2013年度学術研究会 開催日程が決定しました
2013年度学術研究会の日程
2013年度学術研究会日程が決定しました。歯科開業医の視点に沿ったテーマで4回開催致します。どれも明日からの診療に役立つ内容ばかりです。ぜひご参加下さい。
また、昨年度に引き続き、好評であった周術期口腔管理に関する研究会も開催を予定します。日程が決まり次第、HP・新聞等でご案内します。
○第1回学術研究会
「シンプルな積層充填で行うダイレクトボンディング ~色(明度)・形態・表面性状の調和~ 」
現代のコンポジットレジン修復(以下,CR修復)には2つの役割があると考える。まずは、MI (minimal intervention)の概念に則ったカリオロジー的側面における役割があげられる。FDIが提唱するMIの概念の要旨は①う蝕に対する再石灰化、②う蝕病原性細菌の管理・予防、③歯質保存的な接着修復の優先である。そのなかで、CR修復は③における不可逆的なう蝕に対する第一の処置であり、これによって(1)健全歯質の可及的な保存が可能であり、(2)歯髄への刺激を軽減できることなどから、結果として「歯の延命」が可能になると考えている。
次に、審美・機能性回復の役割がある。コンポジットレジンの性能が進化した現在では、CR修復であっても高い審美性の回復を図ることが可能となっている。
本講演では、充填テクニックを中心に、自然感のあるダイレクトボンディングを成功させるための臨床術式について解説し、クラスⅡ・クラスⅣ窩洞への充填のデモも行う。(講師より)
◆日 時 6月19日(水)午後7時~9時30分
◆講 師 大谷一紀 氏(台東区開業、日本補綴歯科学会専門医)
◆会 場 文京シビック小ホール
住所:東京都文京区春日1-16-21
電話:03-5803-1100
◆交 通 東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅4bまたは5番出口徒歩3分、都営地下鉄三田線・
大江戸線春日駅(文京シビックセンター前)文京シビックセンター連絡通路徒歩3分、
JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分
◆参加費 会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円)
◆予約不要 当日は会員証を受付にご提示下さい。
※平成25年度日本歯科医師会生涯研修3単位の登録を予定しています。
○第2回学術研究会
「歯周基本治療で改善しない原因と対応 ~フラップするとき、しないとき~ 」
中等度以上に進行した歯周炎では、歯周基本治療後も歯周組織の改善がみられず、歯周外科手術が必要となるケースも少なくありません。しかし、手術後も改善がみられず、対応に苦慮した経験をお持ちの先生もいらっしゃるのではないかと思います。
歯周炎は歯周病菌の感染が主たる原因ではありますが、全身的および歯科的なリスクファクターの考慮が必要です。そして、歯周基本治療時には、治療に対する歯周組織の反応を観察し、原因となるリスクファクターを診断・治療することで、歯周外科手術前に歯周組織が改善し易い環境を準備する必要があります。
今回の発表では歯周基本治療と歯周外科の意義について再考してみたいと思っています。(講師より)
◆日 時 7月18日(木)午後7時~9時30分
◆講 師 内田剛也 氏(川崎市開業、日本歯周病学会評議員・指導医・専門医)
◆会 場 文京シビック小ホール
住所:東京都文京区春日1-16-21
電話:03-5803-1100
◆交 通 東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅4bまたは5番出口徒歩3分、都営地下鉄三田線・
大江戸線春日駅(文京シビックセンター前)文京シビックセンター連絡通路徒歩3分、
JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分
◆参加費 会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円)
◆予約不要 当日は会員証を受付にご提示下さい。
※平成25年度日本歯科医師会生涯研修3単位の登録を予定しています。
○第3回学術研究会
保険の範囲でもパーシャルをここまでやろう
歯科診療室に来院する欠損歯列患者のほとんどが保険の範囲での欠損補綴治療を希望して来る。経済的に豊かな人たちにも、そうでない人たちにも学理的に正しい、健康回復に効果のある欠損補綴治療を行うのが我々臨床医のスタンスである。それでは、学理的に正しい治療とはどのような事項で、どんな点に留意して治療にあたるべきなのだろうか。今回はおもにクラスプ義歯をツールとする治療について最新のスタンダードを提示したい。
◆日 時 9月19日(木) 午後7時~9時30分
◆講 師 五十嵐 順正 氏(東京医科歯科大学歯学部教授)
◆会 場 文京シビック小ホール
住所:東京都文京区春日1-16-21
電話:03-5803-1100
◆交 通 東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅4bまたは5番出口徒歩3分、都営地下鉄三田線・
大江戸線春日駅(文京シビックセンター前)文京シビックセンター連絡通路徒歩3分、
JR中央・総武線水道橋駅徒歩8分
◆参加費 会員無料(同伴者は1名につき1,000円、未入会員8,000円)
◆予約不要 当日は会員証を受付にご提示下さい。
○第4回学術研究会
社会の急速な高齢化に伴い、全身的な疾患を持ついわゆる有病者が歯科医院を受診する機会が増えています。このような患者さんが歯科治療を安全かつ適切に受けられるように、しっかりした体制を整えておく必要があります。 歯科治療総合医療管理料に規定する疾患として、高血圧性疾患、虚血性心疾患、不整脈、心不全 喘息、慢性気管支炎、糖尿病、甲状腺機能障害、副腎皮質機能不全、脳血管障害、てんかん、甲状腺機能亢進症、自律神経失調症、骨粗鬆症(BP製剤)、慢性腎不全(透析患者)があります。このような疾患を有する患者さんの歯科治療では、医科との連携が必要な場合が少なくありません。また、偶発症発生の危険も高く、その予防や対応の準備も必要です。スムースな診療連携と安全な歯科治療を行うために必要な基本的ポイントを解説します。
これだけは知りたい! 有病者の歯科治療
◆日 時 10月27日(日)午前10時~16時
◆講 師 中川洋一 氏
(鶴見大学歯学部講師、鶴見大学歯学部附属病院口腔外科ならびに口腔機能診療科)
野口いづみ 氏
(鶴見大学歯学部歯科麻酔学教室准教授)
◆会 場 明治大学・リバティータワー1011号室
住所:東京都千代田区神田駿河台1-1
電話:03-3296-4545(明治大学代表)
◆参加費 1名につき4,000円(昼食代含む)
◆定 員 250名(※ご参加は会員、およびそのスタッフに限ります)
◆要予約 03-3205-2999(社保学術部)