協会ニュース

第2回、4回「ドクター・スタッフ講習会」を開催/「シャープニング、スケーリング・ルートプレーニング実習」ベーシックコース

第2回、4回「ドクター・スタッフ講習会」を開催/「シャープニング、スケーリング・ルートプレーニング実習」ベーシックコース

 9 月26日と10月31日、協会会議室にて、東京医科歯科大学歯学部付属病院歯科総合診療部准教授の小田茂先生をはじめ講師陣にお越しいただき「シャープニ ング実習とスケーリングルートプレーニング」についてのベーシックコースを開催した。今回もキャンセル待ちが出るほど好評をいただき、両日で63名が受講 した。

マネキン実技250pixIMG_8691

前半は講義形式で、テキストに沿って新田式シャープニングの理論を基本から解説、後半は、4つの班に分かれ専門医の先生によるシャー プニング、抜去歯を用いたスケーリングの実習を行った。今年から、各班にマネキンが導入され、より実践に即した講習会となった。先生方の熱意ある実習に参 加者からは「スケーラーと砥石の当てる角度や動かし方が良くわかった」「SRPのコツがわかった」と好評をいただい

歯科医療はじめ医療関係団体の総意を集め決起大会/国民医療を守るための総決起大会

歯科医療はじめ医療関係団体の総意を集め決起大会/国民医療を守るための総決起大会

12.6:総決起集会250pixCIMG9146

国 民医療推進協議会の主催による「国民医療を守るための総決起大会」が本日6日午後2時から3時まで、千代田区・日比谷公園内の日比谷公会堂で開催された。 参加団体は、日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本病院会、日本歯科技工士会、日本歯科衛生士会など40団体以上を数え、国会審議の合間をぬっ て衆参両院の与野党議員も約30名が参加。協会からも役員と事務局が参加した。主催者側は、この大会に約3000名が参加―としている。

冒頭では協議会会長で日医会長の横倉義武氏があいさつに立ち、日本の国民皆保険制度が内外からの圧力で窮地に立たされている現状を訴えた上、皆保険制度を断固として守る決意を表明した。

 

◆日歯の大久保会長が決意表明

大久保会長150pixCIMG9188

ま た、歯科医療界を代表して日本歯科医師会の大久保満男会長があいさつに立ち、FDI(国際歯科連盟)に出席した際、高齢化を控えた欧米アジア各国の代表 が、日本の皆保険制度の下で医療関係者と医療者と政府とが常に議論を重ねながら1つの政策を活かし、施行していくという、精神と制度のあり方を大切にして いることを称賛していることを報告し、皆保険制度の重要さを強調した。次に、消費税問題について触れ、「消費税は社会保障、医療の充実のために使うという ことで国民は納得してくれたのだと考えている。したがって、何としても国民の健康を守る最前線に立って戦わねばならない」と訴えた。さらに、「最前線に 立って戦うのは厳しいもの。戦う姿勢を後ろから見られる、戦い方をきちんと示さなければならない。その困難さと辛さを自覚しなければ最前線に立って戦うこ とはできない。しかし、私たちはしっかり患者さんたちをみて、国民の健康を守るプライドにかけて、どんなに辛くても最前線に立って戦い続けなければならな い。今日の総決起大会は、正にそのことをここに集まった方々と誓い合う大会だと思う」と続け、今の胸中について「会長として8年間、どう戦うかを考えてき た。その中でいつも胸の中にあるのは、イギリスのチェスタートンの言葉“真の兵士とは、目の前の敵が憎いからではなく、後ろにいるものを愛するがゆえに戦 う”だ」と述べ、最後に「医療者の役割は国民の健康を大切に思い、そして自分たちの仕事に誇りをもつ、正にそういうものを愛するがゆえに私たちはどんなに 辛くても最前線に立って戦い続ける。そのことを本日ご参集の皆様とともに、それぞれの胸にしまいながらこの総決起大会を無事終わりたいと思う」とし、決意 表明とした。

◆決議を採択

その後、大会決議が採択され、プログラム法施行後の医療改革、控除対象外消費税問題(損税解消)など、今後も持続可能な医療体制を構築するために必要な財源確保を強く要望していくことを趣旨とする以下の決議を採択し、最後に、日医の松原謙二副会長による頑張ろうコールが行われ閉会した。

【 決  議 】

 国民の生命と健康を守るため、国民皆保険を堅持し、最善の医療を提供する制度の実現に向けて、我々は全力を尽くす。

 よって、経済だけを優先する国家戦略特区等における医療への過度な規制緩和には断固反対する。

 また、国民と医療機関に不合理かつ不透明な負担を生じさせている医療に係る消費税問題の抜本的な解決を強く要望する。

 さらに、国民に必要かつ充分な医療を提供するための適切な医療財源の確保についても、併せて要望する。

 以上、決議する。

 平成25年12月6日

 国民医療を守るための総決起大会

歯科医療等をめぐり国会議員要請行動/福島・青木・三ツ木の各議員との面談と要請実る

歯科医療等をめぐり国会議員要請行動/福島・青木・三ツ木の各議員との面談と要請実る

本日28日、衆議院議員会館内で「“保険で良い歯科医療の実現を求める”国会内集会」が開催されたが、この集会の前後に協会は次期診療報酬のプラス改定を求める要請文を与野党の各国会議員に行いました。

みずほ議員250pixCIMG8695

その中で、社民党の福島みずほ参議院議員、生活の当の青木愛衆議院議員と自民党の三ツ林裕己の各議員とは議員本人とそれぞれ個別に直接面談が実現しました。面談の席では、協会側から参加した森元主税副会長、半田紀穂子・高山史年両理事、山本道枝顧問らが歯科医療に関する現状、医科歯科連携の重要性、次期診療報酬改定もプラス改定とすることなどを盛り込んだ要請文を手渡し、丹念に説明を加えました。

 

 

 

 

青木愛議員250pixCIMG8806

3議員とも協会側の説明を真摯に受け止めていただき、国会審議で多忙を極める中、20~30分にわたりやりとりが行われました。

 

 

 

 

 

三ツ林議員250pixDSC_0270

また、3議員には今秋の署名の要請議員を引き受けていただくことができ、署名を直接受けと手いただきました。

写真上段から、署名を受け取る福島みずほ議員、中段は青木愛議員、後段は三ツ林議員。

歯科関連署名で過去最多の32万3700筆/国会内集会で紹介される

歯科関連署名で過去最多の32万3700筆/国会内集会で紹介される

本 日28日、衆議院議員会館内で「“保険で良い歯科医療の実現を求める”国会内集会」が開催されたが、その席で全国から集められた「保険で良い歯科医療を求 める患者署名」の全国状況が報告され約32万3700筆が集まっていることが紹介され、会場には、そのうちの10万筆が箱積みされました。32万筆を超え る署名数は、歯科としては過去最高であり、多くの国民が保険による歯科治療の充実を求めている実態が浮き彫りになっています。

 小池議員受領250pixCIMG8731

会場に積まれ た署名の一部は、この集会に駆け付けた小池晃衆議院議員と田村智子参議院議員に直接手渡されました(写真上の左が小池議員。写真下の右が田村議員)。

また、自民党の歯科議員で衆議院議員の石井みどり議員 から祝電が届き、次回診療報酬改定でも歯科診療報酬引き上げに尽力することが紹介され、会場内は拍手喝采となった。

 

 

 

 

田村議員受領250pixCIMG8782

 

16歯科関係者130名強が参加/保険で良い歯科医療の実現を求める国会内集会を開催

歯科関係者130名強が参加/保険で良い歯科医療の実現を求める国会内集会を開催

11.28よい歯連絡会250pixCIMG8771

 本日28日、「保険で良い歯科医療を」全国連絡会の主催による衆議院議員会館内で「“保険で良い歯科医療の実現を求める”国会内集会」が開催され、歯科医療関係者130名が参加しました。当会からは、森元主税副会長、山本道枝顧問、および事務局が参加しています。

集 会の中では、駆けつけた国会議員からの挨拶と中央情勢の説明が行われたほか、参加団体の代表者から、歯科医療費抑制で現場が窮地に追い込まれていること、 消費税増税が行われればその傾向が一層強まること、これから70~74歳になる高齢者の自己負担を2割にすれば間違いなく受診抑制が起き口腔格差が進むこ となどが訴えられました。

また、当会の森元副会長が報告に立ち、先に行った次期診療報酬改定に向けての会員緊急アンケートの全国集計結果を 紹介。4400名近い会員から回答があったこと、その中の52%が「収入が減った」と回答していること、77.7%が70~74歳の窓口負担2割化は患者 減につながると回答していることなどを紹介。さらに、歯科診療報酬引き上げとともに、患者窓口負担引き下げ、70~74歳窓口負担の1割継続を一体として 実現する必要性を訴えました。

歯科訪問診療と他職種との連携で熱い語らい/訪問診療懇談会を開催

歯科訪問診療と他職種との連携で熱い語らい/訪問診療懇談会を開催

 11月21日、訪問診療懇談会「訪問診療における他職種との関わり」を開催し、16名が参加しました。

当日は、東京民主医療連合歯科部副部長の前田茂先生から「訪問診療における医科歯科連携」について、東京歯科保険医協会副会長の森元主税先生から「訪問診療における他職種との関わり」について話題提供を行いました。

訪問診療懇談会 11.21:250pix

参加者からは、連携をスムーズにするために心掛けていることや、連携で困っていること、歯科訪問診療で疑問や不安に思っていることなどについて意見交換を行い、大変好評でした。

 ◆新年1月29日には地域医療をめぐる研究会を開催

なお、1月29日(水)には実際に介護の場で活躍している訪問看護師やケアマネジャーをお招きし、「地域医療研究会」を開催します。

2025年に向けて歯科に求めることをお話頂きます。他職種との関わりでお悩みの方、高齢の患者さんを診るうえでのヒントがほしい方、ぜひご参加下さい!

くわしくは、本ホームページの「研究会イベント」あるいは「協会カレンダー」をご覧ください。また、機関紙11月号、12月号の「研究会案内」にも掲載しておりますのでご覧ください。ご予約お待ちしております。

医科歯科医療連携・医療安全講習会/昨年度に引き続き東京保険医協会と合同で行います。ぜひご参加ください

医科歯科医療連携・医療安全講習会/昨年度に引き続き東京保険医協会と合同で行います。ぜひご参加ください

 【医科】

 ◆講 師 林泰史 氏(東京都リハビリテーション病院院長)

 ◆テーマ:「BP剤と副作用…ガイドラインでは計れない使用の実際」

【歯科】

 ◆講 師 白川正順 氏(前日本歯科大学附属病院・口腔外科教授)

 ◆テーマ 「循環器疾患患者の歯科治療の対応 -特に血圧変動ならびに抗血栓療法と抜歯について-」

 【開催要領は以下の通りです】

◆日 時 12月1日(日)午前10:00~12:45

◆会  場 飯田橋レインボービル大会議室(下に会場地図) 新宿区市谷船河原町11番地。TEL:03-3260-4791

◆交  通 JR総武線、地下鉄有楽町線・南北線・東西線・大江戸線「飯田橋駅」から徒歩約5分~9分。

◆参加費 会員無料(同伴者は今回に限り無料)

◆要予約 03-3205-2999(担当:経営・税務・スタッフ教育部)

 飯田橋レインボービル

 

医科歯科医療連携・医療安全講習会/昨年度に引き続き東京保険医協会と合同で行います。ぜひご参加ください

医科歯科医療連携・医療安全講習会/昨年度に引き続き東京保険医協会と合同で行います。ぜひご参加ください

 【医科】

 ◆講 師 林泰史 氏(東京都リハビリテーション病院院長)

 ◆テーマ:「BP剤と副作用…ガイドラインでは計れない使用の実際」

【歯科】

★医療安全講習会:白川先生写真200pix

 ◆講 師 白川正順 氏(前日本歯科大学附属病院・口腔外科教授/写真左)

 ◆テーマ 「循環器疾患患者の歯科治療の対応 -特に血圧変動ならびに抗血栓療法と抜歯について-」

 【開催要領は以下の通りです】

◆日 時 12月1日(日)午前10:00~12:45

◆会  場 飯田橋レインボービル大会議室 新宿区市谷船河原町11番地。TEL:03-3260-4791

◆交  通 JR総武線、地下鉄有楽町線・南北線・東西線・大江戸線「飯田橋駅」から徒歩約5分~9分。

◆参加費 会員無料(同伴者は今回に限り無料)

◆要予約 03-3205-2999(担当:経営・税務・スタッフ教育部)

 

 

歯科医療費は7%割り6.9%の2兆6757億円に/厚労省が平成23年度(2011年度)国民医療費を公表

歯科は7%割り6.9%の2兆6757億円に /平成23年度(2011年度)国民医療費は38兆5850億円

厚生労働省は昨日11月14日、「平成23年度(2011年度)国民医療費の概況」を公表した。それによると、23年度の国民医療費は38兆5850億円となり、前年度国民医療費37兆4202億円と比較すると1兆1648億円(3.1%)の増となっている。国民医療費は、その年度内に病気やけがの治療で全国の
医療機関に支払われた医療費の総額のこと。

これを国民一人当たりでみると30 万1900円となっており、対前年度9700円(3.3%)増となっている。また、対23年度国内総生産(GDP)比は8.15%となっており、前年度の7.79%に比べて0.36ポイント増加。対国民所得(NI)比は11.13%となっており、前年度の10.62%に比べ0.51ポイント増となっている。

一方、診療種類別にみると、①医科診療医療費:27兆8129億円で国民医療費全体への構成割合は72.1%を占める(うち入院医療費14兆3754億円、入院外医療費13兆4376億円)、②歯科診療医療費:2兆6757億円で6.9%となっており、前年度まで保たれていた7%を、遂に割ってしまった、③薬局調剤医療費:6兆6288億円で17.2%を占める―となっており、そのほかに入院時食事・生活医療費8231億円、訪問看護医療費808億円、療養費等5,637億円が続く。なお、前年度との増減率でみると、医科は2.2%増、歯科2.8%の増、薬局調剤医療費7.9%増となっている。

 

歯科受診抑制でフロア発言も/ドクターズ・デモンストレーション2013開催

歯科受診抑制でフロア発言も/ドクターズ・デモンストレーション2013開催

 ― 200名が衆院会館大会議室に/本田氏が医師充足は政府の数値改ざんと指摘

ドクターズ・デモンストレーション250pixCIMG8369

今回で3回目となるドクターズ・デモンストレーションが11月14日、衆議院第一議員会館大会議室で開催され、各保険医協会、民医連、全国医師ユニオンなどから約200人が参加。協会からは森元主税副会長、山本道枝顧問、事務局が参加した。

住 江憲勇保団連会長が開会のあいさつを行ったあと、代表世話人の一人で埼玉県済生会栗橋病院院長補佐の本田宏氏が問題提起のプレゼンテーションを行った。こ の中で「政府はよく『医師は足りている』などというが、どの県も人口10万人あたり医師数はOECD平均値よりも低い。また、85代以上の高齢の医師も数 に入っている。これは政府による数字の改ざんではないか」と訴えた。

この後、フロアの参加者から発言が続き、貧困による受診抑制や被災地で の窓口負担免除の廃止、医師と看護師の過重労働の状況などが報告された。保険医協会サイドからは、独自に行ったアンケートから子どもの医療費助成制度と歯 科受診率の関連性について報告のほか、入院料算定要件における管理栄養士配置を義務化することへの問題点を訴えた。

国会審議の合間をぬって国会議員も応援に駆け付け、三ツ林裕巳(自民党)、桜井充(民主党)、重徳和彦(日本維新の会)、川田龍平(みんなの党)、田村智子、小池晃(共産党)の6人の議員が挨拶を行った。

最 後に保団連理事でもある当協会の森元副会長から「診療報酬の大幅な引き上げ」「消費税増税による医療機関経営への悪影響に反対」「窓口負担の軽減」 「TPPからの撤退」「2025年問題に対応できるよう、医療再生に必要な財政保障を求める」など五項目からなるアピールを採択し、閉会した。

20周年記念で定期総会・講演会/「保険で良い歯」連絡会

20周年記念で定期総会・講演会/「保険で良い歯」連絡会

連絡会は、1993年に結成され、今年20周年を迎えました。今年は、チーム医療推進協議会議のメンバーでもある佐原まち子さんをお招きし、健康や暮らしについて学習し、今後の活動について考えたいと思います。気軽にご参加ください。会費は無料で、どなたでもご参加できます。ご参加お申し込みは東京歯科保険医協会までご連絡ください。

イイハデー街頭宣伝250pixCIMG8303

連絡先:03―3205―2999(担当:「保険で良い歯」連絡会担当)。

※写真左は、11月10日に浅草雷門界隈で行った良い歯連絡会のイイハデー街頭宣伝のひとコマ。

 

 

歯科医療問題めぐり会員緊急アンケート結果など交えやり取り/第4回メディア懇談会を開催

歯科医療問題めぐり会員緊急アンケート結果など交えやり取り/第4回メディア懇談会を開催

― 本日8日の午後6時30分から1時間にわたり参加者と協会役員間で議論交わす

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本日11月8日午後6時30分から1時間にわたり、協会会議室で第4回メディア懇談会を開催した。専門誌編集長クラス4名が参加し、協会からは濱克弥副会長、藤野健正副会長兼広報部長、および事務局が説明・報告に当たった。

今回の話題は、①2014年度診療報酬改定に向けた「会員緊急アンケート結果」の紹介、②消費税増税に対する政策委員長談話「消費税には“ゼロ税率”の適用を」、③秋の会員署名、院長署名の実績、④11月10日の「イイハデー街頭宣伝」の紹介―の4点。

参加者の中には、本日夕方に終了したばかりの社会保障審議会医療保険部会から駆け付けた方もおり、社保審医療部会の状況が赤裸々に報告され、協会の対応についてやり取りを求める場面もあった。

野口いづみ・中川洋一の両氏を講師/第4回学術研究会を開催

野口いづみ・中川洋一の両氏を講師/第4回学術研究会を開催

野口いづみ先生150pixIMG_8653

野口いづみ氏(写真左上段/鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医等)、

中川洋一先生150pixIMG_8612

中川洋一氏(鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長等)を講師に招きし、このほど第4回学術研究会を開催いたしました。

今 回は、「ここだけは知りたい! 有病者の歯科治療」をテーマに、高血圧症や不整脈、心不全、慢性気管支炎、糖尿病など医管の15疾患を中心に歯科診療時の 注意点を講演していただきました。来院時の問診や治療時の対処法など、歯科医師・スタッフが知っておきたいポイントをまとめて講演していただき、大変好評 でした。当日は165名が参加しています。

下の写真は、研究会終了後、両先生と協会社保・学術部の加藤開部長(左)による記念撮影です。

第4回学術250pixIMG_8650

歯科医療をめぐり周術期歯科に触れる/中医協総会が開催

歯科医療をめぐり周術期歯科に触れる/中医協総会が開催

11月1日、厚生省内で中医協総会が開催された。今回の課題は、①診療報酬調査専門組織入院医療棟の調査・評価分科会からの報告、②平成24年度診療報酬改定結果検証に係わる調査(平成25年度調査)について(周術期歯科)―の2項目。

このうち周術期治療に関しては、周術期口腔機能管理の効果については、「必要な口腔機能管理が計画的に行なえる」「患者が口腔管理の重要性を認識」などが指摘されたが、周術期口腔機能管理料の算定実績が非常に少ないことに関しては、医科側の該当ケースがないことなどが指摘された。周術期口腔機能管理実施の契機は、「手術を予定している同一の保険医療機関からの依頼・紹介」がトップとなっている。

反面、「周術期口腔機能管理を実施していない理由」に関しては、「医科医療機関からの依頼がない」がトップ。また、患者サイドからみた周術期口腔機能管理への満足度は、「とても満足している」「満足している」で約70%を占め、「口の中の管理の重要性が認識できた」「自分で口の中のケアを行うようになった」といった指摘が多くなっている。

2014/1/30 共済研究会

2014/1/30 共済研究会


◆テーマ:めざせ ! ストレスフリー ! 「ミラクル呼吸法」
◆日 時:2014年1月30日(木) 午後7時~9時
◆講 師:シュミッツ千栄子氏(有限会社シュミッツの森・代表取締役、シュミッツ千栄子呼吸法デザインセンター・代表、インド政府公認ヨガ・インストラクター、上智大学公開講座・講師)
◆内 容: 私たちが生まれて初めてしたことはなんでしょう?そう、呼吸です。生きる上で欠かせないものだから、呼吸を意識し変えていけば、人生だって変わるかも!? 今回は、呼吸法の第一人者であり、各メディアでも活躍されているシュミッツ千栄子さんをお招きし、ミラクル呼吸法を教えていただきます。ところで、肩や腰など疲れはたまっていませんか? 歯科診療は細かい作業が多かったり、きつい体勢をとることが多く、疲れがたまりやすいそうです。そこで特別に、歯科医療に従事する方のために、日々の診療で疲れがたまるところに効く呼吸法も取り入れて教えていただけることになりました!ミラクル呼吸法でストレスのない生活を送りましょう。みなさんのご参加お待ちしております。
◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室
住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階
電話:03-3205-2999
◆交 通:JR山手線・西武新宿線高田馬場駅下車戸山口より徒歩5分、東京メトロ東西線高田馬場駅下車3番・5番出口より徒歩5分
◆定 員:50名
◆参加費:会員・ご家族・スタッフ無料! ぜひ、ご家族・スタッフの方々もご一緒にご参加ください。
◆要予約: 電話 03―3205―2999(担当:共済部)
  ※簡単な呼吸法を体験します。腕を伸ばしたりしますので、動きやすい服装でお越し下さい。

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2014/1/29 地域医療研究会

2014/1/29 地域医療研究会


◆テーマ:2025年に向けて歯科に求められること
◆日 時:2014年1月29日(水) 午後7時~9時
◆講 師:
①橋本健一氏(東京歯科保険医協会理事)
②長川清子氏(滝野川病院訪問看護ステーション、訪問看護師)
③橋本裕子氏(居宅介護支援事業所マイペース、ケアマネジャー)
◆内 容: 「地域包括ケアシステム」という言葉をいろいろなところで目にするようになりました。協会機関紙でも10月号から3ヶ月にわたり、 地域包括ケアシステムについて解説しています。“病院・施設から在宅へ”という大きな流れの中で、今後の地域医療を担っていく に当たり、他職種との連携は避けて通れません。他の職種から歯科はどのようなことを求められているのでしょうか。どんな治療、関わり方をしていけば良いのでしょうか…。今回は、実際に介護の場で活躍している訪問看護師や介護職の方をお招きし、2025年に到来する「後期高齢者2000万人社会」に向けて、歯科に求めることをお話いただきます。高齢の患者さんを診るのは訪問診療だけではありません。外来診療にも多くの高齢者が訪れることになります。訪問診療を行っていない先生も、ぜひご参加下さい。
◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室
住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階
電話:03-3205-2999
◆対 象:会員とそのスタッフ
◆参加費:無料
◆定 員:50名
◆要予約:03―3205―2999(担当:地域医療部)

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2014/1/23 周術期口腔機能管理研究会

2014/1/23 周術期口腔機能管理研究会


◆テーマ:周術期患者の口腔管理について(仮題)
◆日 時:2014年1月23日(木) 午後7時~9時30分
◆講 師:丹沢秀樹氏 (千葉大学大学院医学研究院教授、千葉大学医学部附属病院 歯科・顎・口腔外科科長)
◆内 容:通知では、周術期の口腔機能の管理を行うに当たっては、「定期的に周術期の口腔管理に関する講習会や研修会等に参加し、必要な知識の習得に努めるものとする」とされています。本研究会は、通知に基づき、周術期口腔管理を担う医療人が知っておきたい周術期口腔管理のエビデンスなどについて講演を頂くことを考えています。これから周術期患者の口腔管理をはじめるにあたって、医院のスタッフ全員が知っておきたい内容です。ドクターだけではなく歯科衛生士・歯科助手など、診療所のスタッフ皆様でご参加下さい。
◆会 場:文京シビック小ホール
      住所:文京区春日1-16-21
      電話:03-5803-1100
◆交 通: JR中央・総武線水道橋駅 徒歩約10分。東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅直結。都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅直結
◆参加費:会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円) 
◆予約不要:当日は会員証を受付にご提示下さい。

文京シビック

2014/1/22  第2回スタッフ講習会

2014/1/22  第2回スタッフ講習会


◆テーマ:未経験スタッフのための基礎講習 第3回
◆日 時:1月22日(水) 午後7時30分~9時
◆講 師:協会講師団
◆内 容:初めて歯科医院に勤務される方にとっては、歯科業界は言葉も分からなければ、器具もわからない、治療もわからない、とわからないことだらけだと思います。先生や先輩に聞きたいことが沢山あるけど忙しそうだし、こんな基礎的なこと聞きにくいし…と悩まれている方も多いのではないでしょうか?そこで、「デンタルスタッフのための歯科保険診療ハンドブック」を参考資料に、“基礎の基礎”の講習会を行います。参加者はみなさん初心者!この機会に基礎をバッチリおさえましょう!ご参加お待ちしております。なお、保険制度の講習及び実習などは含まれておりませんので、予めご了承下さい。
◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室
      住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階
      電話:03-3205-2999
◆交 通:JR山手線・西武新宿線高田馬場駅下車戸山口より徒歩5分、東京メトロ東西線高田馬場駅下車3番・5番出口より徒歩5分
◆対象者:歯科業界未経験、または経験の浅いスタッフ
◆参加費:1人4,000円(テキスト代込み)
◆定 員:40名(1診療所2名まで)
◆要予約:電話 03-3205-2999(担当:経営・税務・スタッフ教育部)
※テキストは事前に送付致します。当日使用しますので、必ずお持ち下さい。

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2013/12/8 医科歯科連携研究会

2013/12/8 医科歯科連携研究会


◆テーマ:医科歯科連携の実践から拡大へ-糖尿病と歯周病連携手帳の活用による健康管理の実際-
◆日 時:12月8日(日) 午後1時~5時
◆講 師:
①宗永泰一 氏(広島県歯科医師会理事)
      「糖尿病と歯周病の医科歯科連携の実践について~Hiroshima study 広島県歯科医師会の取り組み~」
②西村英紀 氏(九州大学歯学部教授)
      「糖尿病のリスク因子としての歯周病~そのエビデンス」
③栗林伸一 氏(三咲内科クリニック)
      「慢性合併症としての視点で医科から歯科へ紹介するチェックポイント(仮題)」
④三辺正人 氏(文教通り歯科クリニック)
      「糖尿病と歯周病の医科歯科連携促進を目指して―医科歯科 連携による生活習慣病スクリーニングの実施と有用性評価―」
◆内 容:当協会と東京保険医協会、千葉県保険医協会の3協会による共催で、今年も医科歯科連携研究会を行います。
◆会 場:東京保険医協会・セミナールーム
     住所:新宿区西新宿3-2-7KDX新宿4F
電話:03―5339―3601
◆交 通:JR、小田急線、京王線など新宿駅下車徒歩10分
◆参加費:会員とそのスタッフ無料
◆要予約:電話 03―3205―2999(担当:地域医療部)
※日本糖尿病協会歯科医師登録医のための講習会の登録を行っています。

医科協会最新地図

 

2013/12/1 医科歯科医療連携・医療安全講習会

2013/12/1 医科歯科医療連携・医療安全講習会


◆テーマと内容
①【医科講師】林泰史 氏(東京都リハビリテーション病院院長)
「BP剤と副作用…ガイドラインでは計れない使用の実際」
◆内 容:歯科領域で顎骨壊死対応にとガイドラインが作成されている骨粗鬆症 治療薬、BP剤は優れた骨折抑制効果を有することから確実な治療継続が推奨 され、剤型、種類が増えている。そこで、医師も歯科医師もBP剤投与3年後には 他剤へ変更、投与中は口腔ケアを指導、顎骨壊死のリスクを回避、テリパラチド で治癒可能、といった共通認識のもとに、骨粗鬆症罹患患者が人間として最も幸 せに過ごせるように医療提供をする必要があることを述べる。   (講師より)
②【歯科講師】白川正順 氏(前日本歯科大学附属病院・口腔外科教授)
「循環器疾患患者の歯科治療の対応-特に血圧変動ならびに抗血栓療法と抜歯について-」
◆内 容:虚血性疾患患者の歯科の日常臨床では、急激な血圧変動によって、患 者が胸痛など体調の異変や不調を訴えることや抜歯後の出血に難渋する場合が ある。また、これらの患者の中にはワ-ファリンやアスピリンなど抗凝固薬・抗血小 板薬服用患者がいるが「PT-INR値の至適治療域の中で服薬を継続し抜歯 を行う」ことで、医科・歯科ともコンセンサスが得られている。しかし、中には一時中 止して抜歯している施設もある。以上の点から、循環器疾患患者の歯科治療の対 応について全般的に触れてみたい。      (講師より)
◆日 時:12月1日(日) 午前10時~12時45分
◆会 場:飯田橋レインボービル大会議室
      住所:新宿区市谷船河原町11番地
      電話:03-3260-4791
◆交  通:JR総武線、東京メトロ有楽町線・南北線・東西線・大江戸線「飯田橋駅」から 徒歩約9分
◆参加費:会員無料(同伴者は今回に限り無料)
◆要予約:電話 03-3205-2999(担当:経営・税務・スタッフ教育部)

飯田橋250pixレインボービル

2013/11/30 会員懇談会

2013/11/30  会員懇談会


◆テーマ:全部床、歯内療法、抜歯のここがもうちょっと聞きたい
◆日 時:11月30日(土) 午後7時~8時30分(終了後、別会場で懇親会)
◆話題提供:山本鐵雄(全部床)、本橋昌宏(歯内療法)、濱﨑啓吾(抜歯)各理事
◆内 容:これまで3回にわたり学術ベーシック講座を開催してきましたが何れも大変好評で、早速臨床に取り入れて治療がうまくいったとの声が多数寄せられました。しかし、「もう少し詳しく聴きたかった」、「自分の症例についてアドバイスが欲しかった」との声も同じぐらいいただきました。限られた時間ということもあって受講者すべての要望にお答えできませんでした。そこで各回の講師が全員勢ぞろいした懇談会を企画しました。 講演のとおり治療してみたが、ここがうまくいかなかったということや、もう少し詳しく聴きたかったこと等多数あると思います。お互いに親睦と交流を深められるよう懇談会形式で皆様といろいろディスカッションを行い有意義な時間にしたいと思っています。ベーシック講座に参加できなかった先生も大歓迎です。多数参加をお待ちしています。また、懇親会には講師3人が参加しますので、懇親会にもぜひご参加下さい。
◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室
     住 所:東京都新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6F
     電 話: 03―3205―2999
◆交 通:JR山手線・西武新宿線高田馬場駅下車戸山口より徒歩5分、メトロ東西線高田馬場駅下車3番・5番出口より徒歩5分
◆参加費:会員無料(懇親会は3,000円程度の負担あり)
◆要予約: 03-3205-2999(組織部)

協会地図2013年版

 

有楽町マリオン前で街頭宣伝/保険で良い歯科医療請願署名への協力は561筆

有楽町マリオン前で街頭宣伝/保険で良い歯科医療請願署名への協力は561筆

③_2街頭宣伝風景250PIXCIMG8051

台 風一過の10月27日午前、歯科決起集会に先立って、午前11時から有楽町マリオン前で保険で良い歯科医療を求める街頭宣伝が行われた。

 

 

 

 

 

⑤街頭署名風景その2:150pixCIMG8061

数寄屋橋手前の往来には白衣の歯 科医師や医師、スタッフ約100名が道行く人に呼びかけ、「いつでも、どこでも、だれもが、お金の心配をせず“保険で良い歯科医療”の実現を求める請願署 名」への協力を呼びかけ、1時間で561筆の署名が集まった。

 

 

 

 

 

④街頭署名風景その1:200pixCIMG8025

歯科決起集会を開催/次期改定こそ実質プラス改定を!!

歯科決起集会を開催/次期改定こそ実質プラス改定を!!

②竹田先生150pixCIMG8169

10 月27日、港区竹芝のニューピアホールで「“命を守る”保険で良い歯科医療の実現を求める10.27決起集会」が行われ、全国から歯科医師やスタッフなど 339人が参加し、患者窓口負担の引き下げや保険のきく範囲の拡大などを求めた。東京歯科保険医協会からは松島会長はじめ会員や家族・スタッフ48名が参 加した。

 

集会では宇佐美宏保団連歯科代表が全国3300医療機関から寄せられたアンケート調査に結果を背景に、「今こそ補綴や基礎的技術料の引き上げを図 るべき」と訴えた。

 

 

10.27決起集会会場CIMG8087

さらにそのアンケート結果の分析を竹田正史保団連副会長(当協会理事/写真左上)が解説。昨年と比べ約60%の歯科医院で患者減を実感しており、患 者が10%以上減少したとの回答は半数に達したことを指摘した上で、「歯科の経営危機の根本は患者減にあり、その原因は厳しい経済状況にある。現在提起し ている署名を集め、窓口負担を引き下げ、患者が安心して通院できる条件を作ることが大事」とした。

 

 

 

 

消費税には 「ゼロ税率」の適用を/政策委員長談話

消費税には 「ゼロ税率」の適用を

10月1日、安倍首相は、来年4月に消費税率を8%に引き上げることを発表した。国民の厳しい生活をさらに冷え込ませ、保険医療機関が負担している「損税」の増加につながる消費増税は、直ちに見直すことを強く求めるものである。
増税による8兆円に及ぶ新たな負担増は、収入増がなければ家計を圧迫し、可処分所得の圧縮を余儀なくさせる。その結果、保険医療機関への患者の受診を遠ざけ、国民の健康にとって重大な影響を及ぼす危険性があり、見過ごすことはできない。
現時点でも、東京の歯科保険医療機関では、保険診療が「非課税」扱いとなっているため、最終消費者でないにもかかわらず、年間50~60万円(※)の消費税を負担している。しかし、診療報酬で手当てされている消費税相当額は11万円程度(※)に過ぎず、歯科保険医療機関が結果として年間40~50万円の「損税」を支払っているのが実態である。こうした「損税」を解消するには、診療報酬での手当てではなく、保険診療に「ゼロ税率」を適用させることによって根本的に解消させることができる。こうした「ゼロ税率」適用の求めは医療界にも広がりつつある。
国民の健康に重大な影響を与える保険医療機関の「損税」の仕組みを放置したままで、増税を行うことは到底容認することができない。直ちに保険医療機関への「ゼロ税率」適用を求めるものである。

 2013年10月25日
 東京歯科保険医協会
 政策委員長 中川勝洋

※これらは粗い試算によるものであり、年間「損税」額は実際にはもっと高額になると思われる。

いのちまもる10.24国民集会/日比谷の野音に3000人集合

いのちまもる10.24国民集会/日比谷の野音に3000人集合

―林修氏が「今でしょ!」でエール送る

10月24日、保団連、全日本民医連、日本医労連などでつくる実行委員会が主催する「いのちまもる10・24国民集会」が秋雨降りしきる日比谷野外音楽堂で行われ、3000人が参加した。協会からは呉橋美紀、森元主税両副会長、山本道枝、渡辺吉明両顧問が参加した。

 林修氏200pixCIMG7931オー プニングでは、情勢を風刺するコントグループのザ・ニューズペーパーが昨今の消費税増税やTPPによる医療崩壊を取り上げたコントを披露し、場内から喝采 を浴びた。次にタレントで予備校講師でもある林修氏が演壇に立ち、おなじみのフレーズ「今でしょ!」を発して医療を守る運動へエールを送り、会場を盛り上 げた。
さらに、田村智子参議院議員が介護保険の改悪に警鐘を鳴らしたほか、日本医師会と日本歯科医師会からのメッセージが披露された。保団連から は井上博之宮城県保険協会副会長が演壇に上がり、震災後の窓口負担免除の措置により、特に歯科で受診が増加したことを指摘し、今後も患者が安心して受診す るには窓口負担の軽減が必要不可欠であると訴えた。

 

 10.24国民集会会場300pixCIMG7972

 

最後に、社会保障の充実や医療・介護の営利化反対を求めるアピールを採択し終了した。
その後、参加者は銀座から東京駅までパレードを行い、消費税増税反対や社会保障充実を求めるシュプレヒコールを挙げ、道行く人たちに訴えた。

 

歯科関連演題で協会関係者6名が発表/第28回保団連医療研究集会

歯科関連演題で協会関係者6名が発表/第28回保団連医療研究集会

第28回医療研300pixDSC01521

 10 月12、13日の2日間にわたり、横浜市内の横浜ベイシェラトンホテル&タワーズにおいて、第28回保団連医療研究集会が開催されました。全国から医師・ 歯科医師・スタッフ・一般市民など併せて1607名が参加。当協会からは演題発表を行った6名を含め34名が参加しました。

13日は、市民 公開講座として女優の倍賞千恵子氏による「歌うこと、演じること、そして生きること」をテーマとした講演が行われたほか、「こどもの虐待―地域の一員とし ての役割を考える」「医療再生へ、医療の倫理と自治―市場化、医療事故、医療研究の“底流”を穿つ―」をテーマとしたシンポジウムも開催されたほか、オー プニング行事や基調講演などが行われました。

14日の午前は分科会や、「これからの開業医と臨床研究の関わり」をテーマにした臨床研究シンポジウム、「医療情報の電子化の光と影~患者の個人情報保護の観点から医療IT化を考える~」をテーマとした講演が同時開催されました。

昼食時には医師・歯科医師を対象としたランチョンセミナーが4つのテーマで開催されています。

さ らに午後は「高血圧症に立ち向かう」「糖尿病性腎症の診断と治療の実際」「患者さんが知りたい、糖尿病からわかる歯周病のメカニズム」「かかりつけ医が取 り組める在宅医療―実はハードルは低い 地域社会、多職種連携に視線を―」の4つのシンポジウムが開催され、2日間の医療研究集会が終了しました。

 

【分科会発表者と演題一覧】

◆第1分科会 在宅医療・介護

・戸澤昭彦先生 「インターネットによる『地域包括支援体制』の一試み」

◆第3分科会 歯科診療の研究と工夫

・横山靖弘理事 「時間短縮、技工料節約、各個トレーを既製トレーとアルジネート印象材で作る方法」

・山崎佐智恵歯科衛生士(共同研究者:濱克弥先生) 「フィリピン海外ボランティア活動の報告」

・近藤順子歯科衛生士(共同研究者 濱崎啓吾先生、中川裕美子先生、丸岡豊先生)「国立国際医療研究センター病院における感染予防対策の取り組み」

◆第4分科会 医科歯科連携した研究と日常診療の工夫

・加藤開理事 「睡眠時無呼吸症候群の医科歯科連携の実際と課題」

◆第6分科会 医学史、医療運動史、医療と裁判

・濱克弥理事 「東京医科・歯科会員数1万人達成の歴史」

歯科の電子請求猶予までに知っておきたいことは/最近の返戻事例から見える電子レセ請求時の留意点 【第1回社保研究会を開催】

歯科の電子請求猶予までに知っておきたいことは/最近の返戻事例から見える電子レセ請求時の留意点 【第1回社保研究会を開催】

 ★社保研究会250pixIMG_8547(HP)10月17日、なかのZERO小ホールで「最近の返戻・審査から見える審査事例について~電子請求猶予終了までに知っておきたいこと~」をテーマに第1回社保研究会を開催しました。当日は184名が参加しました。講演では、社保・学術部の加藤開部長が、①電子レセプト請求猶予終了までに知っておきたいこと、②最近の返戻事例から見える電子レセプト請求時の留意点―について説明。また、社保・学術部の島倉洋造副部長が、協会に相談が多く寄せられた返戻事例をもとに、保険請求時の留意点を解説しました。

アンケートからは、義歯管理料やSPTなどを含め、保険ルールの基本的内容を理解することが重要だとのご意見が寄せられました。

電子請求の猶予や免除後の対応については、協会機関紙11月号等でも会員へ案内を行う予定です。ぜひ、ご覧ください。

その他、秋季の学術研究会は、10月27日(日)に開催します。野口いづみ氏(鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医、日本障害者歯科学会認定医)、中川洋一氏 (鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医・指導医)の両講師をお招きし、「これだけは知りたい! 有病者の歯科治療」をテーマに1日コースの集中講習会となっています。

事前申込制となっておりますのでご注意ください。詳しくは、本ホームページ「研究会イベント」コーナー、または機関紙10月号の研究会ご案内ページをご覧下さい。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のOA治療 「歯科医科連携のための講習会」を開催

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のOA治療 「歯科医科連携のための講習会」を開催

SAS講師陣200pixCIMG7861

10 月14日、銀座の東京都中小企業会館で今年度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)のOA治療「歯科医科連携のための講習会」を開催し、会員64名、歯科技工士 13名が参加した。講師は前回と同じ山本鐵雄、古畑升、西田紘一田賀仁の4氏(写真左)。昼休みには、協賛していただいた(株)アソインターナショナル、㈳日本睡 眠総合検診協会、㈲エム・イー・クリエーションの3社によるランチョンセミナーが開かれ、会場内で展示説明(写真下)が行われるなど、前回よりも内容はかなり濃いも のとなった。
講義内容は、①睡眠時無呼吸症候群総論(西田氏)、②睡眠時無呼吸症と歯科(田賀氏)、③睡眠時無呼吸診療における睡眠関連病院と実 地歯科医との連携(古畑氏)、④OAの製作と保険請求のポイント(山本氏)で、講師陣の質の高い話であるが、それでいて分かりやすい講義に、皆それぞれ熱 心にメモを取って受講していた。

SAS会場全景200pixCIMG7659
長時間にわたる講習であったが、講義終了後の質疑応答では活発な質問や意見も交え、有意義な一日となった。
最後に、山本氏(協会組織部長)が全体講評を行い、OA治療を通じて医療連携を成功させることの意義を強調した。急な案内にも係らず、他の行事を排してまで参加いただいた東京保険医協会の森本玄始理事、㈳東京都歯科技工士会の西澤隆廣会長から挨拶をいただき閉会した。
本 講習会は、表題の通り睡眠時無呼吸症候群の治療で、医科歯科における医療連携を推進する目的で開催している。講習会修了者はOA治療実施歯科医療機関とし て医科歯科連携名簿に登載され、その名簿と連携ポスターが送られる。昨年3月に連携がスタートして以来、今回の講習で170名の会員と13技工所が連携リ ストに登録されることとなった。

SAS出展社風景200pixCIMG7753

当協会のSASにおける医療連携は着実に実績を伸ばし、全国の協会および医療関係者から進展が注目されている。今回より東京都歯科技工士会にも呼びかけを行ったが、参加した技工士全員から、改めてOAを製作していく意義を認識したと、感謝の声をいただいた。
医科、歯科、技工所とさらに連携の輪を広げるべく今後とも努力していく所存である。

第1回学術研究会ビデオ上映会を開催

第1回学術研究会ビデオ上映会を開催

学術ビデオ上映会250pixCIMG7571

9月29日、協会会議室において2013年度第1回学術研究会ビデオ上映会を開催した。
上 映内容は、2012年度第四回学術研究会の「歯内療法を成功に導くために、まず行うべき基本中の基本とは?」(講師:田則宏氏/新宿区開業)で、前年度 350名を超える参加者があった講演である。協会が記録用に撮影したものを希望する会員に視聴してもらうこの企画は4年前より始めたが、今回も澤田氏の了 解を得て開催した。34名の会員が参加し、終了後のアンケートでは、この企画の継続に期待するメッセージが多数寄せられた。

歯科診療所の感染症対策で講習会

歯科診療所の感染症対策で講習会/第3回ドクター・スタッフ講習会を開催

茂木先生200pixCIMG7590

10 月2日、「歯科医院の感染症対策」をテーマとする第3回ドクター・スタッフ講習会を東京ウイメンズプラザにて開催し、110名が参加した。講師は当協会の 理事の茂木伸夫氏(がん・感染症センター都立駒込病院歯科口腔外科部長)。同病院の歴史から、感染症患者の動向、最近の感染症のトッピクスなどを分かりや すく講演した。
先進国といわれる国の中で、唯一日本がHIV/エイズ患者数が増加していること、さらに先進国の中で結核の罹患率が最も高いことなどの状況を解説した。


感 染予防対策としては、医科も歯科も使用器具の滅菌・消毒に関してはほぼ同じだが、歯科ではさらに飛沫感染対策が重要になる。マスク、ゴーグルや手袋の着 用、タービンのフリーランの重要性、治療前の患者のうがいにより発生するエアロゾル中の細菌数が有意に減少することなどを述べた。

 

歯科医院診療所感染症対策250pixCIMG7588

また、器具の滅菌・消毒に関しても、オートクレーブにかければ大丈夫ということではなく、第一段階として流水下で器具をしっかり洗うことが、一番の消毒だと強調された。
口腔内は、細菌やウィルスの住処。そのことを常に心に留め、患者さんや自分自身をも含めたスタッフの安全を確保しなくてはならないと改めて痛感させられた講習会であった。