協会ニュース

歯科保険医協会4会長対談を実施/各地の取り組みや課題などで交流深める

歯科保険医協会4会長対談を実施/各地の取り組みや課題などで交流深める

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協会は6月29日(土)、歯科保険医協会4会長対談を実施した。対談には、全国の保険医協会・医会のうち歯科単独で組織する4協会、すなわち4協会とは、東京歯科保険医協会(松島良次会長)、京都府歯科保険医協会(林光一理事長)、大阪府歯科保険医協会(小澤力理事長)、福岡県歯科保険医協会(大崎公司会長)の4協会の会長が参加した。

当協会の藤野健正副会長・広報部長が司会を務め、最近の医療・歯科医療、社会全般、経済などの諸問題のほか、指導・監査問題、会員拡大対策、消費税と医療機関など各協会の取り組みや課題、開業歯科医師にとって強い関心事などを話題に、約2時間にわたり思うところを語り合った。終了後に場所を変えてさらに熱い議論が重ねられた。

新規開業医講習会を開催します/明日30日(日)午前10時

新規開業医講習会を開催します/明日30日(日)午前10時

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明日、6月30日(日)午前10時から新規開業医講習会を開催します。新規開業医講習会は明日と7月7日(日)の2回に分けて開催します。明日は、午前、午後とも社保関連の講義。7月7日は午前は社保、午後は経税関連の講義となっております。

明日の講習の準備は写真の通り完了しました。

内田剛也氏をお招きし、7月18日(木)に学術研究会を開催します。

 内田剛也氏をお招きし、7月18日(木)に学術研究会を開催します。

 

 内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師にお招きし、7月18日(木)に文京シビック小ホールにて、第2回学術研究会を開催致します。ぜひ、ドクターだけでなく、歯科衛生士の方など診療所のスタッフみなさまでご参加下さい!

 

【テーマ】

歯周基本治療で改善しない原因と対応 -フラップするとき、しないとき-

【抄録】

中等度以上に進行した歯周炎では、歯周基本治療後も歯周組織の改善がみられず、歯周外科手術が必要となるケースも少なくありません。しかし、手術後も改善がみられず、対応に苦慮した経験をお持ちの先生もいらっしゃるのではないかと思います。

 歯周炎は歯周病菌の感染が主たる原因ではありますが、全身的および歯科的なリスクファクターの考慮が必要です。そして、歯周基本治療時には、治療に対する歯周組織の反応を観察し、原因となるリスクファクターを診断・治療することで、歯周外科手術前に歯周組織が改善し易い環境を準備する必要があります。

 今回の発表では歯周基本治療と歯周外科の意義について再考してみたいと思っています。

【講師】

内田剛也 氏 (川崎市開業、 日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)

【日程】

7月18日(木)午後7時~9時30分

【会場】

文京シビック小ホール(住所:東京都文京区春日1-16-21/電話:03-5803-1100)

【交通】

JR中央線・総武線水道橋駅徒歩8分、メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅徒歩3分、都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅徒歩3分

【参加費】

①東京歯科保険医・協会会員 :無料(同伴者は1名につき1,000円) 、②東京歯科保険医協会・未入会員 :8,000円

【予約】不要。当日は会員証を受付にご提示下さい。

 

「保険でよい歯を」東京連絡会/2013夏の講演会 7/7

★「保険でよい歯を」東京連絡会/2013夏の講演会★

もしかして、お口が臭うかしら?と思ったことはありませんか?今回は、東京医科歯科大学「息さわやか外来(口臭外来)」診療科長の川口陽子先生をお招きし、口臭の原因と日常的な対策、最新の治療方法などについてお話し頂きます。さわやかな息を手に入れ、いつも笑顔で過ごしましょう♪

◆テーマ:誰もが気になるお口のにおい ~口臭治療の最前線~

◆日 時:7月7日(日) 14時~16時

◆講 師:川口陽子先生(東京医科歯科大学大学院教授)

◆会 場:文京シビックホール3F・会議室

     住所:東京都文京区春日1-16-21

     電話:03―5803―1100

◆交 通:東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅、 都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅

◆参加費:無料

◆要予約:90名

     協会事務局まで(TEL 03―3205―2999)

第1回学術研究会を開催しました

第1回学術研究会を開催しました 

 大谷一紀氏(台東区第1回学術研究会HP用ピクセル開業、日本補綴歯科学会専門医)を講師に招き、第1回学術研究会を開催しました。当日は176名が参加。今回は「シンプルな積層充填で行うダイレクトボンディング~色(明度)・形態・表面性状の調和~」をテーマに、日常診療で良く行われる充填について補綴的な見地からさらに審美性を追及した講演をしていただきました。当日は充填の基本的な考え方の他、講師による充填のデモンストレーションも行われました。

 参加者からは、「今まで知らなかったテクニックも分かりやすく解説・デモをしていただき、明日から早速臨床で試してみます。」「来てよかったです。明日から役立つとてもいい講演でした。」「内容も濃く、本当に良かったです。ありがとうございました。」など声が寄せられ、大変好評であった。

 

 次回は7月18日(木)に内田剛也氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)を講師にお招きし、「歯周基本治療で改善しない原因と対応~フラップするとき、しないとき~」をテーマに開催予定です。詳しくは研究会のご案内ページをご覧下さい。

 

第41回定期総会で議案6本を承認/新会長・役員全員を承認

新会長・役員全員を承認

第41回定期総会を開催し議案6本承認

 ★総会全員ピクセルCIMG6236

昨日6月20日、第41回定期総会を新宿区高田馬場の協会会議室で開催した。役員改選では、会長、副会長、理事ほか22名を選出、顧問2名と事務局長も承認された(写真左は新役員の集合写真)。

 

 

 

 

★挙手で採決ピクセルIMG_7818

今回は、去る3月23日に「医科・歯科会員1万人達成記念祝賀会」、5月11日には当協会の「創立40周年特別企画」を開催し、今後の活動への新たな弾みがついた後に開催される総会であること、さらに2年に一度の役員改選の年に開催する総会であることから、役員はもとより一般会員からも関心の高い総会となり、メディアからも3社が取材に訪れた。

予定されていた議案6本は、担当役員の説明に基づき審議・検討が加えられ、すべて承認された。決議文全文は、当ホームページの「理事会声明」コーナーをご覧ください( 東京歯科保険医協会 ≪ 理事会声明 )。

なお、承認された役員ほかは、以下の通り。

★再選ピクセルIMG_7767

【会 長】松島良次(写真左/目黒区)

【副会長】呉橋美紀(大田区)、濱克弥(千代田区)、藤野健正(渋谷区)、森元主税(北区)、矢野正明(板橋区)

【理 事】加藤開(豊島区)、川戸二三江(渋谷区)、定永健男(中央区)、高山史年(豊島区)、竹田正史(江東区)、坪田有史(文京区)、中川勝洋(港区)、橋本健一(東村山市)、馬場安彦(世田谷区)、濱﨑啓吾(練馬区)、半田紀穂子(台東区)、茂木伸夫(文京区)、山本鐵雄(大田区)、横山靖弘(港区)

【監 事】浅井武彦(新宿区)、南條芳久(渋谷区)

【顧 問】渡辺吉明(新宿区)、山本道枝(大田区)

第41回定期総会決議

第41回定期総会決議

 

★挙手で採決ピクセルIMG_7818

安倍首相はTPP交渉参加を決定した。TPPは、農業だけではなく、薬価決定過程への製薬企業の参加と新薬の特許強化、混合診療や営利企業の病院経営の解禁等、医療分野についても懸念がある。我が国が世界に誇る国民皆保険制度が崩壊する危険性をはらんでいる。

 また、社会保障制度改革国民会議では、「自助・共助・公助」と社会保障の原則を変質させる論議がなされている。「消費増税に見合った社会保障改革」など、消費税増税と社会保障の縮減を両輪に国民に負担増を要求してくる。歯科医師の三人に一人がワーキングプアと言われているほど歯科医療機関の経営は深刻であり、消費税増税が行われれば、歯科医療機関は更に疲弊し、地域医療の崩壊につながることも懸念される。これらの情勢は私たちに、社会保障改悪や国民負担増の動きに反対する運動を強化することを求めている。

私たちは医療に携わる立場から、社会保障制度の理念を矮小化し、さらには医療を営利追求できる市場として開放しようとする動きに反対し、さらに国民や医療従事者が安心できる医療制度・社会保障制度を守るため、下記事項を速やかに実現するよう求めるものである。

 

            記

一、保険診療にゼロ税率を適用すること。

一、消費税率の引き上げを直ちに中止し、目的税化を行わないこと。

一、TPPへの交渉参加を直ちに撤回すること。

一、 高点数による集団的個別指導を止め、不当な個別指導、監査を改めること。

一、後期高齢者医療制度を廃止すること。

一、当面十八歳までの医療費助成を行い、速やかに患者窓口負担を『ゼロ』にすること。

一、保険診療の充実をはかること。

以上、決議する。

 

                      2013年6月20日

                      東京歯科保険医協会第41回定期総会

第41回定期総会速報②議案6本をすべて承認/決議案を採択

第41回定期総会速報②

議案6本をすべて承認/決議案を採択

 

第41回定期総会の全議案が承認されました。最終議案「第6号議案:決議採択の件」も先ほど満場一致の拍手をもって採択されました。取材に訪れていたマスコミ3社・3名にも決議を配布し、広く歯科医療界、さらに国民への発信を託しました。決議は以下の通りです。

第41回定期総会  決 議

 安倍首相はTPP交渉参加を決定した。TPPは、農業だけではなく、薬価決定過程への製薬企業の参加と新薬の特許強化、混合診療や営利企業の病院経営の解禁等、医療分野についても懸念がある。我が国が世界に誇る国民皆保険制度が崩壊する危険性をはらんでいる。

 また、社会保障制度改革国民会議では、「自助・共助・公助」と社会保障の原則を変質させる論議がなされている。「消費増税に見合った社会保障改革」など、消費税増税と社会保障の縮減を両輪に国民に負担増を要求してくる。歯科医師の3人に1人がワーキングプアと言われているほど歯科医療機関の経営は深刻であり、消費税増税が行われれば、歯科医療機関は更に疲弊し、地域医療の崩壊につながることも懸念される。これらの情勢は私たちに、社会保障改悪や国民負担増の動きに反対する運動を強化することを求めている。

私たちは医療に携わる立場から、社会保障制度の理念を矮小化し、さらには医療を営利追求できる市場として開放しようとする動きに反対し、さらに国民や医療従事者が安心できる医療制度・社会保障制度を守るため、下記事項を速やかに実現するよう求めるものである。

一、保険診療にゼロ税率を適用すること。

一、消費税率の引き上げを直ちに中止し、目的税化を行わないこと。

一、TPPへの交渉参加を直ちに撤回すること。

一、 高点数による集団的個別指導を止め、不当な個別指導、監査を改めること。

一、後期高齢者医療制度を廃止すること。

一、当面18歳までの医療費助成を行い、速やかに患者窓口負担を『ゼロ』にすること。

一、保険診療の充実をはかること。

以上、決議する。

 

2013年6月20日

東京歯科保険医協会第41回定期総会

第41回定期総会速報①/会長あいさつ

第41回定期総会速報①/会長あいさつ

当協会の第41回定期総会が午後6時から始まりました。冒頭では松島良次会長(写真)がこの2年間の任期を振り返りつつ、最初の1年間は初めてのことがたくさんあったこと、今後の方向性については、現状維持や新たなチャレンジなどについてこの総会の場で議論していただきたい―とあいさつしました。

 現在もなお審議中です。

第41回定期総会間もなく開会/午後6時~8時まで

第41回定期総会間もなく開会/午後6時から8時まで

 当協会の第41回定期総会が、間もなく午後6時から開会します。写真は会場の準備中の風景です。定期総会議案書にありますように、2012年度活動報告・決算報告の承認、2013年度活動計画案・予算案の承認のほか、役員改選などを行います。さらに、保険診療へのゼロ税率適用、消費税引き上げ注視、TPP交渉参加撤回などを求める「決議(案)」を諮ります。

今総会は、さる3月23日の「医科・歯科会員1万人達成記念祝賀会」および5月11日の「東京歯科保険医協会創立創設40周年記念特別企画」を着実に終了させた上での開催となっており、その位置づけに着目したマスコミも4社が取材を予定しております。

スタッフ全員で共有したい医療接遇セミナー

スタッフ全員で共有したい医療接遇セミナー

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6月10日、文京シビック小ホールにてANAビジネスソリューション(株)のインストラクター上倉直美氏を講師に招き第1回ドクター・スタッフ講習会「信頼をとどける医療接遇セミナー」が、開催され、234名が参加した。

 

 

 

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講師の上倉氏は、医療接遇の基本として、第一印象の重要性、立ち居振る舞いや言葉遣いの具体例など多彩な内容をスライドにて説明された。また、講義の合間にペアーワークの時間が設けられており、参加者同士で互いに笑顔のチェック、お辞儀の仕方などを行うことで、楽しみながら実践的な接遇を学ぶことができる。アンケートからは、「明日からすぐに実践していける内容だった。」「実実践があり、メリハリがあって飽きさせない感じでした。実際の経験した話もきけて分かりやすかったです。」など多くの声が寄せられた。

 

第3・4回学術研究会のタイトルと学術ベーシック講座の日程が決まりました

第3・4回学術研究会のタイトルと学術ベーシック講座の日程が決まりました

◆学術研究会:第3・4回の学術研究会のタイトルが以下のように決定しましたのでお知らせします。ぜひ、ご参加ください。

 ・第3回:保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう

 ・第4回:ここだけは知りたい!有病者の歯科治療

 

◆学術ベーシック講座:また、昨年度好評だった若手歯科医師向け学術ベーシック講座を今年度も開催いたします。今年の日時、タイトルは以下の通りです。詳細は、当協会の機関紙7月号、本ホームページなどでご案内いたします。若手の先生で、歯内療法や抜歯について深く勉強されたい方は、ぜひ、こちらにもご参加ください。

 ・第1回:8月 3日(土)午後7時~9時/会場→東京歯科保険医協会会議室

      テーマ「歯内療法について(仮題)」

 ・第2回:8月24日(土)午後7時~9時/会場→東京歯科保険医協会会議室

      テーマ「抜歯について(仮題)」

 

 

医科協会練馬支部例会で交流深める/テーマの柱は医科歯科連携

医科協会練馬支部例会で交流深める/テーマの柱は医科歯科連携

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 6月6日に開催された東京保険医協会の練馬支部例会に、当協会からは組織部担当の森元主税副会長、濱崎啓吾理事、本橋昌宏組織部員を含む9名が参加した。医科協会の参加者は8名。医科協会の佐々木明練馬支部長のあいさつに続き、森元副会長が写真のように当協会作成のポスターを参加者に供覧した後、周術期口腔管理のポイントについて説明した。例会のテーマと講師は以下のとおりである。

 ①千葉県保険医協会の三辺正人先生による「医科歯科連携による歯周病と糖尿病スクリーニングの実施と有用性評価に関する調査研究」、

 ②東京保険医協会理事の申偉秀先生の「睡眠時無呼吸症候群(SAS)における医科歯科連携」。

SASに関しては、当協会の濱崎理事からも講習会の受講者の状況と今後の予定、名簿登載の流れなどについて参加者に説明した。医科歯科両協会の会員から多くの質問が寄せられ、活発な討議が行われて充実した例会となった。

 

練馬支部③全景DSCF0149終了後、医科歯科両会員から感想をうかがうと、「近所に歯科の先生の知り合いができ、うれしい。OA装置のことなどいろいろ教えてもらいたい」「SAS連携の名簿をみて、近くに歯科の先生がいることは知っていたが、やはり、実際にこうしてお会いして、話しのやりとりをして、名刺を交換し、面識ができたほうが良いと感じた」「医科の先生が歯科のSAS治療について把握していることがわかり、今後の連携の際の参考になった」「SAS連携、歯科でのSASについて、医科サイドからいろいろな治験が紹介され、たいへん驚いた」など、さらに交流が深まり医科歯科の連携が着実に進んでいく感触が得られた。

新規開業医講習会を開催します:6/30と7/7の両日:指導相談・患者トラブル等の相談に対応した協会ならではの講義を2日にわたり開催

新規開業医講習会を開催します

6/30と7/7の両日:指導相談・患者トラブル等の相談に対応した協会ならではの講義を2日にわたり開催

 新規講習:加藤先生IMG_6693

会員の先生方から「最近の新規指導について知りたい」「保険診療の内容を知りたい」「カルテ記載はどうしたらよいのか」といった声や、患者とのトラブルについてのご相談が多く寄せられています。こうした声にお応えして、新規開業医講習会を開催いたします。新規開業の先生方がきちんとした保険診療を行い、医院を円滑に経営してくための内容が満載となっております。

 

 

 

新規講習:田賀先生IMG_6668ぜひご参加をご検討ください。

 

     2日間

     コース

6月30日(日)

7月7日(日)

10時~16時

10時~16時

講義

内容

 (午前)

  ○審査・指導

  ○保険点数

   ○症例に基づいたカルテ記載

講義

内容

 (午後)

  ○保険点数

  ○患者トラブル対応とその予防

 

参加費

 (2日分)

  協会会員 13,000円 未入会の先生30,000円

   ※両日のご参加が原則となります。

   ※参加費には資料・食事代が含まれております。

会場

東京歯科保険医協会・会議室

JR・地下鉄東西線 高田馬場駅下車 徒歩5分

申込

東京歯科保険医協会   担当:組織部(℡:03-3205-2999)

定員45名/定員に達し次第締め切り

 

 

 

新会員証を議案書とともに送付しました

新会員証を議案書とともに送付しました

みほん字入り「会員証」250ピクセル

 

現会員証の有効期限が2013年6月末に迫りました。これに伴い、新会員証をお届けします。新会員証は6月20日(木)開催の第41回定期総会議案書に同封して発送しており、6月1日前後から順次、お手元に届きます。本年7月からは旧会員証は使用できなくなりますのでご注意ください。

なお、研究会等の参加には会員証の提示が必要ですので、必ずご持参ください。

談話/都議選にあたって

談話/都議選にあたって

6月に東京都議会議員選挙(14日公示、23日投票)が実施される。今回の都議選は大きな争点はないと言われているが、長引くデフレ経済のもと、勤労者の所得は13年連続減少を続け、国保の滞納世帯は全世帯の23%を占めるなど、都民の生活は大変厳しいものとなっている。そうした中で必要な歯科医療も受けることができない状況が広がっている。

また「石原都政下では老人福祉手当や老人医療費の助成の廃止などを行い、それを引き継いだ猪瀬都政もそれを継承している。都の決算では老人福祉費の比率が全国でも下位に落ち込むなど高齢者の医療・福祉予算が削減されてきている。東京都内は現在、全国の中でも高齢化率が高く、しかも独居高齢者が多いのが特徴であり、今後の高齢化への対応が特段に求められている。都議選を機に在宅歯科診療への支援や歯科口腔保健法の具体化、18歳までの医療費助成制度の創設など積極的な施策提案が期待される。

都議選は、参院選直前に行われる選挙で、安倍首相も「准国政選挙」と位置付けるほど重要な選挙である。選挙結果は国政に大きな影響を与える。こうした都民と歯科開業医の要求の実現を進める機会ともなり、社会保障制度の充実を進める候補者を選択することを呼びかけたい。

 

2013年5月24日

東京歯科保険医協会政策委員長

南條芳久

ゼロ税率求め衆参国会議員へ984名分の要望書手渡す

ゼロ税率求め衆参国会議員へ984名分の要望書手渡す

 

5月16日保団連の国会行動に森元主税副会長、高山史年理事、山本道枝顧問および事務局が参加し、医療への「ゼロ税率」適用を求める会員署名984名分と寄せられた会員の声を東京選出の衆参国会議員に届け、ゼロ税率適用の必要性を訴えた。また、TPPの参加表明撤回を求める松島良次会長の談話を手渡し、交渉参加しないよう求めた。

この日は本会議が開かれ、阿部知子衆院議員と田村智子参院議員を除きすべて秘書対応となったが、会員の中には「もし、このまま消費税が10%になった場合には閉院を考えている」と明言する歯科医師がいることを説明すると、真剣に耳を傾ける秘書も多く、粘り強く訴えることが大切だと実感した。

創立40周年特別企画に300人が参加/会員の関心の高いテーマでの研究会

創立40周年特別企画に300人が参加

会員の関心の高いテーマでの研究会

レセプションでは各種景品を参加者に進呈

<雨天にもかかわらずご参加いただきありがとうございました>

 

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◆300人以上が参加した研究会

5月11日、協会は「都市センターホテル」において創立40周年を記念したイベントとして合同研究会と記念レセプションを開催し、会員・スタッフ合わせて300人以上が参加し、大きく成功しました。合同研究会は、歯科医師・スタッフの関心に合わせた7つのテーマで同時に開催するという協会としては画期的な企画で、いずれの会場においても参加者が熱心にメモを取る姿が見られました。

写真左はスタッフ教育部担当の研究会「伝えたい 私たちのこだわり」の会場内の模様です。各研究会ともこのように好評でした。

 

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◆一青先生の軽快なトークのもとレセプションが進行しました

記念レセプションの司会は女優であり会員でもある一青妙先生が務め(写真左)、華やかな雰囲気のもとで進行しました。この中で協会の40年の歩みをスライドで紹介しました。

 

 

 

第2ロゴ◆記念ピンバッジを参加会員全員に進呈

さらに、40周年を記念した協会のロゴマークの発表を行いました。

 

このほか歯科関連企業17社が出展するデンタルショーを同時に開催し、多くの参加者が熱心に展示に見入っていました。

40周年デンタルショーIMG_7474

 

 

 

 

 

出展企業を各社を中心に提供された歯科関連器材などが当たる抽選会を開催し参加者に楽しんでいただきました。

抽選会で当選された会員の皆さんの記念撮影も行っています。

40周年:抽選当選者IMG_7469

 

 

 

 

 

40周年野菜即売IMG_7392

 

 

 

 

 

東日本大震災被災地支援の一環として宮城県産野菜の即売会を行うなど、盛りだくさんの企画内容に参加者から大変喜ばれました。

◆写真下は、レセプション会場内での乾杯のシーンです。 

 40周レセプション乾杯IMG_7370

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日はあいにくの雨でお足元の悪い中にもかかわらず、多数の方々のご参加をいただきました。ご参加いただいた方々には厚く御礼を申し上げます。40周年特別企画終了もつかの間、協会では目下、6月20日(木)に行われるます第41回定期総会の準備を進めています。ぜひ、こちらへのご参加もお願い申し上げます。

TPP問題などを議論/第1回メディア懇談会を開催

TPP問題などを議論/第1回メディア懇談会を開催

5月10日、協会会議室で2013年度第1回メディア懇談会を開催。参加は4社・4名。協会からは、広報部長を務める藤野健正副会長と森元主税副会長、さらに事務局が参加した。

第1回メディア懇談会CIMG5648

今回の話題は、消費税増税と協会が主張している「医療機関への消費税ゼロ税率課税」について、会員署名の状況を紹介しつつ触れたほか、翌11日開催の協会創立40周年特別企画の取材案内などを行った。さらに、TPP交渉参加への抗議の意を込めた会長談話も、改めて紹介した。

参加各メディアからは、TPPは本来の趣旨は貿易の自由化のはずだが、医療、金融、政府調達といた幅広い分野を包含しており、単なる貿易自由化協定ではない。しかも、内容がまるでアメリカンスタンダードになっていることや、医療については混合診療解禁が強く求められるのではないかといった懸念が指摘された。また、仮に日本がTPPに加盟したとしても、米国が現在日本向けに設定している製品販売価格を、TPP加盟国で販売しているのと同じ低価格(例えば、日本での価格が、某国で5分の1で販売されているようなケース)に改めることは、到底考えられないのではないかといった意見も出された。

歯科外来診療環境体制加算研究会

4月からの診療報酬改定で歯科外来診療環境体制加算が見直されこれまでの初診時のみの算定から再診料にも加算(+2点)が予定されています。  本講習会は、その届出を行う上で必要な①偶発症に対する緊急時の対応②医療事故 ③感染症対策――の医療安全対策に係わる講習会です。今回は3月9日の講習会に申込みして参加できなかった先生が優先となります。定員になり次第受付終了いたしますのでご了承下さい。 ◆テーマ:歯科医療安全・緊急時の対応はどうする? ~歯科外来診療環境体制加算~ ◆日 時:5月25日(土)午後6時30分~9時 ◆講 師:坂下英明氏 (明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学第2分野教授) ◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室      住所:新宿区高田馬場1-29-8 いちご高田馬場ビル6階 電話:03-3205-2999 ◆交 通: ◆参加費:会員無料(同行スタッフ1名につき1,000円) ◆要予約:65名(要予約)事前電話予約をお願いします。      電話03-3205-2999(担当:斎藤・武久) *講習会受講証明書の発行を希望される方は、発行手数料1,000円をご負担下さい。なお、発行は会員ご本人限定です。 *遅れて参加された場合、また途中で帰られた場合は、受講証の発行はできません。

第1回ドクタースタッフ講習会

毎年大変ご好評をいただいておりますANA接遇セミナーです。 「楽しい!」「わかりやすい!」「明日から使える!」 医院・スタッフのレベルアップ間違いなしの講習会です。 <内容> ①遇の基本 ②身だしなみ ③言葉づかい ④心遣い ⑤電話対応 ⑥院内コミュニケーション―など。皆さまでぜひご参加下さい!! ◆テーマ:ANA接遇講習会『信頼を届ける 医療接遇セミナー』 ◆日 時:6月10日(月) 午後7時~午後9時 ◆講 師:上倉 直美氏(ANAビジネスソリューション株式会社 インストラクター) ◆会 場:文京シビック小ホール      住所:文京区春日1-16-21 電話:03-5803-1100 ◆交 通:東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅4bまたは5番出口徒歩3分、都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅(文京シビックセンター前)文京シビックセンター連絡通路徒歩3分、JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分 ◆参加費:会員証1枚で1名のみ無料(同伴者は1,000円) ◆予約不要:当日は会員証を受付にご提示下さい。  ※平成25年度日本歯科医師会生涯研修2単位の登録を予定しています。

毎回人気の講習会 今年も開催!第1回未経験スタッフ講習会

毎回人気の講習会 今年も開催!第1回未経験スタッフ講習会

4月22日、協会会議室で、協会の役員が講師を務め、「未経験スタッフのための基礎講習」が開催された。参加人数は、50名。

昨年に引き続き、これまで歯科業界での勤務経験のないスタッフの方を対象に歯科の基礎を知って頂くための講習会で、毎回人気の講習会となっている。

教材は、スライドとデンタルスタッフのための歯科保険診療ハンドブック。また、診療所で覚えておきたい語句・略語というポケットサイズの単語帳も配布している。

前半は、カルテの種類、保険証の見方、歯と歯周組織の構造や、歯式の読み方、むし歯の段階、むし歯の治療、後半は、歯周病の治療、欠損補綴(義歯、インプラント)についての講義となっている。

最後に4つのグループにわかれ、それぞれのグループごとに1人ずつ講師がつき、質疑応答を行った。質疑応答では、普段の診療で気になっている事や聞きたくても聞きづらい事など、先生に直接質問ができると好評。

アンケートでは、「とても丁寧に説明して下さっていて分かりやすかったです。半年未満の時に聞きたかったくらいです。(助手、受付 1年8か月、11か月)」「仕事中は、当たり前のことすぎて先輩に質問をしていいのかわからない内容が多々あるので、今回頂いたテキストで勉強して今後に生かしたいです。ありがとうございました。(受付1.5か月)」などの感想をいただくことができた。

40周年合同研究会 「これから求められる高齢者歯科医療」

「これから求められる高齢者歯科医療」

 

先生方、診療所に来院される高齢患者さんをどのように診ていますか?

「○○さんは、最近、足元がふらついているが、いつまで来院できるのかなぁ」「まだ治療の途中だが、来なくなったなぁ」とか、思い悩みながら診療していませんか?

 

40周年の企画では、そのような悩みに対する処方箋について、話題提供し、先生方と共に考えてみたいと思います。

外来から訪問診療への窓を開くことが、今、求められています。

【講師】

日大通り歯科医院(世田谷区)馬場安彦:理事/地域医療部長

森元歯科医院(北区)森元主税:副会長/地域医療部担当

 

【お申し込みはお済みですか?40周年記念事業】「保険と自費診療におけるメタルフリーの将来を展望する」

【お申し込みはお済みですか?40周年記念事業】

「保険と自費診療におけるメタルフリーの将来を展望する」

 坪田デンタルクリニック(文京区)

坪田有史

歯冠修復におけるメタルフリーのメリットは、審美性の回復、金属アレルギーの対策があげられる。間接法の歯冠修復において、コンポジットレジン系、セラミック系の材料が使用され、最近の金銀パラジム合金の価格高騰により代替材料としての可能性が検討されている。今回、メタルフリーについて接着を含め考察し、さらに先進医療として認可されたハイブリッド系コンポジットレジンのブリッジに触れ、メタルフリーの現在と将来を展望する。

<5月11日(土)午後6時30分より:都市センターホテルにて>

※要予約 協会40周年特別企画担当:戸井田、片岡(03―3205―2999)

【談話】 国民皆保険の形骸化をまねくTPP交渉参加表明に抗議する                      

【談話】                              

国民皆保険の形骸化をまねく

TPP交渉参加表明に抗議する

 3月15日、安倍晋三首相は環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を正式表明した。

 私たち歯科医師は、国民皆保険制度および日本の主権を守る立場から、TPP交渉参加表明に厳重に抗議し、ただちにその撤回を求めるものである。

第4回理事会2013年250ピクセルCIMG6013

 TPP交渉参加にあたっては、農業・食糧の問題ばかりではなく、医療においても①薬価決定過程への製薬企業の参加と新薬の特許保護の強化、②混合診療の全面解禁、③営利企業の病院経営への参入などを通じて、「いつでも、どこでも、だれでも」安心して医療を受けられるという素晴らしい国民皆保険制度が崩壊する危険がある。

TPP交渉への参加には先行11ヶ国の同意が必要である。そのカギを握るのは米国だが、米国は自動車・保険・知的財産権問題で日本に大幅な譲歩を求めている。すでに牛肉では米国の意に沿うように輸入基準を緩和し、自動車も米国に全面譲歩した。これが拡大したら国民生活と医療には甚大な影響を及ぼすことになる。

米国の医療は、日本のような公的医療保険が無く民間保険が基本であり、様々な保険商品が販売されている。保険会社はそのノウハウを蓄積しており日本でのシェア拡大を狙っている。いわゆる混合診療が禁止されている今でも、ガン保険のシェア第1位は米国の保険会社であり、その混合診療が全面解禁されれば、民間保険の市場規模は飛躍的に拡大しアメリカの保険会社が強みを発揮することは間違いない。そして、政府が厳しい財政を理由に新しい医療技術や医薬品を容易に保険収載せず、良い治療や薬は民間保険に頼らざるを得ない状況を創るとすれば、保険会社の収益は拡大する。民間保険に入らないと患者が望む良い治療が受けられないということになれば、国民皆保険は形骸化する。お金がなければ満足な医療が受けられない日本にして誰が喜ぶのか。

医薬品は米国企業が多くの特許を持っており、「販売好調な新薬の公定価格を下げていく日本の仕組みについても見直しを迫ってくる」(毎日)とするなら、薬剤の価格が上昇し、国民は医療も受けられず薬も買えない事態となる恐れがある。

TPP交渉参加は日本の将来に禍根を残すことになりかねない。私たちは、安倍首相と日本政府に対しただちにTPP交渉参加表明を撤回するよう強く求めるものである。

2013年4月17日

東京歯科保険医協会

会長 松島良次

「これから始める!歯科訪問診療」講習会に28名が参加

「これから始める!歯科訪問診療」講習会に

28名が参加

 4月14日、協会会議室で「これから始める!歯科訪問診療」講習会を開催し、28名の会員が参加した(写真は訪問診療を行うきっかけについて話す講師陣)。

午前は、「高齢者と歯科訪問診療の状況」と「歯科訪問診療の点数」「歯科訪問診療の症例」を解説。午後からは、「訪問の依頼を受ける工夫」「訪問診療の実際と義歯作製の注意事項」「訪問診療で抜歯を行う留意点」などについて講演を行い、その後、グループに分かれてディスカッションを行った。それぞれのグループでは、多くの質問や意見が出され時間が足りないほど盛り上がった。

2013年度学術研究会 開催日程が決定しました

2013年度学術研究会の日程

2013年度学術研究会日程が決定しました。歯科開業医の視点に沿ったテーマで4回開催致します。どれも明日からの診療に役立つ内容ばかりです。ぜひご参加下さい。

また、昨年度に引き続き、好評であった周術期口腔管理に関する研究会も開催を予定します。詳細は、本ホームページ左下の「各部紹介」コーナーの「社保・学術部」コーナー、あるいは「イベントカレンダー」をご覧ください。なお、第3,4回につきましては、詳細が決まり次第、ホームページ、機関紙などでご案内します。

第4回学術研究会/ここだけは知りたい! 有病者の歯科治療

第4回学術研究会

 ◆テーマ:ここだけは知りたい! 有病者の歯科治療

◆日 時:10月27日(日) 午前10時~16時

◆講 師:野口いづみ氏(鶴見大学歯学部准教授、日本歯科麻酔学会評議員・指導医、 日本障害者歯科学会認定医、日本登山医学会理事)

     中川洋一氏(鶴見大学歯学部講師、日本歯科薬物療法学会編集委員会委員長、日本口腔外科学会認定口腔外科専門医・指導医)

★社会の急速な高齢化に伴い、全身的な疾患を持ついわゆる有病者が歯科医院を受診する機会が増えています。このような患者さんが歯科治療を安全かつ適切に受けられるように、しっかりした体制を整えておく必要があります。  歯科治療総合医療管理料に規定する疾患として、高血圧性疾患、虚血性心疾患、不整脈、心不全 喘息、慢性気管支炎、糖尿病、甲状腺機能障害、副腎皮質機能不全、脳血管障害、てんかん、甲状腺機能亢進症、自律神経失調症、骨粗鬆症(BP製剤)、慢性腎不全(透析患者)があります。このような疾患を有する患者さんの歯科治療では、医科との連携が必要な場合が少なくありません。また、偶発症発生の危険も高く、その予防や対応の準備も必要です。スムースな診療連携と安全な歯科治療を行うために必要な基本的ポイントを解説します。(講師より)

◆会 場:明治大学・リバティータワー1011号室

     住所:千代田区神田駿河台1-1

      電話:03―3296―4545

◆交 通:JR中央線・総武線各駅停車・東京メトロ丸の内線「御茶ノ水」駅下車、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅下車徒歩5分

◆参加費:1名につき4,000円(昼食代含む)

◆要予約:03-3205-2999(社保学術部)

◆定 員:250名(※ご参加は会員、およびそのスタッフに限ります)

第3回学術研究会/テーマ:保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう

第3回学術研究会

◆テーマ:保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう

◆日 時:9月19日(木) 午後7時~9時30分

◆講 師:五十嵐 順正 氏(日本補綴歯科学会歯科補綴専門医・指導医・名誉会員、 東京医科歯科大学歯学部元教授)

★歯科診療室に来院する欠損歯列患者のほとんどが保険の範囲での欠損補綴治療を希望して来る。経済的に豊かな人    たちにも、そうでない人たちにも学理的に正しい、健康回復に効果のある欠損補綴治療を行うのが我々臨床医のスタンスである。それでは、学理的に正しい治療とはどのような事項で、どんな点に留意して治療にあたるべきなのだろうか。今回はおもにクラスプ義歯をツールとする治療について最新のスタンダードを提示したい。(講師より)

◆会 場:文京シビック小ホール

     住所:東京都文京区春日1-16-21

      電話:03-5803-1100

◆交 通:メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅4b・5番出口徒歩3分、都営地下鉄三田線・大江戸線春日駅(文京シビックセンター前)文京シビック

     センター連絡通路徒歩3分、JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分

◆参加費:会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円)

◆予約不要:当日は会員証を受付にご提示下さい。

第2回学術研究会

中等度以上に進行した歯周炎では、歯周基本治療後も歯周組織の改善がみられず、歯周外科手術が必要となるケースも少なくありません。しかし、手術後も改善がみられず、対応に苦慮した経験をお持ちの先生もいらっしゃるのではないかと思います。

歯周炎は歯周病菌の感染が主たる原因ではありますが、全身的および歯科的なリスクファクターの考慮が必要です。そして、歯周基本治療時には、治療に対する歯周組織の反応を観察し、原因となるリスクファクターを診断・治療することで、歯周外科手術前に歯周組織が改善し易い環境を準備する必要があります。

今回の発表では歯周基本治療と歯周外科の意義について再考してみたいと思っています。(講師より)

 

◆テーマ:「歯周基本治療で改善しない原因と対応~フラップするとき、しないとき~」

 

◆日 時:7月18日(木)午後7時~9時30分

 

◆講 師: 内田剛也 氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)

 

◆会 場:文京シビック小ホール

     住所:東京都文京区春日1-16-21

電話:03-5803-1100

 

◆交 通:東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅4bまたは5番出口徒歩3分、都営地下鉄三田線・ 大江戸線春日駅(文京シビックセンター前)文京シビックセンター連絡通路徒歩3分、 JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分

 

◆参加費:会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円)

 

◆予約不要:当日は会員証を受付にご提示下さい。

※平成25年度日本歯科医師会生涯研修3単位の登録を予定しています。