第26回参議院議員選挙 投開票は7月10日に

 第26回参議院議員選挙は6月22日公示、7月10日投票の日程で行われる。今回の選挙は任期満了等に伴う125議席を巡って実施されるが、その内訳は、①非改選の議席を除く選挙区の74議席、②神奈川で欠員となっている非改選の1議席、③比例代表の50議席―となっている。また、6月22日に全国の立候補者が公示されたが、それによると、全国の45選挙区には定員75人に対し367人、定員50人の比例代表には178人の合わせて545人が立候補している。
 今回の参院選投票日の決定は、政府が去る6月15日に第208通常国会が150日間の会期を終えて終了したことを受け、同日午後に臨時閣議を開き、6月22日公示、7月10日投票の日程で参議院選挙を行うことを決めたもの。参議院選挙は、公職選挙法によって国会が閉会してから24日以後30日以内に行われることになっている。
 また、今夏参議院選挙以降、国政選挙は2025年秋まで行われない(この年の10月21日に衆議院が任期満了を迎える)。


◆選挙の争点


 今回の選挙の争点と考えられるのは、①岸田内閣のロシアによるウクライナ侵略への対応、②ウクライナ情勢などによる物価高騰を受けた経済対策とエネルギー対策、③新型コロナウイルス対応、④敵基地攻撃能力の保有を含む安全保障政策の見直し、④憲法改正の是非、⑤デジタル庁に続いて「こども家庭庁」「内閣感染症危機管理庁」などが立ち上がるが、国民への便益はどうなるのか―など。