第47回定期総会を開催/坪田有史会長を再任
協会は6月16日、中野サンプラザにて2018年度第47回定期総会を開催した。総会には役員、一般会員ら44名が出席、委任状を含めると1042名の出席となり、総会成立要件である会員数の10%を超え、総会は成立した。
今総会は役員改選にあたり、規約に則り総会で理事21名と幹事2名の合計23名を選出し、理事の中から会長および副会長を総会後の理事会で互選した。会長には坪田有史氏が再任、副会長に川戸二三江氏が新任された。
☆新たな役員一覧は下記をご覧いただきたい。
◆各議案を承認
冒頭、挨拶に立った坪田有史会長は、前会長の事業を引き継ぎブラッシュアップしてきたとして、①会員サービスの充実、②「21世紀にふさわしい改革提言2019年版」の発行と活用、③1年間で過去最高の会員増となった会員数の維持を図ること、-を主な活動と今後の取り組み課題に挙げ、2期目に向けての抱負を語った。
続いて早坂美都理事から関係団体や議員からの祝電を披露、その他多数のメッセージが寄せられたことを紹介した。議長には橋村威慶氏(江東区)、副議長に島倉洋造氏(千代田区)が選出され、議事が進められた。
総会議事では、加藤開副会長が「2018年度活動報告」を提案、半田紀穂子理事が「2018年度決算」を報告。浅井武彦監事が「会計監査報告」と「会務報告」を行い、討議のうえ、承認された。
続いて、馬場安彦副会長が「2019年度活動方針」を、半田紀穂子理事が「2019年度予算案」を提案し、質疑討論のうえ、いずれも承認された。続いて、新監事に藤野健正氏を選任、事務局長も承認された。
最後に浅井武彦監事の今期での退任が紹介された。浅井監事には感謝状と花束が手渡され、これまでの長きにわたる協会活動をめぐる挨拶をいただいた。
◆質疑の模様と決議採択
活動報告および活動計画に関する質疑の中では、「監査が一日で終了しているが、資料が膨大なので四半期ごとに実施するなど対応を検討してはどうか」、「診療報酬の点数が高いことを理由に集団的個別指導に呼ぶのはおかしい。協会は廃止に向けて運動をしているが、現在はどのような状況か」、「協会として災害対策への取り組みをどのように考えているか」、「来年診療報酬改定があるが、具体的な方針について執行部の考えを聞きたい」、「診療報酬の引き上げ要求と患者の窓口負担が増えることについてどう考えるか」という五つの質問・意見が寄せられ、執行部が答弁した。
最後に、橋本健一理事が「決議」を読み上げ、賛成多数で採択された。
2期目の会長就任に当たり、今後の抱負を語る坪田有史会長
また、総会記念講演では早稲田大人間科学学術院教授の橋本健二氏が「新しい階級社会と健康格差」をテーマに講演し、現代日本におけるアンダークラスの形成過程と現在の問題、および近未来におけるその存在などについて説明。これまでに把握されているデータ、アンケート結果などをもとに貧困問題と健康格差や子どもの虫歯の関係などについて触れた。
なお、総会に寄せられた各界からのメッセージの一覧、「総会決議」を以下に掲載する。
講演中の早稲田大学人間科学学術院の橋本健二氏
記念講演会場の様子
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