歯科関連演題で協会関係者6名が発表/第28回保団連医療研究集会
10月12、13日の2日間にわたり、横浜市内の横浜ベイシェラトンホテル&タワーズにおいて、第28回保団連医療研究集会が開催されました。全国から医師・歯科医師・スタッフ・一般市民など併せて1607名が参加。当協会からは演題発表を行った6名を含め34名が参加しました。
13日は、市民公開講座として女優の倍賞千恵子氏による「歌うこと、演じること、そして生きること」をテーマとした講演が行われたほか、「こどもの虐待―地域の一員としての役割を考える」「医療再生へ、医療の倫理と自治―市場化、医療事故、医療研究の“底流”を穿つ―」をテーマとしたシンポジウムも開催されたほか、オープニング行事や基調講演などが行われました。
14日の午前は分科会や、「これからの開業医と臨床研究の関わり」をテーマにした臨床研究シンポジウム、「医療情報の電子化の光と影~患者の個人情報保護の観点から医療IT化を考える~」をテーマとした講演が同時開催されました。
昼食時には医師・歯科医師を対象としたランチョンセミナーが4つのテーマで開催されています。
さらに午後は「高血圧症に立ち向かう」「糖尿病性腎症の診断と治療の実際」「患者さんが知りたい、糖尿病からわかる歯周病のメカニズム」「かかりつけ医が取り組める在宅医療―実はハードルは低い 地域社会、多職種連携に視線を―」の4つのシンポジウムが開催され、2日間の医療研究集会が終了しました。
【分科会発表者と演題一覧】
◆第1分科会 在宅医療・介護
・戸澤昭彦先生 「インターネットによる『地域包括支援体制』の一試み」
◆第3分科会 歯科診療の研究と工夫
・横山靖弘理事 「時間短縮、技工料節約、各個トレーを既製トレーとアルジネート印象材で作る方法」
・山崎佐智恵歯科衛生士(共同研究者:濱克弥先生) 「フィリピン海外ボランティア活動の報告」
・近藤順子歯科衛生士(共同研究者 濱崎啓吾先生、中川裕美子先生、丸岡豊先生)「国立国際医療研究センター病院における感染予防対策の取り組み」
◆第4分科会 医科歯科連携した研究と日常診療の工夫
・加藤開理事 「睡眠時無呼吸症候群の医科歯科連携の実際と課題」
◆第6分科会 医学史、医療運動史、医療と裁判
・濱克弥理事 「東京医科・歯科会員数1万人達成の歴史」