マイナ保険証/ひも付け解除申請の受け付け始まる
10月28日からマイナ保険証の利用登録解除、つまり「ひも付け」の解除ができることとなった。
これまでマイナ保険証は、一度利用登録するとひも付け解除ができない仕組みであった。これに対して、登録が任意であるにもかかわらず解除ができないのは問題があるとの批判を受け、厚生労働省が解除できるように、システム改修を行ったもの。
解除申請は、各保険者で行う。国民健康保険の場合は区市町村、後期高齢者医療制度の場合は東京都後期高齢者医療広域連合、健康保険組合は各組合に連絡する。協会けんぽはマイナンバー専用ダイヤル(0570―015―369)に電話で問い合わせをする。
手続きは、窓口、インターネット、郵送で行えるが、保険者ごとに対応が異なるので確認が必要だ。また、申請から手続き完了までは「2カ月以上の期間を要する場合がある」(協会けんぽ)としている。解除申請には今のところ期限はなく、12月2日(月)以降も受け付けることとなっている。解除にあたり、申請者が有効な健康保険証、または資格確認書を持っていない場合は、資格確認書の交付を新たに受けることができる。
なお、登録解除を行うことで申請者はなんら不利益を被ることはない。ひも付けを行った時に付与されたマイナポイントも返還する必要はない。窓口で患者から相談を受けた時には、以上を参考に説明をしていただきたい。
なお、保団連は患者さん向けに上記リーフレット「マイナ保険証 つくらないとダ?メ」を作成した。ご入用の方は協会運動本部にご一報ください(☎ 03-3205-2999)。