「認知症高齢者をサポートするために」
毎年恒例となりました、当協会と東京保険医協会、千葉県保険医協会の3協会による医科歯科連携研究会を今年も開催いたします。
今回のテーマは、認知症患者に対する医科歯科連携です。皆さまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください。
お電話、FAX、メールなどでお申込みください。
TEL:03-3205-2999 FAX:03-3209-9918
<日 時> 2019年12月8日(日) 14:30~17:30
<会 場> 東京保険医協会 セミナールーム(会場地図は下記参照)
<参加費> 会員医療機関 無料(定員80名)
<対 象> 歯科医師、医師、スタッフ等
医科から 「 認知症の正しい理解 」 櫻井 博文 氏 (東京医科大学 高齢診療科 教授) アルツハイマー型認知症(Alzheimer’s disease:AD)は認知症の原因疾患の60%以上を占めます。ADの特徴的な病理変化であるアミロイドβとリン酸化タウの蓄積は20年以上かけて脳に出現し、神経細胞が変性・脱落します。記憶を司る海馬領域から病変が起こるため、記憶障害(もの忘れ)から始まります。 現在の治療薬はADの進行を抑制する効果がありますが、ADの発症前診断の確立に よって根本的治療法の開発が期待されています。 |
枝広 あや子 氏 (東京都健康長寿医療センター研究所 研究員) 認知機能低下が徐々に進み、社会とのかかわりが薄れている認知症の人にとって、 最後まで残る一番の楽しみは食です。食を守り、生活の継続性を維持するために、歯科医療従事者がケアチームの一員として認知症の人を支援し続けることがDementia Friendly Communityを実現するための取り組みの一つになります。 講演では、経過に伴う食べる機能の低下のイメージと食の支援を考える上での口腔 健康管理に関する連携の視点についてお伝えしたいと思います。 |