年別アーカイブ: 2014年

社保・学術部長談話

社保・学術部長談話

「指導と監査の暗い闇に一筋の光が差し込んだ」、そんなイメージを抱かせる意見書が日本弁護士連合会から発出された。現状の指導は、その対象となった保険医に対し診療報酬の返還や保険医指定の取消に留まらず歯科医業そのものの停止などの処分に至る契機となっている。しかし、それだけ厳しい不利益処分を前に保険医は自らを防御する権利を有してはいない。この意見書は、この点を厳しく言及し、適正な手続処遇を受ける権利を保障するように求めている。

その具体的な内容の柱は、①選定理由の開示、② 指導対象となる診療録の事前指定、③ 弁護士の指導への立会権、④ 録音の権利性、⑤ 患者調査に対する配慮、⑥ 中断手続きの適正な運用、⑦ 指導と監査の機関の分離及び苦情申立手続の確立―の七本からなる。特に、①の「選定理由の開示」については、当会でも再三要望してきた。

厚労省は開示しない理由を「選定理由が情報提供であった場合、保険医療機関は情報提供者の割り出しを行い、その者に害を及ぼす可能性があり、情報提供源が失われるおそれがある」と繰り返してきた。要するに、起きてもいない「おそれ」が開示しない理由である。また、時には青森地裁やその控訴審判決で、個別指導選定理由の不開示を違法として慰謝料を求める請求が棄却されたことを持ち出し、法的にも義務はないと主張する。これについても、あくまで、「損害賠償請求」が棄却されただけで、法的に開示義務がないことを容認した判決ではない。

個別指導では、4日前に15名、前日に15名のカルテが指定される。東京では、それが、配達記録郵便で通知されることから、郵便事情により、前日の午後四時を過ぎても届かないなど、悲痛な声が協会に寄せられている。日頃よりカルテ管理を怠らない医療機関でも、これらの状況下では前日に指定された15名分のカルテを確認し、質問に適格な回答をするのは困難である。個別指導が重篤な不利益処分につながる以上、保険医は一定の防御を行う必要があり、選定理由を事前に知ることや対象カルテを今一度確認する時間を確保することはむしろ当然である。その他、弁護士の帯同や指導時の録音のかかえる問題点など、意見書はその事象をよくとらえ改善を求めていることなど、真に共感ができる点は多い。

「患者調査」や「指導の中断」に対する考え方など、まだまだ最前線で戦う保険医の意見を届ける必要があると思うが、私たち保険医が本当に考えるべきことは、第三者である日本弁護士連合会から投げられたボールをしっかりと受け止め、如何に活用するかである。

行き過ぎた指導や監査に打ち勝ち、国民の適切な医療を受ける権利を空洞化させない戦いをはじめようではないか。

その第一歩として関東信越厚生局東京事務所にこの意見書を届けようと思う。

2014年9月29日

東京歯科保険医協会

社保・学術部長 加藤 開

「維新の党」が結党/基本政策の中の「社会保障政策」は今後の分析が必要

「維新の党」が結党/基本政策の中の「社会保障政策」は今後の分析が必要

9月21日、「日本維新の会」と「結いの党」が合併し、改めて『維新の党』が結党。同日、品川プリンスホテルで結党大会が開催された。所属国会議員は53名(衆議院42名、参議院11名)で、民主党に次ぐ野党第2党となった。代表には旧維新の会の橋下徹代表(大阪市長)と、結いの会の江田憲司代表が就任し、結党から1年間は共同代表制をとることとなっている。結党大会では、まず橋下氏が挨拶に立ち、「安倍晋三政権の対抗軸をしっかり示し、徹底的な議論・追及していくが反対のための反対はしない。国民にとっていいことには賛成する」とし、続いて江田氏は「政策の一致を前提としていかなければ安倍政権に対抗できない」と訴えた。なお、幹事長には大阪府知事の松井一郎氏、総務会長には参議院議員の片山虎之助氏、政調会長には衆議院議員の柿沢未途氏が就任している。

◆基本政策

「維新の党」の医療政策に関しては、同党の基本政策の中で明らかになっており、同党のホームページにも大きく掲げられている。その中で、特に社会保障関係については、①同一労働・同一条件の徹底により、正規雇用と非正規雇用の垣根の解消、②給付付き税額控除制度の導入を通じた最低生活保障、③医療保険を一元化し、将来的には道州へ移管、④介護と連携した地域医療の充実と高度医療との機能分化、⑤診療情報のビッグデータ活用で標準医療の推進と医療費の効率化を実現、⑥消費者にとっての医療サービスの選択肢を広げるという観点から混合診療の解禁、⑦払い損がなく世代間で公平な積立方式の年金制度へ移行、⑧小規模・家庭的保育をはじめ、地域の権限で多様な子育て支援サービスを提供、⑨地方の選択で行う効果的なバウチャー制度の導入により子育て政策の拡充、⑩社会保障財源としてマイナンバー制度の活用拡大による広く薄い相続課税の導入―などが掲げられている。これらの内容については、これまでの各政党や医療関係団体の主張と比較、分析していく必要があろう。

なお、維新の党には、歯科医師の歯系議員として新原秀人衆議院議員を擁しているほか、医系議員として河野正美衆議院議員と清水鴻一郎衆議院議員の2氏が所属している。

※写真は「維新の党」ホームページ

第29回保団連医療研究フォーラム/食の安全と命の安心を考える

第29回保団連医療研究フォーラム/食の安全と命の安心を考える

9月13、14日に札幌パークホテル(北海道)において、第29回保団連医療研究フォーラムが開催されました。全国から医師・歯科医師・スタッフ・一般市民など併せて607名が参加しました。当協会からは演題発表を行った3名を含め7名が参加しました。

13日は、作家の池澤夏樹氏による「医業と倫理」をテーマとした記念講演が行われた後、開会式や全国共同調査結果発表、レセプションが行われました。

14日の午前は分科会が開催され、当協会からは、3名が演題発表を行いました。

午後は、「食の安全は命の安全」「在宅医療の今後を考える」「子どもと女性の心を守る」の3つのシンポジウムが開催され、2日間の医療研究集会が終了しました。

 

分科会発表者と演題一覧

第2分科会 医科診療の研究と工夫

森元主税副会長 「『食べる』を支える他職種連携」

第4分科会 医科歯科連携した研究と日常診療の工夫

山本鐡雄理事 「東京での睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療での医療連携の現状と課題」

佐藤美智代歯科衛生士(共同研究者 土田昌巳先生) 「歯科が加わった多職種カンファレンスで

                                    グループホームの食支援を行った経験」

社会保障審議会医療保険部会で口腔ケアなど歯科機能活用議論

社会保障審議会医療保険部会で口腔ケアなど歯科機能活用議論

9月19日、第80回社会保障審議会医療保険部会(部会長:遠藤久夫・学習院大学経済学部教授)が全国都市会館で開催された。今回は、次期医療保険制度改革に向けた2回目の議論となり、①医療保険制度をめぐる最近の動向、②医療保険制度改革―をテーマに、厚生労働省の事務局作成の資料をもとに論議が行われた。

さまざまな意見が出される中、佐賀県多久市長を務め全国後期高齢者医療広域連合協議会会長でもある横尾俊彦委員は、行政の責任者として国高齢者の医療・保健に関連の改善例として、口腔ケアや歯科治療が、施設入所者の誤嚥性肺炎防止に効果があり、認知症対策にも有効というデータもあり、その担い手となる歯科衛生士の育成・確保なども大切で、医療費の削減にも寄与できると、示唆した。

ちなみに、横尾市長は5月の医療保険部会でも、「歯科では口腔ケアの実施で、誤嚥性肺炎の予防への効果がある論文が発表されています。少しでも歯科の立場から貢献できないと思っています。こうしたデータもありますで、議論できるよう希望しておきたい」と述べ医療費削減等の観点において歯科的政策の必要性を訴えていた。そこには財政を預かる市長として医療費問題は財政と絡み喫緊の課題という問題意識の表れでもあるようだ。

電子請求猶予終了に向けた審査の勘所と指導の現状を解説/第1回社保研究会

電子請求猶予終了に向けた審査の勘所と指導の現状を解説/第1回社保研究会

来年3月末で電子請求の猶予が終了になり、現在レセコンから紙レセプトを作成して請求している医療機関は電子請求か手書きレセプト請求への移行が必要になる。協会は今後本格化する電子請求を踏まえて、算定日情報による審査など実際の事例を元に、保険医が知るべき電子レセプトの審査の勘所について解説した。

また、2014年度集団的個別指導の対象者の下限値は1483点と1500点を割り込み、「初めて通知がきたが何がいけなかったのか」と不安がる声も聞かれる。協会は集団的個別指導の仕組みを解説した上で、個別指導でも問題ないと言えるために今注意すべき点を解説した。当日は202名が集まり、大変好評であった。

都に対する予算等への要望を中心に議論/第3回メディア懇談会を開催

都に対する予算等への要望を中心に議論/第3回メディア懇談会を開催

9月12日、協会会議室において2014年度第3回メディア懇談会を開催。メディア側の参加は3社・3名。協会からは呉橋美紀副会長、司会として広報部長に新任した坪田有史理事(写真左下)および事務局が参加した。

今回の主な話題は、9月11日に東京都に対して行った2015年度予算への要望などであった。

冒頭では実際に足を運んだ呉橋副会長より都要請の様子が紹介された。歯科衛生士の就業促進対策費用が看護師の養成費のほんの数パーセントであることに関して、差が大きく唖然としたとの感想を述べた。

◆坪田部長CIMG2655

また、都に対する交渉について、少しずつこちらの要望を聞いてもらえるようになってきたのは進歩したこと。今後は都議会議員と共に要請活動ができたら良いなどの意見が交わされた。

その他、「会員の実態と意識調査」、「歯と健康フォーラム」「いのちマモル10.23国民集会」についても取り上げられた。

 

患者さんをサポートしていく秘訣は/TBI&PMTCデブライドメント

患者さんをサポートしていく秘訣は/TBI&PMTCデブライドメント

協会は8月24日、エムワイ貸会議室にて第2回スタッフ講習会を開催し、99名が参加した。講師は古畑歯科医院(旧ウチヤマ歯科)に勤務する歯科衛生士の波多野映子先生。

患者さんの「セルフケア」への指導と、PMTC,デブライドメントといった「プロフェッショナルケア」のポイントや方法などについて多彩な写真や動画を交えながら具体的にお話していただいた。

TBIのポイントについて、患者さんにブラッシングの習慣があるかどうかをまず確認すること、動機づけをする際、上手く磨けていない方に対するフォローとして「磨けている感覚を意識しながら磨けている方って意外と少ないのですよね」と伝えることが大切など、すぐに実践できそうなアドバイスをいくつかご紹介された。

PMTCに関しては、どの器具を使ってどのように行うのかが基本であるなどのお話をされた。

「無断欠勤職員の「退職」の扱い・退職者の書類保存期間について」/機関紙2014年9月1日(534号)より

「無断欠勤職員の「退職」の扱い・退職者の書類保存期間について」/機関紙2014年9月1日(534号)より

 

質問 無断欠勤している従業員がいる。電話もつながらない。すでに引っ越している様子で連絡がとれない。退職手続きを進めたいと思うが、どうすればよいか。

回答 東京地方裁判所では、無断欠勤期間を2週間で懲戒解雇を有効とする判決を出したことがあります。そのため、就業規則に懲戒解雇規定が存在していれば、懲戒解雇が可能となる場合もありますが、懲戒解雇をするという意思表示を従業員へ到達させる必要があります。行方が分らない場合は、意思表示を到達させる方法として公示送達というものがありますが、この方法は、裁判所の手続きを利用するもので手続きは煩雑です。そこで、簡易な方法として、「欠勤の理由も転居先も使用者に伝えずに長期間無断欠勤をしていること」を根拠として、従業員から退職の意思表示があったとみなした上で、依願退職扱いとして対応する方法がよいでしょう(就業規則にそのような定めがあれば特に手続の必要はありませんので、記載しておくとよいでしょう)。ただし、この方法は解雇に該当しませんので、就業規則で退職金の支給を定めていた場合は、支給しなければなりません。しかし、従業員と連絡も取れずにいることから支払を保留にした形で、退職金を保管する対応がよいでしょう。退職金の支払い時効は5年です。時効が成立すれば、従業員の退職金の請求権は消滅しますので支払う必要はなくなります。

 

質問 退職した従業員の履歴書、タイムカード、賃金台帳等の保管義務は何年か。また、保管する場合の留意点について。

回答 労働基準法第百九条は「使用者は、労働者の名簿、賃金台帳及び雇入、解雇、災害補償、賃金その他労働関係に関する重要な書類を3年間保存しなければならない」と定めています。そのため、退職者の個人情報についても、法令上、3年間の保存義務があります。万一に備え、それ以上の期間にわたり保管するのであれば、損害賠償債務の時効期間である10年を目安に保管するという考えもあります。また、厚生労働省「雇用管理に関する個人情報の適正な取扱いを確保するために事業者が講ずべき措置に関する指針(解説)」では、退職時における個人情報の適正な取扱いを確保するための留意点が紹介されており、これによると、「退職者の個人情報については、賃金台帳等の一定期間の保存を定めた労働基準法第109条など、他の法令との関係に留意しつつも、利用目的を達成した部分についてはその時点で、写しも含め、返却、破棄又は削除を適切かつ確実に行うことが求められます。仮に利用目的達成後も保管する状態が続く場合には、目的外利用は許されておらず、また、その後も継続して安全管理措置を講じなければならない」としています。つまり、いつまでも保管しておくことは適切ではなく、3年経過した時点で書類やデータ等の個人情報について保管の必要があるか否かを検討し、長くとも10年を目安として廃棄等を判断する必要があります。

第6回広報・ホームページ部会を開催

第6回広報・ホームページ部会を開催

第6回広報・ホームページ部会を9月3日、協会会議室で開催しました。

今回の議事の中では、まず、この1カ月間の歯科を含む医療情勢、機関紙9月号の講評と通信員からのアンケート結果を議論。次に、ホームページに関しては、閲覧状況や具体的な改善点などについて報告と協議を行いました。

また、機関紙10月号の編集方針を検討し、今後の秋の協会活動と署名の柱を打ち出していくこと。日本弁護士連合会が去る8月22日に発表した指導・監査改善に関する「意見書」の取り上げ方、消費税問題の解説、さらに会員からの問い合わせが多くなっている税務調査について、会員の役に立つ内容として紹介するかを議論しました。

また、現在約50名を数える通信員について、新たに新規募集を行うこととなりました。ご関心のある会員の先生は協会広報・ホームページ部までご連絡ください(TEL 03―3205―2999/担当:広報・ホームページ部)。

次回部会は、10月1日(水)午後8時から開催します。

中医協で「同一建物同一日訪問診療」の調査票を了承

中医協で「同一建物同一日訪問診療」の調査票を了承

中医協の第281回総会が、本日8月27日、厚生労働省2回の会議室で開催された。冒頭では、退任した安達委員(京都府医師会)に代わり選出された松本純一委員(日医)より挨拶がされた後、議事に移った。

今回の議事は、①医療機器の保険適用、②臨床検査の保険適用、③医薬品の薬価収載、④在宅自己注射、⑤DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応、⑥先進医療会議の検討結果の報告、⑦その他―の7項目となっている。

◆歯科に関する今年度診療報酬改定結果検証特別調査も実施へ

これらのうち、歯科関連内容を見ると、特に目を引くのは⑦で、その内容は「平成26年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成26年度調査)」を実施するための調査票が示され、了承されている。調査票のタイトルは「同一建物同一日の訪問診療等の適正化による影響調査」となっており、歯科分は「施設概要」「歯科訪問診療実施状況」「診療報酬改定による影響」「同一建物で複数の患者に対して歯科訪問診療を実施する上での問題点・課題等」などとなっている。詳細は、以下のPDFご覧いただきたい。

中医協「平成26年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成26年度調査)」調査票:歯科部分全文はここをクリック!!

中医協調査票300pix

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆新たに保険適用される歯科関連医療機器

また、①の医療機器の保険適用の中で、歯科に関連するものは「新たな保険適用 区分B(個別評価)(材料価格が個別に設定され評価されているもの) 保険適用開始年月日:平成26年8月」として、以下の9種が新たに保険適用されることとなった。

 

表  歯科:新たな保険適用 区分B(個別評価)(材料価格が個別に設定

   され評価されているもの)   ➜保険適用開始年月日:平成26年8月   

販売名

保険適用希望者

決定機能区分

償還価格

エステショット

株式会社ニッシン

045 義歯床用熱可塑性樹脂

1g\21

ミヤビ

デンツプライ三金株式会社

040 歯冠用光重合硬質レジン

1g\713

パーマフロー

ULTRADENT JAPAN

株式会社

046 歯科用合着・接着材料I (粉末・

液) (1) レジン系

1g\453

SA ルーティング プラス

クラレノリタケデンタル株式会社

046 歯科用合着・接着材料I (粉末・液) (1) レジン系

1g\453

 

イソレジン・Q

 

デンケン・ハイデンタル株式会社

041 義歯床用アクリリック樹脂 (粉末 JIS適合品)

1g\5

042 義歯床用アクリリック樹脂 (液 JIS適合品)

1mL\4

 

イソレジン・Q

 

デンケン・ハイデンタル株式会社

032 義歯床用アクリリック樹脂 (粉末 JIS適合品)

1g\5

033 義歯床用アクリリック樹脂 (液 JIS適合品)

1mL\4

 

 

 

イソレジン・H

 

 

 

デンケン・ハイデンタル株式会社

041 義歯床用アクリリック樹脂 (粉末 JIS適合品)

1g\5

042 義歯床用アクリリック樹脂 (液 JIS適合品)

1mL\4

032 義歯床用アクリリック樹脂 (粉末 JIS適合品)

1g\5

033 義歯床用アクリリック樹脂 (液 JIS適合品)

1mL\4

ネクサス RMGI セメント

カボデンタルシステムズジャパン

株式会社

046 歯科用合着・接着材料I (粉末・液) (2) グラスアイオノマー系

1g\386

デイモン クリア2

カボデンタルシステムズジャパン

株式会社

004 ダイレクトボンド用ブラケット

1個\294

新たな広報・ホームページ部長に坪田理事を迎え部会を開催/第5回広報・ホームページ部会

新たな広報・ホームページ部長に坪田理事を迎え部会を開催/第5回広報・ホームページ部会

第5回広報・ホームページ部会を8月6日(水)午後8時から10時まで協会会議室で開催しました。今回は、新たに担当副会長に藤野健正・矢野正明両副会長、広報・HP部長には坪田有史理事が就任後、初の部会となりました。検討事項は、①機関紙8月号の批評、②ホームページの内容議論、③機関紙9月号(№534)の編集予定、④この1カ月間の医療・歯科医療をめぐる情勢について―などです。

部会冒頭では、坪田新部長から今後の方向として、機関紙は協会の主張、会員に有益な情報を平易でわかりやすい表現でスピーディに伝えることをモットーとし、現在50名を数える通信員に引き続き協力を仰ぐこと、などが示されました。ホームページについても、スピード感を意識し、機関紙とホームページの相互関係を高めることとしました。

9月号に関しては、秋の諸活動の口火を切る号であること、全都宣伝号となること、1・4・5・8面をカラー印刷にするためその特色を活かすページ編成にすること、機関紙とホームページの相互補完を重視すること…などが議論されました。そのほか情勢に関しては、支払基金の審査傾向、病院個別指導とは、2013年国民生活基礎調査、2015年度予算概算要求関連、消費税問題、マイナンバーと健康保険証カード化と旧社会保障カードについて…などを議論しました。

財務省人事異動は過去になく厚労省を意識/社会保障関連予算を巧妙に抑制か

財務省人事異動は過去になく厚労省を意識/社会保障関連予算を巧妙に抑制か

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財務省外観

民主党が政権時代、初めて行われた「事業仕分け」の際、会場の新宿区四ツ谷の体育館内をスリッパを履きペタペタと歩いている財務省幹部が目を引いた。厚生労働省担当の財務省主計局主計官の可部哲夫氏であった。厚労省の予算概算要求を最終的に吟味・査定するポストの人物である。その後、加部氏は財務省大臣官房総合政策課課長に就任していた。

 

 

 

 

 

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内閣府外観

この加部氏が今月8月1日の人事異動で、新たに内閣官房審議官に就任した。しかし、これまでの人事の慣例からすると、主計局次長に就任し、順当に主計局長へ就任するはずである。このような異例の人事異動が発令された背景には、木下康司次官の勇退と後任には香川俊介主計局長の次官就任。さらに主税局の田中一穂局長誕生も次官ポストを意識したものとされ、財務省内の「同期から次官は一人とする」という暗黙のルールによるとものとされている。

 

 

 

また、今回の異動で、厚労省担当の主計局主計官から同局総務課長に就任した新川浩嗣氏も主計局コースを順調に進んでいるとみられている。

財務省の人事異動の中で、厚労省との関係が意識されていると思われる中身は、過去においてもおそらくなく、今月中に各省庁の来年度予算概算要求案、来年度税制改正案が取りまとめられるが、厚労省が財務省のコントロールをかなり受け、社会保障関連予算を巧妙に操作し、抑制して来るのではないかが懸念される。

「税務調査について最近の動向」/機関紙2014年8月1日(533号)より

「税務調査について最近の動向」/機関紙2014年8月1日(533号)より

 

質問 税務調査は、いきなり税務署職員が医院にやってくるようなイメージがあるが、どうか。

回答 税務調査は大きく分けて2つあります。1つは国税局査察部が行うもので、突然やって来ます。目的は証拠物件や書類を押収することであり、裁判所から捜査令状を取っているため断れません。しかしこれは悪質な脱税の疑いがあるケースに限られます。もう1つは税務署職員等に付与された質問検査権(国税通則法第74条の2)によるものです。こちらは原則として納税者等に事前に調査の日時を通知し医院等で行われ、「任意調査」とも呼ばれます。なお、先生方には診療や家庭の事情もあり、税務署が指定した日時では都合がつかない場合もありえます。その際は調査日の変更を申し出ることは可能です。

質問 税務調査(任意調査)の通知を受ける際に注意することはないか。

回答 国税通則法第74条の9では、税務調査(任意調査)を行う際に税務職員は一定事項について予め納税者等に通知することが定められています。具体的には、「調査を行う場所」「調査の目的」「調査の対象となる税目」「調査の対象となる期間」「調査の対処となる帳簿書類その他の物件」などがあり、これらをすべて通告しないといけません。そもそも「任意調査」は、「される」のではなく「させる」のが基本です。「なぜ調査をするのか」「何を調べたいのか」その説明を求め、調査の範囲を限定させることが大事です。つまり、予め通知した事項に反する調査はできません。例えば、「過去3年分の調査」と通知を受けたのであれば、調査中に税務署が「過去五年分について調査したい」ということは原則的にできません。したがって、先生方におかれては、通知内容についてきちんと把握する必要があります。協会では事前通知チェックシートも用意していますので、お気軽にご相談ください。

質問 つい最近、「顧問税理士に通知すれば税務署は納税者に税務調査ができるようになった」という話を聞いた。どういうことか。

回答 今年、国税通則法と税理士法の一部改正があり、今年7月1日以降の税務調査については、納税者があらかじめ税務代理人(顧問税理士)に同意すれば税務署がその顧問税理士に対して通知すれば税務調査ができるようになりました(改正前は納税者と税務代理人の双方に通知するものとされていました)。具体的には、確定申告の際に税理士に出す「税務代理権限証書」に同意するかどうかを記載することになります。なおその際に、事前通知に関して顧問税理士に同意をした場合、万が一税務署の通知で調査対象の期間を特定しなかった等の不備があった場合においても、納税者である先生がその通知内容で同意したことになり、調査対象の期間が際限なく広がる、といった可能性もあります。したがって、事前通知への同意をしないという対応をとるか、あるいは同意する場合でも、回答2でお伝えした、事前通知するべき内容や協会作成のチェックシートについて、顧問税理士と共有して普段から税務調査に関し相談しておくことをお勧めします。

きき酒 いい酒 いい酒肴④/バイロイトにて~その②「フランケン地方の赤ワイン/シュペートブルグンダーのこと」

きき酒 いい酒 いい酒肴④/

バイロイトにて~その②「フランケン地方の赤ワイン/シュペートブルグンダーのこと」

バイロイトは、ドイツのバイエルン州オーバーフランケン行政管区の郡独立市です。
◆アイスワインとワーグナーワイン
ドイツのフランケン地方というと、もっぱら白ワインのイメージがあります。この地方は寒冷地なので、「アイスワイン」という寒波で氷結してシャーベット状になったブドウを搾った甘口ワインが有名。そのイメージ通りなのか、劇場のカフェには白ワインは何種類かあっても、赤ワインはありませんでした。
ホテルの近くのワインとチョコレートを売っているお店にいくと、「ワーグナーワイン」なるものが売っていました。見ると中身は赤ワイン。「ワーグナーワイン」は、フランケン地方独特のボックスボイテルという丸くて平たい形のボトルに、ワーグナーの横顔が描かれていました。
ワーグナーワインは、お土産用としても、フランケン地方の普段のワインが飲みたくなって、そのまま地元のスーパーに足を運びました。そこで売っていたのは、750ccあたり1ユーロもしない格安のワインばかり。試しに赤ワインを買ってみました。
フランスブルゴーニュで作られている「ピノ・ノワール」というブドウは、ドイツでは「シュペートブルグンダー」というシノニム(別名)で呼ばれます。ブルゴーニュのワインというと、エレガントでしなやかで官能的。主張が強く、孤高なので、あわせる料理によってはぶつかってしまったりします。
◆ピノ・ノワールのワインの特徴は…
バイロイトで飲んだピノ・ノワールのワインは、完熟した果実味、ミネラル感、華やかなベリー系の香り、何の料理でも合うような、そんなのびやかな味わいでした。
感動したのは、その味もさることながら、価格がミネラルウォーターよりも安いことです。
ワーグナーワインは、ボトルのデザインが好きなので飲まずに飾っていますが、すっかりドイツの赤ワインに魅了されてしまったので、さっそく何本かお取り寄せしました。当然、値段は地元のワインとは違います。ボックスボイテルに入って綺麗なエチケット(ラベル)で飾られた洗練されたシュペートブルグンダーは、ブルゴーニュのピノ・ノワールとはまた違う風格を醸しだしていました。もちろん美味しいのですが、地元で飲んだ赤ワインの自然なのびやかさが懐かしく感じられ、やはりあの味は、その土地に行って飲むしかないのかな、と思いました。

(早坂美都/通信員/世田谷区)

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消費税ゼロ税率署名にご協力を/会員署名です。先生のお名前だけでOKです

消費税ゼロ税率署名にご協力を/会員署名です。先生のお名前だけでOKです

本来、消費税は、収入にかかった消費税から仕入にかかった消費税を差し引いて納付します。差し引きがマイナスなら還付を受ける。これが消費税の基本的な仕組みです。保険診療については、消費税非課税のため、差し引きするとマイナスとなり、仕入に係った消費税は還付されるべきですが、現行制度のもとでは還付されません。

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協会の試算では、この還付を受けられない金額(損税)は、都内の歯科医院の平均的な収入で計算すると約56万円となります。

今後、政府はさらに増税を行い、来年10月には10%まで引き上げることを予定しており、安倍首相はその判断を本年12月に行うと明言しています。消費税が10%ともなれば、ますます損税は増加し、歯科医療機関はもとより全医療機関の経営を大きく圧迫します。

協会では、この損税を解消するには医療機関への消費税『ゼロ税率』を適用することが望ましいと考え、その導入を政府に訴えるための署名活動に取り組んでいます。すでに会員の先生方には署名用紙をFAXでお届けしていますが、署名用紙はこの画面からもダウンロードすることができます。会員署名ですので、先生のお名前だけをご記入いただき、ぜひFAXでご返信ください。臨床現場をあずかる先生方の一筆一筆が大きな力になります。

 ◆返信用FAX番号 03-3205-3408

ゼロ税率会員署名拡大とPDFダウンロードはここをクリック!!

ゼロ税率院長署名FAX5502pix

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★なお、協会機関紙では、6月号以降、下記のようにゼロ税率に関する会員の声をシリーズで掲載しています。

◆シリーズ  保険診療への消費税「ゼロ税率」を! ②(機関紙2014年7月1日号)

7月号5面600pix

 ◆シリーズ  保険診療への消費税「ゼロ税率」を!①(機関紙2014年6月1日号)

6月号5面600pix

消費税ゼロ税率署名にご協力を/会員署名です。先生のお名前だけでOKです

消費税ゼロ税率署名にご協力を/会員署名です。先生のお名前だけでOKです

本来、消費税は、収入にかかった消費税から仕入にかかった消費税を差し引いて納付します。差し引きがマイナスなら還付を受ける。これが消費税の基本的な仕組みです。保険診療については、消費税非課税のため、差し引きするとマイナスとなり、仕入に係った消費税は還付されるべきですが、現行制度のもとでは還付されません。

協会の試算では、この還付を受けられない金額(損税)は、都内の歯科医院の平均的な収入で計算すると約56万円となります。

今後、政府はさらに増税を行い、来年10月には10%まで引き上げることを予定しており、安倍首相はその判断を本年12月に行うと明言しています。消費税が10%ともなれば、ますます損税は増加し、歯科医療機関はもとより全医療機関の経営を大きく圧迫します。

協会では、この損税を解消するには医療機関への消費税『ゼロ税率』を適用することが望ましいと考え、その導入を政府に訴えるための署名活動に取り組んでいます。すでに会員の先生方には署名用紙をFAXでお届けしていますが、署名用紙はこの画面からもダウンロードすることができます。会員署名ですので、先生のお名前だけをご記入いただき、ぜひFAXでご返信ください。臨床現場をあずかる先生方の一筆一筆が大きな力になります。

 ◆返信用FAX番号 03-3205-3408

ゼロ税率会員署名拡大とPDFダウンロードはここをクリック!!

ゼロ税率院長署名FAX5502pix

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★なお、協会機関紙では、6月号以降、下記のようにゼロ税率に関する会員の声をシリーズで掲載しています。

◆シリーズ  保険診療への消費税「ゼロ税率」を! ②(機関紙2014年7月1日号)

7月号5面600pix

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆シリーズ  保険診療への消費税「ゼロ税率」を!①(機関紙2014年6月1日号)

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歯と健康フォーラム講師の浅井まみこさんと打ち合わせ/フォーラム実行委員会

歯と健康フォーラム講師の浅井まみこさんと打ち合わせ/フォーラム実行委員会

本年11月16日(日)に開催する第8回「歯と健康」フォーラムの講師をお願いしました管理栄養士の浅井まみこさんとの第1回講師打ち合わせを、本日7月17日、実施しました。

打ち合わせでは、現在の開催に向けての進捗状況、浅井さんが出演しているサンスターのコマーシャル視聴について、スライド、総合タイトル…などについて、やり取りしました。

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 【第8回「歯と健康」フォーラム】

 ◆日 時 2014年11月16日(日)午後1時30分開場・4時30分終了/予定

◆講 師 浅野まみこさん

◆会 場 全国町村会館

       ・住所 東京都千代田区永田町1―11―35

       ・電話 03―3581―0471(代表)

◆問合せ ☎ 03―3205―2999 (担当:東京歯科保険医協会「フォーラム実行委員会」)

歯と健康フォーラム講師の浅井まみこさんと打ち合わせ/フォーラム実行委員会

歯と健康フォーラム講師の浅井まみこさんと打ち合わせ/フォーラム実行委員会

本年11月16日(日)に開催する第8回「歯と健康」フォーラムの講師をお願いしました管理栄養士の浅井まみこさんとの第1回講師打ち合わせを、本日7月17日、実施しました。

打ち合わせでは、現在の開催に向けての進捗状況、浅井さんが出演しているサンスターのコマーシャル視聴について、スライド、総合タイトル…などについて、やり取りしました。

 【第8回「歯と健康」フォーラム】

◆日 時 2014年11月16日(日)午後1時30分開場・4時30分終了/予定

◆講 師 浅野まみこさん

◆会 場 全国町村会館

       ・住所 東京都千代田区永田町1―11―35

       ・電話 03―3581―0471(代表)

◆問合せ ☎ 03―3205―2999 (担当:東京歯科保険医協会「フォーラム実行委員会」)

医科歯科連携や感染症対策を中心に議論/第2回メディア懇談会を開催

医科歯科連携や感染症対策を中心に議論/第2回メディア懇談会を開催

 

7月11日、第2回メディア懇談会を協会会議室で開催しました。今回で通算46回目を迎えたメディア懇談会には、メディア側の参加は4社・4名。協会からは松島良次会長と広報部長を務める藤野健正副会長、そのほか事務局が参加しました。

今回の主な話題は、6月21日に行われた協会の第42回定期総会の模様、「ハンドピース」報道への政策委員長談話などを取り上げています。

定期総会時に開催されたシンポジウムについては、主に医科歯科連携、診療報酬と成功報酬の関係等についてのやりとりがあった。医科歯科連携については、成功報酬を取り入れていくことがその助長になるのでは、との発言があった。また、ハンドピース報道に関しては、メディアサイドから「感染を起こすというエビデンスはあるのか」との鋭い指摘が行われた。感染症対策について当協会からは、すでに小冊子「絵で見る 色でわかる 歯科の感染対策」を発行するなど、すでに努力している現場の実態を紹介し、さらに来たる8月22日(金)午後7時30分から千代田区立日比谷図書館内の「日比谷コンベンションホール」において研究会の開催する予定となっていることを紹介し、意見が交わされました。

政策委員長談話に関する議論においては、感染症対策について、歯科医師は少しずつ努力して段階的に対策を行ってきているという現場の実態が紹介され、今後も少しずつ対策していく意識が大切ではないか、などの意見が交わされた。

その他、改正歯科衛生士法に関する西村正美議員との懇談や、診療行為別調査についても取り上げています。

第8回「歯と健康」フォーラム/開催準備は着々と進行中

第8回「歯と健康」フォーラム/開催準備は着々と進行中

 協会は、本年11月16日(日)に第8回「歯と健康」フォーラムを開催します。7月10日には、その第4回実行委員会(委員長:森元主税副会長)を開催し、ポスターやチラシの原案と発注に関することや、スライドの編集作業に着手しました。

 

 

浅野さん250pixCIMG1946

「歯と健康」フォーラムは、会員はもとより広く都民を対象とするイベントです。今回は、管理栄養士、健康運動指導士の浅野まみこさんを講師に迎え、食の大切さ、食と歯・口腔の密接な関係等についてお話しいただきます。浅野さんは毎週水曜日の午前9時20分から、日本テレビのニュース番組「モーニングバード」の中の㈱サンスター提供のコーナーに出演し、歯磨きと口腔管理の大切さ、食に関する様々な情報を発信しています。写真上はテレビ出演中の浅野さんです。

第8回「歯と健康」フォーラムの日時、開催場所は以下の通りです。

 

 

【第8回「歯と健康」フォーラム】

◆日 時 2014年11月16日(日)午後1時30分開場・4時30分終了/予定

◆講 師 浅野まみこさん

◆会 場 全国町村会館

       ・住所 東京都千代田区永田町1―11―35

       ・電話 03―3581―0471(代表)

 

インプラント国民向け情報などを厚生労働省が公表

インプラント国民向け情報などを厚生労働省が公表

厚生労働省はこのほど、「歯科保健医療情報収集等事業」の指針等を7月10日付けで明らかにした。

この事業は、歯科保健医療サービスを実施する全国の歯科医療機関(診療所、病院等)から、歯科保健医療サービスを推進する上での問題点等の情報を収集し、その内容の整理・分析を行うとともに、収集した問題点等の情報を基に歯科保健医療サービスに関する指針等を作成することを目的としており、日本歯科医学会を委託先として実施したもの。このほど公表された指針等は、まず、インプラント関係としては、①歯科インプラント治療指針(平成25年3月:歯科医療従事者向け)、②歯科インプラント治療のためのQ&A(平成26年3月:歯科医療従事者向け)、③ インプラント国民向け情報提供(平成26年3月:一般向け)―の3本。次に、院内感染対策としては、「一般歯科診療時の院内感染対策指針(平成26年3月:歯科医療従事者向け)」の1本。さらに、偶発症対策としては、「歯科治療時の局所的・全身的偶発症に関する標準的な予防策と緊急対応(平成26年3月:歯科医療従事者向け)」の1本で、合計5本となっている。

これらのうち「インプラント国民向け情報提供」では、「安心してインプラント治療を受けるために、最近の重要な研究から以下のことが分かっています」とした上で、①歯科インプラントの寿命について、②インプラントは入れ歯よりも患者さんの満足度が高い治療です、③インプラント治療前にはCT検査が有用です、④患者さんの体質や健康状態によってインプラント治療を受けられない場合があります、⑤歯周病はインプラント治療に影響します、⑥インプラントを長持ちさせるには定期検診が必要です、⑦インプラントも歯周病に似た病気にかかります、⑧インプラント埋入手術にともないトラブルが発生することがあります―の8項目について解説を加えている。

改正歯科衛生士法をテーマに西村まさみ議員と懇談

改正歯科衛生士法をテーマに西村まさみ議員と懇談

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7 月3日、参議院議員会館で、松島会長ら協会役員5名が、西村まさみ参議院議員と懇談を行った。西村議員は今通常国会で歯科に関連する質問を数多く行ってい る。協会では先月18日に成立、施行された「改正歯科衛生士法」に関し、不明瞭な点があるため質問を行った西村議員を訪問し、意見交換など約1時間にわた り懇談を行った。

 

 

 

 

 

 

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改正歯科衛生士法をテーマに西村まさみ議員と懇談

改正歯科衛生士法をテーマに西村まさみ議員と懇談

7月3日、参議院議員会館で、松島会長ら協会役員5名が、西村まさみ参議院議員と懇談を行った。西村議員は今通常国会で歯科に関連する質問を数多く行っている。協会では先月18日に成立、施行された「改正歯科衛生士法」に関し、不明瞭な点があるため質問を行った西村議員を訪問し、意見交換など約1時間にわたり懇談を行った。

社保審医療保険部会で紹介状なし大病院受診に議論集中

社保審医療保険部会で紹介状なし大病院受診に議論集中

第78回社会保障審議会医療保険部会が7月7日、厚労省講堂で開催された。「療養の範囲の適正化・負担公平の確保」「出産育児一時金」「紹介状なしで大病院を受診する場合の患者負担」などが取り上げられた。その中で議論が集中したのは「紹介状なしで大病院を受診する場合の患者負担」で、厚労省側の考えでは、紹介状を持たずに大病院を受診した患者に対し、治療の初回にかかる初診料や、再診料を全額自費負担にしたい、との意向である点が明らかにされ、さらに厚労省側から、現在でも200床以上の病院で紹介状のない患者の初診と再診については、病院が任意で保険外併用療養費が加算できる仕組みがあることを報告。こうした事実を踏まえて議論を行うよう示唆した。しかし、医院側からは、患者が大病院を志向する理由は何か、どのような患者が大病院を選択しているのか、紹介状なしで大病院を受診した患者の病状などに関する具体的なデータ提出を求める意見が出された。しかし、部会の場には、厚労省側にそのようなデータがなかったため、その作成、提示が急務となった。

そのほか、厚労省側が、「定額負担を求める保険医療機関の範囲」「定額負担の額をどうするのか」「新たな定額負担は、高額療養費の対象とするか」などについて説明を加えたが、医院から「定額負担」との表現そのものが、かつての「受診時定額負担」を連想させてしまうほか、これが保険外の布石にされることも考えられるといったことが指摘された。

6・7月号症例研究の掲載と7月号症例研究誤りのお詫び

6・7月号症例研究の掲載と7月号症例研究誤りのお詫び

 6月号及び7月号の症例研究を会員限定サイトに掲載しました。ID及びパスワードを入力してログインをした上でご活用ください。

 また7月症例研究の急性対応加算(5/7・5/16・5/26算定)の点数に誤りがございました。急性対応175点と掲載しておりますが正しくは170点の誤りです。つきましては、正しい点数に修正した7月号症例研究を会員限定サイトに掲載致しますので、ご不便をおかけいたしますがご参照を頂けましたら幸いです。

日本初の本格的な歯科医師コミック作者をインタビューへ/第4回広報・ホームページ部会を開催

日本初の本格的な歯科医師コミック作者をインタビューへ/第4回広報・ホームページ部会を開催

7月2日、午後8時から10時まで第4回広報・ホームページ部会を開催しました。議事では、まず最近の情勢について触れ、安倍首相が提唱した「患者届出療養」と混合診療問題、新成長戦略、「骨太方針2014」、財政制度審議会が自由開業医制度の改革や診療報酬の徹底した抑制を表明、7月1日の集団的自衛権閣議決定などを取り上げ議論しました。

次に、機関紙7月号の内容やレイアウトなどの批評を行った後8月号の編集予定を議論。その中では、主人公に歯科医師を設定した日本初の本格的な歯科医師コミックの作者をインタビューして紹介することなどを決めました。

また、ホームページに関しては、共済部がグループ生命保険の加入者への特典を大々的にPRしたこと、「ハンドピース」をめぐる6月4日の厚生労働省歯科保健課長通知を即日掲載したこと、アクセス数は確実に伸長していること時局的内容、実利を重視した内容の記事が注目されていることなどを報告しています。

そのほか、7月11日(金)午後6時30分から1時間の予定で、第2回メディア懇談会(通算45回目の開催)を開催することを報告し、当日の話題提供内容として、①読売新聞の「ハンドピース」報道記事に対する政策委員長談話、②6月21日開催の第42回定期総会の模様とその後の方向、③新役員名簿の紹介、④最近の協会活動―などを紹介することとしました。

次回の広報・HP部会は、8月6日(水)に開催します。

グループ生命保険加入者特典スタート!/     第1弾は星野リゾート特別優待

グループ生命保険加入者特典スタート!/第1弾は星野リゾート特別優待

グループ生命保険にご加入頂いている会員(同行者も利用可)が、毎日を健康で過ごすお手伝いをしたいと考え、加入者特典をご用意しました。

ご加入者の方はふるってご利用ください。

 

 

☆まだグループ生命保険に加入されていない会員はこの機会にご加入下さい。

 ◆加入者特典第1弾は星野リゾート特別優待

      一般価格から1,000円から5,000円割引(全国26か所)

新しい形のリゾートを次々と生み出している今注目のリゾートグループです。

「日本のおもてなし」が多くの方を魅了しています。同行者(複数)も同様の割引の特典がご利用できます。