日本学術会議が日本版NIH構築で会長談話

日本学術会議が日本版NIH構築で会長談話 

 

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6月14日に阿部内閣の成長戦略『日本再生戦略』が閣議決定され、エネルギー、環境、健康・医療、都市・インフラ、農林水産業などについて、日本の高度な技術の持つ可能性に期待した内容の戦略がイメージされている。

これに対し、日本学術会議の大西隆会長はこのほど、6月21日付で会長談話「真に成果の出る日本版NIH構築のために」を公表した。

 

 

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その中では、「内容が未だ明確になっていないために、いくつかの分野では懸念が生じている」とし、その具体例として特に「日本版NIH」を指摘。現段階での留意点を掲げている。

具体的には、日本でも生命科学分野の核心には科学研究費補助金等によって促進されている基礎研究と戦略的研究開発とが、車の両輪として機能する仕組みをつくることを強調。また、生命科学分野を支える人材育成にも注力する必要性を訴えている。