説明され、そのためには、文献を読み解くこと、使用する器具の選択が重要であること、治療の効率化を図る必要があることなどについて、具体的に伝授していただいた。歯科衛生士をはじめとする300人近い多くの参加者があり、日常の診療に即、実践できる充実した内容であった。

当日は、講師が選定した歯科用薬剤等のパンフットやサンプルなどが参加者に配布され、ぜひ試用したいとの感想も寄せられた。

 

 

 

第1回学術研究会を開催 成功する義歯設計の3原則を解説

%e2%91%a0%e5%a4%a7%e4%b9%85%e4%bf%9d%e5%85%88%e7%94%9fcimg2431  7月20日(水)、文京シビック小ホールにて第1回学術研究会が開催された。テーマは「パーシャルデンチャ―設計の基本的な考え方」、講師は大久保力廣氏(鶴見大学歯学部有床義歯補綴講座教授)。大久保氏は長期経過のある成功している義歯の設計を参考にする意義を説明し、成功する義歯設計の原則を解説した。その原則は①義歯破損の防止(壊れない)②予防歯学的配慮(残存歯周組織の保護)③義歯の動揺の最小化(動かない義歯)の3つ。それを実現するには印象前の診査(サベイヤー使用)、ガイドプレーン形成(曲面形成)の術前の処置から始まり、義歯製作時のメタルフレームの構造(金属構造義歯)、下顎前歯においてはシンギュラムレスト(舌側にコンポジットレジンを付与)の応用、など多岐な手技を披露して頂いた。原則に配慮した保険内の臨床例も提示していただき明日からの臨床に直結できる内容であった。

埋伏抜歯の手順をもう一度見直す /第2回若手歯科医師向けベーシック講座開催

埋伏抜歯の手順をもう一度見直す /第2回若手歯科医師向けベーシック講座開催

 

9月12日協会会議室にて「歯科医院で行う埋伏智歯の抜歯処置」と題し、西田紘一氏(協会監事)を講師として、第2回若手歯科医師向け学術ベーシック講座が開催された。

当日は33名の会員が参加した。講演では、下顎智歯の抜歯手順をフロートチャートを用いて丁寧に解説。また、麻酔、歯冠除去・骨開削、歯根分割などポイントでは動画を使用し説明を行い、へーベルの使い方では2人1組となりポジショニングの確認を行った。

(へーベルのデモを参加者と一緒に行った様子)

へーベルのデモを参加者と一緒に行った様子

その他、休憩時間では、講師が抜歯時に使用する器具32点を展示し、見入る参加者の姿があった。

 

 

 

 

 

(展示:32点の抜歯器具)

展示:32点の抜歯器具

支台歯形成の基本を分かりやすく解説/第1回若手歯科医師向けベーシック講座開催

支台歯形成の基本を分かりやすく解説/第1回若手歯科医師向けベーシック講座開催

 8月29日協会会議室にて「支台歯形成の勘どころ」と題して坪田有史氏(協会副会長、写真下)を講師として、第一回若手歯科医師向け学術ベーシック講座が開催された。当日は土曜日の診療後にもかかわらず、30名の勉強熱心な会員の参加があった。講演では「う蝕除去と美しく仕上げるCR充填」「支台歯形成」について解説がされた。

 

講師からは、う蝕除去や歯髄、歯周組織に対する配慮をどのように行うか話され、使用しているバー、ポイントの形態やサイズを熟知していることが重要で、クリアランスやマージン形態に影響を与えていることが強調されていた。

参加者からも「明日から使える話しだった」「使用材料が良く理解できた」など、好評であった。

9月12日は、第2回「歯科医院で行う埋伏智歯の抜歯処置」をテーマに西田紘一氏(協会監事)の講座を開催する。申込みをされた先生方のご参加をお待ちしております。

若手:坪田講師CIMG7865

 

納得のいかない減点には再審査請求を/再審査請求書はこちらからダウンロードできます

納得のいかない減点には再審査請求を/再審査請求書はこちらからダウンロードできます

 

◆再審査請求しないと非を認めたと見なされる

納得がいかない減点に対し、医療機関には減点された点数を復活できるよう再審査を申し出る権利が認められている。これを「再審査請求」という。支払基金や国保連合会では、この申し立てを元に再度審査を行い、認められれば減点した点数を復活させる処理をする。

一方で、「減点の額がわずかなので再審査請求をするのは面倒だ」との理由で再審査請求をしない声も聞かれる。しかし、点数の額に係らず納得いかない減点を再審査請求せずに放置すると、医療機関側が請求の間違いを認めたと判断されてしまう。

協会への相談でも、過去に減点があり額がわずかなため再審査請求をしなかったところ、その後同様の請求について返戻ではなく、1次審査で減点された事案もあった。納得いかない減点を再審査請求しておかなければ、審査側の偏見や先入観を是正できず減点が増えていく可能性がある。

 

◆再審査請求の進め方

 再審査請求は、社保であれば支払基金に、国保・後期高齢者であれば国保連合会に「再審査請求書」を郵送することで行う(用紙は支払基金用・国保連合会用で異なる)。提出日に定めはなく随時受付している。

 再審査請求後の結果は「再審査等支払・請求調整額通知票」「再審査結果連絡書(通知書)」により文書で通知される。点数の復活が認められた場合は増点の内容が記載され、復活が認められなかった場合は「原審通り」と記載される。なお支払基金や国保連合会がレセプトを保険者から入手してから再審査をするため、結果が出るまでには若干の期間を要する。

 

◆再審査請求書の入手(下記より請求書をダウンロードできます。ご利用ください)

(1)支払基金用(社保の患者の場合に使用)

①再審査請求書:PDF画像の拡大とダウンロードはここをクリック!! PDF拡大縮小の「+」「-」ボタンをご活用ください

②再審査請求書・作成要領:PDF画像の拡大とダウンロードはここをクリック!! PDF拡大縮小の「+」「-」ボタンをご活用ください

(2)国保連合会用(国保・後期高齢者の患者の場合に使用)

③再審査請求書:PDF画像の拡大とダウンロードはここをクリック!! PDF拡大縮小の「+」「-」ボタンをご活用ください

④再審査請求書・作成要領:PDF画像の拡大とダウンロードはここをクリック!! PDF拡大縮小の「+」「-」ボタンをご活用ください

(3)参考

・支払基金関係ページ(再審査関係・医療機関等からの請求)

http://www.ssk.or.jp/yoshiki/yoshiki_06.html

・国保連合会関係ページ(診療(調剤)報酬明細書等再審査・取下げ依頼関係)

http://www.tokyo-kokuhoren.or.jp/insurance/request/

6・7月号症例研究の掲載と7月号症例研究誤りのお詫び

6・7月号症例研究の掲載と7月号症例研究誤りのお詫び

 6月号及び7月号の症例研究を会員限定サイトに掲載しました。ID及びパスワードを入力してログインをした上でご活用ください。

 また7月症例研究の急性対応加算(5/7・5/16・5/26算定)の点数に誤りがございました。急性対応175点と掲載しておりますが正しくは170点の誤りです。つきましては、正しい点数に修正した7月号症例研究を会員限定サイトに掲載致しますので、ご不便をおかけいたしますがご参照を頂けましたら幸いです。

象牙質う蝕の診断とコンポジットレジンの修復めぐり学術研究会開催

象牙質う蝕の診断とコンポジットレジンの修復めぐり学術研究会開催

6月18日、なかのZERO小ホールで第1回学術研究会を開催しました。今回の講師は台東区で開業し日本接着歯学会理事・認定医の猪越重久先生(写真)。テーマは「象牙質う蝕の診断とコンポジットレジン修復」。参加者は、146名となりました。

冒頭のあいさつで松島会長は、協会が推進しているゼロ税率患者署名への協力を説明し、参加者から16筆をいただいています。

歯リハなどを重点解説/第3回新点数説明会を開催

歯リハなどを重点解説/第3回新点数説明会を開催

4月24日、協会は第3回新点数説明会をなかのZERO大ホールで開催し、572人が参加した。

説明会では、協会に寄せられた相談の内容を中心に4月診療分の請求を前に改めて留意点を確認しながら説明された。講師は協会講師団が務めた。

第3回説明会300pixCIMG0158

歯 管については、文書提供について「文書提供しない場合、カルテには管理の要点を記載する必要がある」とし、診療所の実態に沿って対応は判断すべきとした。 「歯リハ1」についてはT.コンデとの関係を説明し、特に同月にT.コンデから新製まで進んだケースの場合、歯リハ1を算定すると同月に義管は算定できな いため注意が必要と語った。CAD/CAM冠では施設基準や算定要件の内容を改めて確認し、技工所を変える場合は施設基準の技工所等の届出内容の変更に当 たるため、再度届出が必要であると注意を促した。加圧根充処置については疑義解釈により原則は従来通り、レントゲンは根充と同日に行い、特別な場合に、異 日の撮影が認められると述べた。またその場合であっても加圧根充処置は根充と同日に算定することになると解説した。

症例の解説では歯管、C管理、歯リハ1、加圧根充処置の四事例を紹介し、解説資料に遡りながら丁寧に解説した。

会場から多くの質問が寄せられ講師団が答えた。

歯科診療報酬改定を懇切丁寧に説明/第1回新点数説明会を開催し1260名が参加

歯科診療報酬改定を懇切丁寧に説明/第1回新点数説明会を開催し1260名が参加

 協会は3月25日、文京シビック大ホールで第1回新点数説明会を開催し、1260名が参加した。

3.25新点数:後方300pixCIMG9917

「消費税と損税の問題を指摘」

冒 頭、まず挨拶に立った松島良次会長は、「歯科は0.99%の改定で大きな改定と報道されている向きもあるが、0.87%は消費税対応分であり、実質はわず かプラス0.12%しかない」と解説。「仕入れなどの損税が年間1診療所当たり約81万と試算され、今回の消費税対応分では約16万円しか補填されず、 65万円分が損税となる」と述べ、解決のためにゼロ税率を求めていきたいとし、署名や運動への協力を訴えた。

「算定要件には一部改善が」

次 に、濱克弥副会長が個々の項目を解説。歯管の文書提供の要件変更は運動の成果としながらも、今後、文書提供の重要性が高まるとし、文書提供の徹底を促し た。うがい薬単体処方の取扱いについては、治療目的であれば問題ないとした。外科では歯の移植手術などの取り扱いに改善があるが、義歯修理の要件にカルテ 記載が追加され注意が必要と語った。先進医療から導入されたCAD/CAM冠については、算定要件を解説した上で、「現状では未だ不明な点が多い」とし、 慎重な対応を会員に求めた。

訪問診療では、訪問診療2の引き下げや訪問診療3の143点の新設で、施設の訪問診療は大きな引き下げと解説。 その一方で、2025年の超高齢社会に向けた医科歯科連携の評価がされたとし、周術期では周術期口腔管理を実施した場合に医科の診療情報提供料Ⅰや手術料 に加算が新設され、医科歯科連携が推進されることに期待したいと語った。

3.25新点数:前方300pixCIMG9953

「今改定は飴と鞭。義歯管理は介護保険に移行の可能性も」

ま た、中川勝洋政策委員長が改定の問題点を解説。「改定の特徴はアメとムチであり、訪問診療では、在宅は病院から在宅への移行を進めるため評価したが、施設 は紹介ビジネスなどを受け点数を大きく引き下げた」と解説。歯管では「患者の希望で文書提供不要となっても、文書提供しない場合のカルテ記載は従来通り必 要」とし、文書提供の取り扱いは自院の実情を踏まえて判断すべきとした。義歯管理がリハビリの位置付けになったことには「医科ではリハビリは介護保険に移 行されている。義歯管理が介護保険に移行されないか注視が必要」と指摘した。一方で「処置や手術は2006年度改定で大きな制限がかけられたが、大部分に 改善がみられる」とし、会員や協会の運動の成果であるとした。

「幅広い改定内容を症例で解説」

最後に、坪田有史理事が改定事例を解説し、新設されたCAD/CAM冠や小児保隙装置、歯科口腔リハビリテーションなどの算定用件について事例を元に解説した。

☆なお、新点数説明会では、このほか電子請求猶予終了への説明会や、レセプトコンピュータ・救急薬品・AED、CAD/CAM装置などの展示会も開かれ、多くの参加者が説明に耳を傾けた。

電子請求リーフレットをアップしました

電子請求リーフレットをアップしました

 平成273月末で電子請求猶予が終了するに際し、協会は、猶予届出医療機関が猶予終了に向けた対応をまとめたリーフレットを作成し、このたびHPにアップいたしました。どなたでもご利用になれますので、ダウンロードして頂きご活用ください。

ダウンロードは下記をクリックしてください。

周術期ポスターをアップしました

周術期口腔機能管理でポスター作製

周術期口腔機能管理ポスタ:200pix

がん等で入院する患者等への周術期口腔機能管理が平成24年度改定で保険導入されました。協会では患者さん向けのポスターを作成し、このたびHPにアップしました。どなたでも利用ができます。ぜひ待合室などに掲示し、患者さんへの周知にご活用ください。

ダウンロードは下記をクリックしてください。

また、1月23日には周術期口腔機能管理研究会を開催する予定です。算定には定期的な研究会の参加が努力義務となっておりますので、こちらもぜひご参加ください。

周術期口腔機能管理ポスターのPDFダウンロードはこちらはこちらをクリック

丹沢秀樹氏を講師に/周術期口腔管理研究会を開催しました

丹沢秀樹氏を講師に/周術期口腔管理研究会を開催しました

1月23日、丹沢秀樹氏(千葉大学大学院医学研究院臨床分子生物学教授、中央社会保険医療協議会専門委員)を講師にお招きし、文京シビックホールで周術期口腔管理研究会を開催いたしました。

「周術期口腔機能管理の原理と実際の効果を考える」をテーマに、口腔機能管理とは何かを改めて解説し、専門的な口腔管理を行うことで、全身疾患の術後に対しても明らかに有効であることを分かりやすく講演いただきました。

最後に、講師からは、口腔の正確な診断は歯科医師が行い、専門的な口腔管理をすることが望ましいと参加者に訴えました。当日は96名が参加しました。

野口いづみ・中川洋一の両氏を講師/第4回学術研究会を開催

野口いづみ・中川洋一の両氏を講師/第4回学術研究会を開催

野口いづみ先生150pixIMG_8653

野口いづみ氏(写真左上段/鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医等)、

中川洋一先生150pixIMG_8612

中川洋一氏(鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長等)を講師に招きし、このほど第4回学術研究会を開催いたしました。

今 回は、「ここだけは知りたい! 有病者の歯科治療」をテーマに、高血圧症や不整脈、心不全、慢性気管支炎、糖尿病など医管の15疾患を中心に歯科診療時の 注意点を講演していただきました。来院時の問診や治療時の対処法など、歯科医師・スタッフが知っておきたいポイントをまとめて講演していただき、大変好評 でした。当日は165名が参加しています。

下の写真は、研究会終了後、両先生と協会社保・学術部の加藤開部長(左)による記念撮影です。

第4回学術250pixIMG_8650

保険証の確認の徹底を

保険証の確認の徹底を

「保険証を確認したが協会けんぽのレセプトが返戻された」との声が多く寄せられている。保険者等の事務処理から、医療機関が保険証を確認していても資格喪失後の受診として返戻される場合がある。
このことから厚労省は、「医療機関から保険証を確認していると申し出があった場合は機械的な対応をせずに調査した上で資格の有無を判定する」と回答している。
医療機関が保険証を確認している場合は、必ずしも返戻に応じる必要はない。
確認もれで資格確認が曖昧にならないよう、会員におかれては保険証の確認を今後も徹底するよう、ご留意いただきたい。

 

歯科の電子請求猶予までに知っておきたいことは/最近の返戻事例から見える電子レセ請求時の留意点 【第1回社保研究会を開催】

歯科の電子請求猶予までに知っておきたいことは/最近の返戻事例から見える電子レセ請求時の留意点 【第1回社保研究会を開催】

 ★社保研究会250pixIMG_8547(HP)10月17日、なかのZERO小ホールで「最近の返戻・審査から見える審査事例について~電子請求猶予終了までに知っておきたいこと~」をテーマに第1回社保研究会を開催しました。当日は184名が参加しました。講演では、社保・学術部の加藤開部長が、①電子レセプト請求猶予終了までに知っておきたいこと、②最近の返戻事例から見える電子レセプト請求時の留意点―について説明。また、社保・学術部の島倉洋造副部長が、協会に相談が多く寄せられた返戻事例をもとに、保険請求時の留意点を解説しました。

アンケートからは、義歯管理料やSPTなどを含め、保険ルールの基本的内容を理解することが重要だとのご意見が寄せられました。

電子請求の猶予や免除後の対応については、協会機関紙11月号等でも会員へ案内を行う予定です。ぜひ、ご覧ください。

その他、秋季の学術研究会は、10月27日(日)に開催します。野口いづみ氏(鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医、日本障害者歯科学会認定医)、中川洋一氏 (鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医・指導医)の両講師をお招きし、「これだけは知りたい! 有病者の歯科治療」をテーマに1日コースの集中講習会となっています。

事前申込制となっておりますのでご注意ください。詳しくは、本ホームページ「研究会イベント」コーナー、または機関紙10月号の研究会ご案内ページをご覧下さい。

2013/10/17 第1回社保研究会 「最近の返戻・査定から見える審査事例について ~電子請求猶予終了までに知っておきたいこと~」⇒実態に即してご請求ください

最近の返戻・査定から見える審査事例について

~電子請求猶予終了までに知っておきたいこと~

 

今年4月に歯科の審査環境が整い、投薬の適応や日付情報による審査について、返戻・査定に悩む相談が多く寄せられています。7月には、支払基金から歯管算定や傷病名と処置歯数等の不備に関する連絡文書が通知されるなど請求不備が指摘されています。日頃から算定が多い歯管や義管はもちろん、算定する医院が増えてきたSPTや医管など、最近の審査事例を分かりやすく解説します。ぜひ、ご参加下さい。

また、2015年3月末には電子レセプト請求の猶予期限が終了を迎えるにあたり、医院は「手書き」もしくは「電子媒体・オンライン」の請求方法の選択が迫られています。研究会では、選択にあたって医院が知っておきたいポイントを解説します。

 

日時:10月17日(木)  午後7時~9時30分

講師:協会講師団

会場:なかのZERO小ホール

   住所:東京都中野区中野2-9-7

電話:03-5340-5000(代)

交通:JR・東京メトロ東西線中野駅南口から徒歩8分

参加費:会員無料(同伴者1名につき1000円、未入会員8000円)

予約不要:当日は会員証を受付でご提示下さい。

※平成25年度日本歯科医師会生涯研修3単位の登録を予定しています。

 

☆地図:なかのZERO小ホール

 

なかのZEROホール

2013/10/27 第4回学術研究会(集中講習) 「これだけは知りたい! 有病者の歯科治療」

社会の急速な高齢化に伴い、全身的な疾患を持ついわゆる有病者が歯科医院を受診する機会が増えています。このような患者さんが歯科治療を安全かつ適切に受けられるように、しっかりした体制を整えておく必要があります。

歯科治療総合医療管理料に規定する疾患として、高血圧性疾患、虚血性心疾患、不整脈、心不全 喘息、慢性気管支炎、糖尿病、甲状腺機能障害、副腎皮質機能不全、脳血管障害、てんかん、甲状腺機能亢進症、自律神経失調症、骨粗鬆症(BP製剤)、慢性腎不全(透析患者)があります。このような疾患を有する患者さんの歯科治療では、医科との連携が必要な場合が少なくありません。また、偶発症発生の危険も高く、その予防や対応の準備も必要です。スムースな診療連携と安全な歯科治療を行うために必要な基本的ポイントを解説します。    (講師より)

◆テーマ:第4回学術研究会(集中講習)これだけは知りたい! 有病者の歯科治療

 

◆日 時:10月27日(日) 午前10時~午後4時

◆講 師:野口いづみ 氏(鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医、日本障害者歯科学会認定医、日本登山医学会理事)

     中川洋一 氏(鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医・指導医)

 

◆会 場:明治大学・リバティータワー1011号室

     住所:東京都千代田区神田駿河台1-1

電話:03―3296―4545

 

◆交 通:JR総武線・中央線御茶ノ水駅下車「御茶ノ水橋口」より徒歩3分、東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅下車「出口1または出口2」より徒歩3分、東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅下車「B3またはB5出口」より徒歩5分、東京メトロ半蔵門線・都営新宿線・都営三田線神保町駅下車「A5またはA7出口」より徒歩5分

 

◆定員・参加費:250名(※ご参加は会員、およびそのスタッフに限ります)、1名につき4,000円(昼食代含む)

◆要予約:03-3205-2999(社保学術部)

※平成25年度日本歯科医師会生涯研修の登録を予定しています。

 

明治大学

五十嵐順正氏、第3回学術研究会を開催しました

写真1:●第3回学術研究会

9月19日、五十嵐順正氏(日本補綴歯科学会歯科補綴専門医・指導医・名誉会員、東京医科歯科大学歯学部元教授)を講師に招き、文京シビック小ホールで第3回学術研究会を開催しました。

今回は「保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう」をテーマに、欠損補綴処置の前処置や、連結強度と支持・把持・維持、補綴前処置の意義や内容など多数症例を用いて、講演をして頂きました。当日は200名が参加しました。

 参加者からは、「基礎から症例まで見れて良かった」「臨床例の他に実験も含めたデータが多くて素晴らしかった」などの声が寄せられ、大変好評でした。

次回の学術研究会は、10月27日(日)に開催いたします。野口 いづみ氏(鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医、日本障害者歯科学会認定医)中川 洋一氏 (鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医・指導医)の両講師をお招きし、「これだけは知りたい! 有病者の歯科治療」をテーマに集中講習を行います。

事前申込制となっておりますのでご注意ください。詳しくは、本ホームページ「研究会イベント」コーナー、または機関紙9月号の研究会ご案内ページをご覧下さい。