年別アーカイブ: 2013年

厚生労働省が歯科専門職検討会WGの第2回会合を開催

厚生労働省が歯科専門職検討会WGの第2回会合を開催

厚生労働省は3月18日、「歯科専門職の資質向上検討会」に設置している「歯科医師ワーキンググループ(WG)」の第2回会合を同省内で開催した。

今回は特に、歯科医師臨床研修制度について協議・検討を加え、事務局の資料説明と報告の後、委員で日本歯科大学生命学部の秋山仁志教授と伊東歯科口腔病院の伊東隆利院長、千葉大学医学部の丹沢秀樹教授(医師免許と歯科医師免許を双方を持つダブルライセンサー)、九州大学の樋口勝規教授、さらに患者サイドの声を聞くため、ささえあい医療人権センターCOMLの山口育子委員理事長も参加してプレゼンテーションが行なわれ、委員間の意見交換も行われた。その内容に基づき、現行の歯科医師臨床研修制度の見直しに関連する論点についても議論が重ねられた。

医院の間からは、指導歯科医経費や目標達成管理費、研修物件費などを賄うには、研修歯科医人件費では不足している実情が紹介されたほか、歯科医師・医療人としての自覚が足りない点を指摘する声もあがった。

厚生労働省が歯科専門職検討会WGの第2回会合を開催

厚生労働省が歯科専門職検討会WGの第2回会合を開催

厚生労働省は3月18日、「歯科専門職の資質向上検討会」に設置している「歯科医師ワーキンググループ(WG)」の第2回会合を同省内で開催した。

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今回は特に、歯科医師臨床研修制度について協議・検討を加え、事務局の資料説明と報告の後、委員で日本歯科大学生命学部の秋山仁志教授と伊東歯科口腔病院の伊東隆利院長、千葉大学医学部の丹沢秀樹教授(医師免許と歯科医師免許を双方を持つダブルライセンサー)、九州大学の樋口勝規教授、さらに患者サイドの声を聞くため、ささえあい医療人権センターCOMLの山口育子委員理事長も参加してプレゼンテーションが行なわれ、委員間の意見交換も行われた。その内容に基づき、現行の歯科医師臨床研修制度の見直しに関連する論点についても議論が重ねられた。

医院の間からは、指導歯科医経費や目標達成管理費、研修物件費などを賄うには、研修歯科医人件費では不足している実情が紹介されたほか、歯科医師・医療人としての自覚が足りない点を指摘する声もあがった。

新規開業医講習会に29名参加

新規開業医講習会に29名参加

3月17日、協会会議室で新規開業医講習会が開かれ、29名の歯科医師が参加しました。講師は午前の部が田賀仁経営・税務部員、午後の部が山本鐵雄学術部長と加藤開社保部長でした。17日の講習は歯科医院の経営・管理と審査・指導、カルテ記載の基本について。参加者は皆、真剣にメモを取りながら受講していました。次回は31日午前10時から、療養担当規則の解説と保険点数の算定要件や具体的な症例によるカルテ記載等についての講習があります。

アンケートでは、「雇用管理の勘所、患者クレームに対する受付での対応の仕方が分かり参加して良かった」「新規指導でも『再指導』との結果も出ていて、日頃のカルテ記載の大切さが分かった」との意見が寄せられました。

<講師からのコメント>

・参加者の先生方の熱意を感じ、少しでも医療水準の向上につながる内容が伝えられたのであれば嬉しいです(田賀)。

・長時間にもかかわらず、受講者の真剣な思いが伝わってきました。講師としては、次回にも熱が入ります(山本)。

・参加された先生方は熱心に話を聴いていらして、講師としても熱が入りました。次回は、各論でもっと詳しい話しをしなくては…(加藤)。

800名が参加/16日に宮城被災地の復興を考える集い開催

800名が参加/16日に宮城被災地の復興を考える集い開催

 

16日、東日本大震災で被災した宮城県で、「あらためて今 ふるさとみやぎの 復興を考える」が開催され、約800名の保健、福祉、医療関係者や一般の方々が参加。協会から森元主税副会長と中川勝洋理事、および事務局が出席した。

メインとなったシンポジウムでは、民族研究家の結城登美雄氏による「浜のくらしと文化に学ぶ」のほか、地元日刊紙幹部の渡邉眞紀氏(三陸新報社)、武内宏之氏(石巻日日新聞社)、今村正誼の3氏から、震災2年後の復興の全容や被災者の生活状況、復興計画そのものの進捗状況と浮上した問題点、今後の方向などについて報告が行われた。その中で、被災地での雇用問題、立ち合がりつつある被災地へ赴き、食事、お土産を購入することなども復興支援につながる。復興計画には地元住民の意見を考慮していないところもある。TPP導入には被災地の農業に与える影響には厳しいものがある、などが指摘された。

司会の細島不二雄氏は、シンポ内容を総括した多形で決意表明を行い、①TPP問題:しっかりと学習会をすることが力になる、②街づくり:終の棲家は自分たちでつくる、③被災者目処口負担の1年延長を県に働きかける―などを訴えた。

なお、東日本大震災発災当時は、協会から被災地歯科支援班を4月から8月にかけて10回にわたり派遣。地元の歯科の先生方はもとより保健婦さん、自治体職員関係者の協力を得て、綿密な連絡のやりとりを行い、被災者の方々に歯科支援を実施した経緯がある。当時協会がたびたび達道に入った石巻市の大型総合施設“ビッグ・バン”は、現在では元通りの施設として利用されており、今回の会合に参加した協会の3名がビッグバンにあいさつに伺ったところ、地元の少年剣士の年に1度の大会が行われており、たいへんたくましい声が場内を響き渡っていた。

 

態癖(たいへき)をテーマにドクター・スタッフ講習会開催/175名が参加

態癖(たいへき)をテーマにドクター・スタッフ講習会開催/175名が参加

 

3月11日(月)文京シビック小ホールで、「力のコントロール・態癖への取り組み」と題してドクター・スタッフ講習会が行われ、175名が参加した。

講師は、小川淳氏(神奈川県開業)、横山知恵美氏 (歯科衛生士)井上紗希氏 (歯科衛生士)の3名。

臨床以外にも、日常生活でも役立つ内容となっており、アンケート結果からは「患者さんに対してのアプローチももちろんですが、まずは自分自身の態癖を自覚して、やめるための努力を始めてみたいと思います。そのうえで、自分で気づいたことを含めて患者さんに伝えて理解してもらえるよう始めてみたいと思います」というご意見や、「衛生士さんの力がとても重要なのだと痛感しました。横山さん、井上さん素晴らしいです。私もスタッフによく説明して、協力してもらいたいと思いました。小川先生ありがとうございました」など、先生とスタッフの方が一緒に参加してだき、医院全体で活かせる内容の講習会となった。

「歯科外来診療環境体制加算」講習会を開催

「歯科外来診療環境体制加算」講習会開催

 

3月9日(土)協会・大会議室で「歯科外来診療環境体制加算」講習会が行われ62名が参加した。講師は、毎年同講習会で好評を得ている明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学第2分野教授の坂下英明氏。この講習会は、外来環の施設基準の届出を行う上で必要な、①偶発症に対する緊急時の対応、②医療事故、③感染症対策―の医療安全対策に係る講習会となっている。講演は、歯性感染症などさまざまな症例も紹介される。そのため届出が目的ではなく、症例の勉強のために毎年のように訪れる先生も増えてきている。参加者からは「普段は聞くことができない医療事故のことを学べてよかった」「症例が大変勉強になった」と好評であった。

第7回メディア懇談会を開催/40周年記念特別企画を紹介

40周年記念企画を参加メディアも好評価

 

第7回メディア懇談会を8日、協会会議室で開催。参加メディアは2社で、協会からは矢野正明副会長、藤野健正広報部長、事務局担当者が参加した。

今回の話題は、①5月11日に開催する協会創立40周年記念特別企画の紹介、②医療機関への「ゼロ税率」適用を求める会員署名、③第41回定期総会、④理事会声明「北朝鮮の核実験強行に抗議する」―など。特別企画に関しては、企画内容と参加者の状況を紹介し、当日の取材の案内を行った。

参加者からは、「10年おきの節目の年にこのような研究会を開催し、その時々の歯科医療について議論する場があることは素晴らしい。今後の協会の方向を考えるきっかけにもなっていくのではないか」との発言があったほか、「マスコミ向けに企画内容を紹介する資料も用意してもらえれば…」との指摘もあった。

ゼロ税率会員署名については、その趣旨と内容、今月11日に会員に署名用紙を配布することなどを説明した。また、理事会声明は、過去にパキスタンやインドなど、今回の北朝鮮だけに限らず、核実験を強行した諸国に対して必ず行ってきたことを説明した。

懇談の中では、提供した話題とは別に、都内では保険医協会や歯科医師会のどちらにも入会していない歯科医師が多数存在していることが指摘されたほか、病院と歯科診療所との連携は広く実践されるべきだ―といった意見が出された。

新規開業医講習会 特別開催(2日間コース)40名  3月17日(日)・31日(日)  両日10:00~16:00   定員になり次第締め切りとなります。お早めにお申し込みください。

新規開業医講習会 特別開催(2日コース)

3月17日(日)31日(日) 両日10:00~16:00

定員になりしだい締め切りとなります。お早めにお申し込みください。

 昨年から新規指導の内容が大幅に変わりました。チェックを受ける時間も長く、しっかりとした準備がなければ不利な判定ばかりか返還金も要求されます。先生方が安心して診療に望めるように、正しいカルテ記載をするための基本的な知識や、診査・指導の要点や対応など、具体的事例を中心とした協会のベテラン講師陣の懇切丁寧な解説は、これまでの参加者から高い評価をいただいております。今回は患者とのトラブルやスタッフ雇用など保険医が知っておくべきこともプログラムに加え、さらに内容を充実させて皆様の参加をお待ちしています。

The China Syndrome

The China Syndrome

1979年米国/ジェームズ・ブリッジス監督

 

「ここがベンタナ原子力発電所です」

「カリフォルニア電力発電所」

「後ろのドームが原子炉格納庫です」

 この映画は、原子力発電所のトラブルをめぐって、原発特別取材担当の女性テレビレポーター、カメラマンと原子力技術担当者と電力会社経営者の三者のコントラストを際立させて、原発の危険性や安全性を軽くみて、利益を優先して情報を隠そうとする電力会社の体質を浮き彫りにすることに成功しています。

 この映画の題名「チャイナ・シンドローム」とは、溶融貫通(メルトスルー)のことを言います。メルト・ダウンによって、核燃料が溶け落ち、その高熱によって鋼鉄製の圧力容器や格納容器の壁や底が溶けて貫通し、放射性物質が外に溢れ出すという最悪の状態を指しています。

「この揺れ、何かしら」

「注水を急げ」

「緊急事態が起きた。全員を安全地帯に退避させろ」

 特番取材の担当の二人がコントロール・ルームを見学している最中に原子力発電所に何か異常事態が起きました。

 撮影したビデオを原子力専門家に見せると、

「あなたたちが生きていたのは奇跡だ」

「おそらく炉心がむき出しになり、チャイナ・シンドロームになるところだったに違いない」

 一方、発電所の直接の担当部長は安全審査資料を調べ直してみた。

「X線検査をごまかしたバカがいた」

「原子炉の溶接部に手抜きがある」

「今すぐ発電を止めねば大惨事につながりかねない」

 危機を訴えても、電力会社経営者は多額の費用のかかる検査など不要であるとして男の訴えを一蹴してしまいます。

 再び、原発の故障の兆候が現れ、一刻の猶予もないところまできています。

 男はもはや説得が通用しないことを悟り、銃を奪ってコントロール・ルームを占拠してしまいます。

「誰かが安全循環装置を止め、発電をフル回転させようとした」

「早く元に戻さんと、非常バブルを開くぞ」

「もう打つ手がない、覚悟しろ」

 スリーマイル島のメルト・ダウンの原発事故はこの映画公開後、間もなくして実際に起きました。

 福島第一原子力発電所事故でも、地震の2、3日後にはメルトダウンを起こしていたと、後になってから公表されました。

 NO NULES!

 原発技術者を演じたジャック・レモンはアカデミー賞、カンヌ国際映画祭で男優賞を獲得しました。 

 映画の前のあなたが思わず「NO NULES!」(反核・脱原発)と叫びたくなる作品です。

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                              (竹田正史/協会理事)

The Postman Always Rings Twice ~ 郵便配達は二度ベルを鳴らす ~

The Postman Always Rings Twice ~ 郵便配達は二度ベルを鳴らす ~

1981年米国/ボブ・ラフェルソン監督

 

「わたしはあなたのものよ」

「もしふたりきりなら」

「善悪なんか関係ない」

「死刑になるぞ」

 この映画はいつの時代でも、どこの国でも、世の中を騒がせるいわゆる「夫殺し」の話です。フランス、イタリア、アメリカで4度もリメイクされています。時代と国を越えて、社会の現実を背景してリアルに描かれるので、人々を惹きつけて止みません。

 男は美しい女房に惹かれて、ギリシャ人の経営する安食堂で、働き始めます。

 男は社会の底辺に生き、裏社会に通じている虚無的、厭世的な流れ者です。魔性の気配のおびた多情な、若い女房は夫の留守中に、すぐに男と関係を持ち、2人は夫を殺害する計画を練ります。

「殴った瞬間に、電気が消えたわ」

「救急車を」

「警官に見られた」

 1度目のバスタブで溺死偽装を装う殺害は失敗してしまいます。

「彼、子供が欲しいって」

「あなた以外の子を作るなんてできない」

 その半年後、2人は自動車転落事故を偽装し、ギリシャ人の殺害に成功します。しかし、新しい生活をはじめた二人の間には始終気まずい空気が流れ、男は別の女のところへ出入りするようになります。

「よせよ、なぜ俺が彼を」

「いい女だ、殺しくらいやるだろ」

 警察はギリシャ人が殺害されたとして、2人を指名手配します。男は女が密告したのではと疑ったが、女の妊娠を知り、急速に2人の仲は元に戻ります。

 正式に結婚しようと、婚姻届けを出した直後、本当の交通事故に遭遇し、女だけが死んでしまいます。悲劇が待ち受けていました。

◆4回のリメイク

   この映画は、これまで4回作られています。ここで紹介したのは1981年ジャック・ニコルソンとジェシカ・ラング主演の作品ですが、1939年にフランスでは「LE DERNIER TOURNANT~最後の曲がり角から」というタイトルでつくられました。

 次に、1942年に舞台を北イタリアのロンバルディア平原を流れるポー川のほとりの食堂に移して、監督ルキノ・ヴィスコンティが「Ossessione~妄執~」として作っています。

郵便配達は二度ベルを鳴らすCIMG4813

 そして1946年にアメリカを舞台にして、ジョン・ガーフィールドとラナ・ターナー主演でも作られました。そして、それから35五年たった1981年にジャック・ニコルソン主演の映画が作られました。

どの映画も時代を越えて素晴らしいでき上がりです。わたしは回想的手法をもちいたヴィスコンティ監督のものがフィルム・ノワール的で大好きです。

                               (竹田正史/協会理事)

白日夢~はくじつむ~

白 日 夢

2009年日本/ 原作:谷崎潤一郎

愛染恭子・いまおかしんじ監督

 

シネパトス

「電話が鳴っていますよ」

「はい、調布ヶ丘5丁目交番です」

「5丁目で空き巣被害だ」

 映画は、ぼーっとした若い妄想・空想癖の警察官が、同僚に注意されて、受話器を取るところから始まります。

 タイトルの「白日夢(はくじつむ)」は白昼夢、デイドリームともいわれ、目覚めている時に見る空想や妄想。現実から離れて何かをぼんやり考えている状態をさしています。

 精神分析入門でフロイトは白日夢は健康な人にも,病気の人にも見られる現象で、多くは思春期前期から成年期まで続き、大抵の人は、その後はなくなってしまう。これらの空想の内容は利己的な欲求、野心、権力欲あるいは性愛的な願望で、若い人々では野心が一番多く、女性のように自己の野心を恋の成就にかけている人々では、性愛的な空想が多くなり、男性での英雄的な行為やさまざまな成功願望はすべて女性の賛嘆と好意を求めるためだ、と述べています。

  1926年に谷崎潤一郎は歯科医院を舞台にした戯曲「白日夢」をつくりました。歯科医院で女性と並んで治療を受けた青年の意識内に潜む潜在欲望を描きました。

 麻酔の注射を打たれ、感覚が麻痺して行く中で、先生と隣りの女性患者の光景を見てしまいます。青年は妄想にかられ、女性患者を刺し殺してしまいます。

 「白日夢」は、1964年、81年、87年、さらに2009年に映像化されています。ここで紹介するのは2009年版のもので、谷崎潤一郎の原作をベースに、夢と現実の境を行き来する空想癖の青年警察官の白日夢を映像化しました。

「以前にどこかでお会いしたことが」

「ありましたっけ?」

「たぶんないと思います」

 実際に起きたことは、歯科衛生士から空き巣の被害届けを受けたこと、歯の治療に歯科医院に通っていることだけです。後はすべて警察官患者の空想が作り出した出来事です。

 先生と衛生士の間柄は。

 先生の奥さんはこのことを知っているのか。

 衛生士はこの奥さんから先生を奪おうとしているのではないか。

 彼女は奥さんを殺したいのかもしれない…。

と、治療台から周りを見ながら、空想の世界に囚われています。

「型どりをします」

「大きな口を開けてください」

 つじつまの合わない映像の連鎖、突然の飛躍など空想の映像化を試みている映画です。

 人間にはふたつの自分があって、一つは自分でも知っている自分だが、意識下に隠れていて、自分が知らない自分もある。この自分が自分を離れて動き出すと手がつけられなくなります。

 谷崎潤一郎は歯が悪く、何度も歯科医院に通ったのかもしれません。

シネパトス通路CF2487

※写真上は、2009年にこの映画を上映した銀座の旧三原橋にある「銀座シネパトス」の外観。同館は今月末をもって1967年の開館以来46年の歴史に幕を閉じる(写真下)。

(協会理事 竹田正史)

 

創立40周年特別企画 5月11日(土)に開催/参加申し込みを受け付け中!!

◆共通テーマ 「これからの歯科に必要なもの~次の10年を見据えて~」

◆日時 5月11日(土)18:30~21:30

◆会場 都市センターホテル

  ・住所:千代田区平河町2-4-1(TEL:03-3265-8211)

◆対象 会員およびスタッフ

◆申込【要予約】 TEL:03-3205-2999

ごあいさつ

濱副会長DSC_5902東京歯科保険医協会は1973年4月に会員数180名で設立し、このほど40周年を迎えることになりました。現在は会員数約4,900名と、都内の約半数の先生が加盟する規模までに成長しました。これも会員の各先生方のおかげと、心より厚く感謝申し上げます。

そこで、40周年記念事業として、下記のような特別企画を開催することになりました。会員の各先生方、スタッフの方々に向け、「これからの歯科に必要なもの~次の10年を見据えて~」を統一テーマにした研究会を7会場で同時開催します。続いてレセプションを行い、会員の先生方と40周年をお祝いしたいと思います。

40周年記念事業実行委員長 濱 克弥

 

 

 

※合同研究会、記念レセプションの内容につきましては、下記プログラムをWクリックしてください。

40周年チラシのコピー

チラシダウンロード

被告歯科医師に禁固1年6ヶ月・執行猶予3年の判決/インプラント手術患者死亡の裁判

東京地方裁判所で都内開業のI歯科医師を訴えて昨年以来争われていた、「I裁判」の判決が3月4日、東京地方裁判所第815法廷で行われた。吉村典晃裁判長は、被告で歯科医師のI氏に対し「禁固1年6カ月・執行猶予3年」と判決を述べた後、判決理由を1時間にわたり説明した。その中で裁判長は、「被告が行った治療方法(下顎骨舌側への穿孔)には、危険が伴うことが予測され、安全性に問題があるとされていたが疑問を抱くことなく採用した」「術式も独自の手法であり広く認知されたものでなく、止むを得ない処置だったと言えない。よってその責任は免れない」と要旨を述べた。

 なお、被告は即日控訴を行った。今後の舞台は、東京高等裁判所に移る。

 ※I野裁判は、平成19年5月、東京都内のI歯科八重洲診療所でインプラント手術を受けた女性(70歳)が、術後に大量出血して死亡した事故で、患者の遺族がI院長に対して約1億9000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしていたもの。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の医科歯科連携でポスター作製

 

 SAS講習会は今年の秋に開催

 

現在、当協会と東京保険医協会が協力して「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の口腔内装置(OA)治療連携」を行っています。
このSAS連携では、すでに当協会主催の講習会を修了した約百名と、東京保険医協会の会員約百名とが名簿を交換して連携し、実際に医科歯科双方で患者さんを紹介し、本格的な治療が始まっています。本年2月からSAS講習会に参加された先生だけに、SASの症状や治療法をPRするためのポスター(左)を順次お送りしました。
なお、本年秋には再度、SAS講習会を開催しますので、ご関心をお持ちの先生は、協会組織部にご連絡ください(TEL  03-3205-2999)。

 

品川区内で城南地区会員懇談会を開催/22名が参加

 

 

去る2月26日に品川区「きゅりあん」中会議室において、城南地区会員懇談会が開催されました。東邦大学医療センター大森病院口腔外科部長の関谷秀樹准教授を話題提供の講師としてお招きしました。22名の会員が参加して活発な意見交換や質問が寄せられ、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。今回は地区の基幹病院との連携とあって、患者の紹介・逆紹介の手続きの方法や病診連携の進め方、点数算定など具体性が高い内容に加えて講師の巧みな話術で、参加された会員の多くから周術期の口腔機能管理を今後は積極的にやっていきたいとの声が寄せられました。東邦大学では対象者が年間5000名を超えるため、地域の歯科医院とパートナーシップを築きあげ、充実した医療を計りたいと関谷准教授がお話されて閉会となりました。閉会前に山本組織部長が「まずここから始めましょう。」と、今回参加いただいた会員のリストを関谷准教授に渡すことを提案し、全員の同意を得て東邦大学とパートナーシップを結ぶことになりました。組織部ではこれから各地域で連携活動を展開していく予定です。会員の皆様の参加をお待ちしています。

第1回スタッフ講習会 4月22日(月)

★協会地図2013年:カラー版「これまで、歯科業界のお仕事の経験がない!」「まだ歯科に携わったばかりで・・・」というスタッフのために、歯科のことを基礎から学びます。

毎回満席になる人気の講習会です!!

 

◆テーマ:未経験スタッフのための基礎講習 第1回

 

◆日 時:4月22日(月)午後7時30分~午後9時

 

◆講 師:協会講師団

 

◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室

住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階

電話:TEL 03―3205―2999

 

◆交 通:JR山手線戸山口、西武新宿線戸山口、東京メトロ東西線3番・5番出口より徒歩5分

 

◆参加費:4,000円(テキスト代込み)。歯科医療界未経験または経験の浅いスタッフ

 

◆要予約:定員40名(1診療所2名まで)。

℡ 03-3205-2999(担当:スタッフ教育部)

これから始める!歯科訪問診療」講習会 4月14日(日)

★協会地図2013年:カラー版団塊の世代が75歳になる2025年には、東京でも4人に1人は高齢者となると予測されています。これからは、要介護高齢者への対応、特に歯科訪問診療への要望が多くなることが推測されます。

協会では、地域で高齢者を支える歯科医院を増やすよう、歯科訪問診療を行ったことのない先生(未経験者)に対して1日コースの講習会を開催します。実際に在宅へ歯科訪問診療を行っている歯科医師5人が、歯科訪問診療を取り巻く環境や診療・介護報酬から、必要な道具、ケアマネジャーや医師などの他職種との連携、さらには患者宅でのコミュニケーションの取り方まで、経験を踏まえてお話しします。

さらに、少人数に分かれて、グループ毎に講師がつき、訪問診療の様々な疑問や不安に個別にお答えします。ぜひ少しでも歯科訪問診療を始めようと考えている先生はご参加ください。

 

◆日 時:4月14日(日) 午前10時~午後4時

 

◆講 師:協会講師団

 

◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室

住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階

電話:03-3205-2999

 

◆交 通:JR山手線戸山口、西武新宿線戸山口、東京メトロ東西線3番・5番出口より徒歩5分

 

◆参加費:5,000円(昼食代含む)。定員20名

 

◆要予約:TEL 03-3205-2999(担当:地域医療部)

新規開業医講習会 3月17日(日)/ 3月31日(日)

★協会地図2013年:カラー版会員の先生方から「最近の新規指導について知りたい」「保険診療の内容を知りたい」「カルテ記載はどうしたらよいのか」といった声や患者とのトラブル、従業員雇用についてのご相談が多く寄せられています。こうした声にお応えして、新規開業医講習会を開催いたします。新規開業の先生方がきちんとした保険診療を行い、医院を円滑に経営してくための内容が満載となっております。

ぜひご参加をご検討ください。

 

◆テーマ:指導相談・患者トラブル等の相談に対応した協会ならではの講義を2日にわたり開催

 

◆日 時:〔1日目〕 3月17日(日)午前10時~午後4時

 〔2日目〕 3月31日(日)午前10時~午後4時

※両日のご参加が原則となります(2日間コース)

 

◆講 師:協会講師団

 

◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室

住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階

電話:03―3205―2999

 

◆交 通:JR山手線戸山口、西武新宿線戸山口、東京メトロ東西線3番・5番出口より徒歩5分

 

◆参加費:会員1万3000円(未入会員の先生:3万円)

※参加費には資料・昼食代が含まれています

 

◆要予約:45名(定員に達し次第、締切)

℡ 03―3205―2999(担当:組織部)

歯科外来診療環境体制加算講習会 3月9日(土)

★協会地図2013年:カラー版昨年4月の診療報酬改定で歯科外来診療環境体制加算が見直され、初診時のみの算定から再診料にも加算(+2点)ができるようになりました。

本講習会は、その届出を行う上で必要な①偶発症に対する緊急時の対応②医療事故③感染症対策――の医療安全対策に係わる講習会を開催いたします。

 

◆テーマ:歯科医療安全・緊急時の対応はどうする?~歯科外来診療環境体制加算~

 

◆日 時:3月9日(土) 午後6時30分~午後9時

 

◆講 師:坂下英明 氏(明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学第2分野教授

 

◆会 場:東京歯科保険医協会・会議室

住所:新宿区高田馬場1-29-8新宿東豊ビル6階

電話:03―3205―2999

 

◆交 通:JR山手線戸山口、西武新宿線戸山口、東京メトロ東西線3番・5番出口より徒歩5分

 

◆参加費:会員無料(同伴者は1名につき1,000円)

 

◆要予約:℡ 03-3205-2999(担当:経営・税務部)

※講習会受講証明書の発行を希望される場合は、発行手数料1,000円をご負担下さい。なお、発行は会員ご本人限定です。

※遅れて参加された場合、受講証の発行は出来ません。

理事会声明「北朝鮮の核実験強行に抗議する」

 2月12日、北朝鮮は第3回となる地下核実験を行った。これは核兵器廃絶と平和を望む世界の人々の思いを踏みにじる行為であり、決して許せない。厳重に抗議する。

 広島と長崎への原爆投下では20万人を超える一般市民が亡くなり、今なお多くの被爆者を苦しめている。このような悲劇を繰り返さないためにも、核兵器は廃絶すべきである。

 今回の核実験は「核実験またはいかなる挑発もこれ以上実施しない」ことを求めた国連安保理の2087決議に反するとともに、日朝平壌宣言や2005年の六カ国協議共同声明にも反する行為である。北朝鮮は直ちに核兵器開発を止め、六カ国協議など世界の平和的な話し合いの場に参加するべきである。

 われわれは、国民のいのちと健康を守る歯科保険医の団体として、核兵器廃絶をめざす運動を支持し、すべての核実験に反対する。

 

2013年2月14日 

東京歯科保険医協会

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確定申告対策への備えは充分?/2012年分確定申告対策研究会を開催

2012年分の確定申告が2月16日~3月15日まで行われますが、これを前に2月6日協会は「2012年分確定申告対策研究会」を開催しました。参加者は17人。講師は、協会顧問の荒川俊之税理士。

2012年分確定申告対策研究会CIMG4602研究会は、生命保険料控除の改組と減価償却資産の定率法の改正にスポットを当てた内容としましたが、確定申告内容について前年と比較しての変更点最近の税務調査の特徴を踏まえた申告書作成の留意点や節税のポイントなどを開設しました。なお、今月21日には、今年の確定申告に当たり、初めてご自身で申告するなど少し不安を感じている方のために「2012年分確定申告・個別相談会」を開催します。ご相談に対応しますのは協会顧問の荒川俊之税理士、櫻木敦子税理士、および協会経営・税務部事務局担当者となっています。残席僅少、ご予約は協会経営・税務部(TEL  03-3205-2999)まで、お早めに。

在宅歯科医療には3つの武器/第1回地域医療研究会で菊谷教授が強調

1月29日、日本歯科大学の菊谷武教授(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長)を講師にお迎えし、第1回地域医療研究会を開催しました。テーマは「ステージに応じた高齢者に対する歯科医療」。会員とスタッフ132名が参加しました。

第1回地域医療研究会IMG_6254冒頭、菊谷教授は、昨年10月にオープンした同クリニックの概況を紹介し、患者が急性期病院から在宅に移行する中で、当院が口腔サポートステーションの役割を果たす―ことを説明。さらに、「在宅歯科医療には、診療・ケア・リハビリテーションの3つの武器がある。高齢者のステージとしてある、急性期、回復期、維持期、緩和期の病態を理解し、その中で3つの武器の配分を変える対応をすべき」と強調しました。

また、実際の診断・治療事例や日歯大の取り組みも紹介しています。なお、終了後のアンケートでは、「訪問診療は行っていないが、高齢者がとても多いので、とても参考になるお話でした」「運動機能性咀嚼障害という視点が欠落していたことを痛感させられました」などの感想が寄せられています。

第22回(社)日本有病者歯科医療学会 3/30(土)~31(日)

◆テーマ:有病者歯科医療を科学し、遍く展開させる

◆大会長:白川正順(日本歯科大学口腔外科教授)

◆日 時:3月30日(土)~31日(日)

◆講 師:「この政局の展開と日本の未来を語る」

・堺屋太一氏(作家/元経済企画庁長官)

「口腔医学の見地から有病者歯科医療を科学する」

・田中健藏氏(福岡歯科大学理事長) ほか

◆会 場:日本歯科大学生命歯学部 富士見ホール・九段ホール・131講堂ほか

住所:東京都千代田区富士見1-9-20ほか

◆交 通:JR飯田橋駅徒歩5分、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線・都営大江戸線飯田橋駅より徒歩6分、東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線九段下駅より徒歩8分

◆参加費:一般(事前:10,000円、当日12,000円)、コメディカル・コデンタル(事前:5,000円、当日6,000円)、学生(大学院生除く、事前・当日:無料) 

 ◆お申し込み・お問合せ:総会・学術大会事務局(電話・FAX:03-3261-5901、

E-mail:jjmcp22@tky.ndu.ac.jp)

・実行委員長・石垣佳希 (日本歯科大学附属病院口腔外科・准教授)

・準備委員長・荘司洋文 (日本歯科大学附属病院口腔外科・准教授)

第5回ドクター・スタッフ講習会 3/11(月)

歯科臨床に『炎症(感染)と力のコントロール』という概念がとり入れられてから久しいですが、「炎症(感染)のコントロール」によりカリエスは激減し、また、歯周病も減少し、歯科界は国民の健康に大きな貢献を果たしてきております。しかし、「力のコントロール」に関してはまだまだ十分な状態ではないと思っております。それは力のコントロールの中で、特に大きな影響を及ぼす“態癖“の歯科臨床での取り組みがまだあまり普及してないからです。態癖とは日常の生習慣の中で無意識に行う様々の習癖で、このささいな習癖が長期に及ぶことにより、口腔、ひいては全身の健康を守るために欠かせない重要なことであると考えております。今回、実際に態癖に取り組んでいる衛生士とともに、私の診療所での実践をご紹介し、皆様の臨床に少しでもお役に立てればと思っております。

(講師より)

 

◆テーマ:「力のコントロール・態癖への取り組み」

 

◆日 時:3月11日(月) 午後7時~午後9時

 

◆講 師: 小川淳氏(神奈川県開業)、横山知恵美 氏 (歯科衛生士)、井上紗希氏 (歯科衛生士)

 

◆会 場: 文京シビック小ホール

住所:文京区春日1-16-21

電話:03-5809-1100

 

◆交 通: 東京メトロ丸ノ内線・南北線

後楽園駅4bまたは5番出口【徒歩3分】

都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅(文京シビックセンター前)

文京シビックセンター連絡通路【徒歩3分】

JR中央・総武線水道橋駅  【徒歩8分】

 

◆参加費 会員証1枚で1名のみ無料(同伴者は1,000円)

 ◆予約不要:当日は会員証を受付にご提示下さい。

城南地区会員懇談会 2/26(火)

2012年の診療報酬の改定で周術期の口腔機能管理が保険で評価されました。今後歯科において、医科の医療機関と連携していくことが重要となります。そこで、今回の懇談会では周術期の口腔機能管理の先駆けともいえる東邦大学医療センター大森病院の関谷秀樹先生をお招きして話題提供をいただき、参加された皆さんと懇談を行いたいと思います。

 

◆テーマ:「周術期における医療連携について~今後の歯科にとって重要なテーマです」

 

◆日 時:2月26日(火)午後7時~9時

 

◆講 師:関谷秀樹 氏

(東邦大学准教授、東邦大学医療センター大森病院口腔外科診療部長)

 

◆会 場:きゅりあん 中会議室

     住所:東京都品川区東大井5181 品川区立総合区民会館6階

電話:03-5479-4100

 

◆交 通:JR京浜東北線、東急大井町線、りんかい線大井町駅から徒歩1分

 

◆定 員:20名

 

◆参加費:会員無料

 

◆要予約:TEL 0332052999(担当:組織部)

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医科歯科連携研究会 2/23(土)

当協会と東京保険医協会、千葉県保険医協会の3協会の共催で、医科歯科連携研究会を行います。

◆名 称:医科歯科連携研究会

◆主 題:「 一病息災を目指した糖尿病と歯周病の医科歯科連携(仮題)」

◆2月23日(土) 18時~20時30分

◆講演テーマ&講師

①「歯周病と糖尿病の関わりと医療連携の必要性について」

・神戸常磐大学短期大学部口腔保健学科教授 野村慶雄 氏

②「糖尿病と歯周病~糖尿病認知症患者と歯科疾患の自験例の報告」

・伊藤内科クリニック院長・全国臨床糖尿病医会会長 伊藤眞一 氏

◆会 場:東京保険医協会・セミナールーム

住所:東京都新宿区西新宿3-2-7KDX新宿4F

電話:03-5339-3601

◆交 通: 新宿駅下車徒歩10分

◆定 員: 80名

◆要予約:協会地域医療部(TEL 03―3205―2999)

◆参加費:会員とそのスタッフは無料です

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