11月6日に行われた中医協総会で
歯科医療(その2)が議論され、
「感染症対策」や「医科医療機関への
問い合わせ」の評価などが検討された。
院内感染症対策を評価した新たな施設基準を新設
感染症対策では、外来環とは別に、新たな施設基準の新設が提起された。
イメージによると、施設基準を届け出ることで、外来環よりも低い点数設定ではあるが、
初再診料に加算できる仕組みが検討されている。
一方、施設基準を届出できない場合は、初再診料の引き下げが提案されている。。
歯科から医科への照会を評価
医科歯科連携では、連携推進のため、診療情報などを医科医療機関へ照会した場合の
評価が提起された。合わせて、医科から歯科へ情報提供等についても評価が検討された。
か強診の施設基準を見直しへ
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)については、施設基準の
見直しが提起された。内容は、下記項目が検討されている。
・う蝕や歯周病の重症化予防に関する継続的な管理の実績 地域の健診事業等への協力等)の実績 及び一定期間ごとの研修の受講 ・かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の施設基準における歯科訪問診療の要件については、 歯科訪問診療の実績又は在宅療養支援歯科診療所との連携(歯科訪問診療の依頼)実績 |
支払側 歯管の見直しを要望
議論の中では、支払側の委員から歯管の見直しが強く要望された。
健保連の調査から1回しか来院がない患者に初診時に歯管が算定されている例があるとし、
歯管の算定開始を2回目以降の来院からに改めるよう要望した。