通知が届いてからでは手遅れ/新規個別指導から保険診療のルールまで網羅
協会は11月10日、協会は新規開業医講習会を開催し、これから新規個別指導を受ける開業医や新規開業を予定している勤務医、患者トラブルなどに備えるため、改めて保険請求やカルテ記載を確認したいという開業医、30名が参加した。
山本鐵雄副会長は挨拶の中で、「講習内容を活かしてカルテの記載を行い、指導では診療の根拠をしっかりと説明してほしい」と強調した。講師陣は、指導で指摘されやすい項目を中心に、保険と自費の混合診療の考え方、歯周治療の流れ、基本的なカルテ記載の要件を中心に説明した。さらに、日常の請求で覚えておきたい初・再診料、歯管などの医学管理料、抜歯の要件に関する手術などの保険点数のルールを解説した。参加者からは「見落としていたことが再確認できた」「明日から活かせる」などの声が寄せられた。
新規個別指導を控えている会員は、指導通知が届いてから慌てることがないように、来年3月開催の新規開業医講習会への参加を勧める。また、患者トラブルからカルテ開示を求められるケースもある。改めてカルテ記載や保険診療のルールを学べる講習会のため、キャリアの有無にかかわらず、不安を覚えたら、ぜひ本講習会を利用いただきたい。